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思い出デジカメ『ペンタックス istDL』


ペンタックスHPより


『お値段お手ごろデジ一眼ペンタックスistDL。新発売のDS2も合わせてヨロシク!』(2004年発売機種同時期レポート)

DA 50mmF4~200mmF5.6ED 希望小売価格:オープン価格(フード付)
切れ味のよいシャープな描写が魅力の35ミリ判換算76.5~306mmの4倍ズーム。これといって飛びぬけた性能ではないが、味わいのあるなんとなく落ち着く望遠ズーム。気負うことなく穏やかに撮影するのにはとてもいいレンズ。棚田、稲刈り、おふくろさんといった日本的な風景のなかにも溶け込める奥ゆかしい佇まいはistDLプラスDA 50mmF4~200mmF5.6EDならでは。

 
 みなさんこんにちは。
 今朝起きたときからなんだか肩のあたりが重かったのですが、これも寄る年波のせいと力なく空咳をひとつふたつしつつパソコンに向かったのですが、原稿が書けない!この場合、正確に言えば打てないですね。
どんなふうにスランプかというと、いつものなら立て板に水のごとく味わい深い文章が出てくるはずなのですが、どうも今回に限り重症のようでまるでだめ。かれこれ3時間も窓の外に揺れる木々を眺めています。
原稿を書くといってもだいたい月1~2本。せいぜい3本。
たいした量じゃありません。プロの文筆業のヒトビトからすれば微々たる文章量なのでしょうが、それでも業務の主体が撮影という人間にしてみればこれでも四苦八苦なのですよ。
 それでも担当編集者サマに恵まれているので、ひどい駄文を送りつけてもなんとか行間に込めたボクの思いをくみ取り、なんとか皆さんにお読みいただける文章に直してもらっているのですね。
 よいしょっと。
 いえ、べつに掛け声はいりませんね、気にせんといてください。
 たとえば「ぼぼくは、お、おむすび食べないと力がで、でないんだな」と打って送りますね。そうすると編集者サマが「力強く粘りのあるAF駆動はここ一番で頼りになる」という感じに直してくれるんですね。
 ありがたいことです。そんな他力本願なわたしも今回は参りました。でも、すでにペンタックスさまからはistDLを借りてしまっているし、レンズも無理言って4本も借りてしまったし、来月車検だし。
 しかたなく足取りも重く家を出ました。ええ、作例を撮らないと原稿も始められませんから。人間、がけっぷちだと何故か足は水辺に向かうもんですね。
 川の畔で行き交う水鳥たちを眺め、スランプに陥った者らしく自暴自棄になっていきなり400ミリ~600ミリのミラーレンズをボデイに装着してみたんですよボク。ははは。
 35ミリ換算約600ミリ~約900ミリの超望遠レンズを。初めてのボディに。マニュアルフォーカスでピント合わせながら。手持ちで。飛んでる鳥を撮ろうと。はは。
・・・写ってました。リングぼけも鮮やかに。
約2年5ケ月ぶりにマニュアルフォーカスで撮ったのですけどね。ファインダー見やすいですねこのカメラ。

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