思い出デジカメ『フジフイルム X-T1』
『フジフィルム X‐T1』(2014年発売機種)
来月の支払いとかローンとかをひっそりと計算して「買えるかな・・・」と悩むデジカメがまた出てきちゃいました。
いったいどうしてくれるんですか!
この決して小さくもなく軽くもなく、斬新なデザインや奇をてらう意匠などない旧来の一眼レフを彷彿とさせる無骨なシルエット、その頑強なマグネシウムのボディを覆うのは強固な黒色塗装の富士フィルムX‐T1。
・・・これぜんぶ俺たちが求めていたモノではありませんか!
伝統的な一眼レフらしいT-X1のサイズは肥大化した横綱一眼にはないしっとりとしたカメラらしいホールド感覚、過酷な撮影にも弱音を吐くことのなさそうな強固なボディとその質量がもたらす安心感。ボディトップに並んだISOダイヤル、シャッターダイヤル、そして撮影者が光を司ることの大切さを忘れるなとX-T1が教えてくれているような露出補正ダイヤル。これら独立したダイヤルがもたらす直感的な操作性、そして一眼レフ然としたこの風貌。
これだけで十分でしょう。これ以上のスペック諸元必要ですか?
わかります。好きになったらそのすべてが知りたいもんですからね。あたくしにだって覚えがありますよ。そうあれは18才の・・・いえ、カメラでしたね。
それではAPS-Cサイズ1630万画素X-trans CMOSⅡセンサーに画像処理エンジンはEXRプロセッサーⅡを採用し、従来機より更に画質に磨きがかかりました。
表示倍率、表示ラグも世界最短のミラーレス機最大の大型EVFは約0.77倍およそ236万ドット。背面には3.0型約104万ドットのチルトアングル液晶モニターを搭載しておりますのでX-T1を持つ撮影者はいつだってどんな姿勢だってクリアな写界で撮影を楽しめます。
そしてクラス最強高感度画質とも言われるX-T1の撮影感度はISO100始まりで最高ISO51200。実写性能面も相当実力が上がっておりましてAF追従で8コマ/秒の高速連写が可能になりました。この膨大なデータを記録するために記録スロットにはデジカメ初のUHS-Ⅱ高速SDカード対応スロットを搭載。この規格のデータ速度は従来が「うららかな小川」だとすれば、UHS‐Ⅱは「箱根八里は馬でも越すが、越すに越せれぬ大井川」くらいの流量の違いがございます。暴れ川です。後のカットが前のデータを追い越さないか心配になる速度です。
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