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思い出デジカメ企画『血液型別おススメデジカメ』

2014年、いまから10年ちょっと前。
当時はまだ雑誌に勢いがありました。
そんななか、プロカメラマンが血液型別にオススメデジカメを紹介しようではないかというプランが。
このいきおいだけで押し通した洒落企画。
なんの根拠も無いひまつぶしの冗談としてお楽しみくださいませ。
どうかくれぐれも真に受けませんように。


 我々の人生に多大なる影響を与える血液型。
「そんなたった4種類のケツエキで人間わけちゃいけないよ。え?あのナニ考えているかわからないと評判の部長はAB型?やっぱり・・・あの整理整頓好きの経理の娘はA型・・・ああ、どうりで」
と、編集部内で誰かが思いついた『血液型別おススメデジカメ』(2014年)
 血液型別に送るぴったりのデジカメをプロの写真家がご紹介しましょう。
 (これはプロのカメラマンの長年の経験と個人的な思いつきによるものです。どうか鵜呑みにしませんように。そんなにAB型嫌いじゃないから。)

『A型 多勢に大勢、数こそ正義』
日本人では最大勢力のタイプ。耕してよし、収穫整理保存管理よし、マメでマジメでマッスグな3マ揃ったやや面白みに欠ける血液型A型。そんなアナタにオススメカメラはキヤノンを軸に春夏秋冬季節と収穫時期を睨んでカメラチョイス!
EOS kiss X7を軸にカメラ女子を中心に支持されてますペンE-PL6やパナソニックGH4、ソニーRX100Ⅲ」、ファインピクスS1などいかが?

A型写真 
EOS kiss X7
 EF50mmF1.8
大局に流される傾向にあるA型は大勢が可愛いといえば右に倣いがち。そう、今はネコブーム

A型におススメカメラ 『EOS kiss X7』 
 安定感を大切にするA型であればデジタル一眼レフトップシェアメーカー・キヤノンからのカメラ選択はむしろ必然。
 そして革新的なテクノロジーよりもトラディッショナルな一眼レフをチョイス!おすすめは1800万画素APS-Cサイズの大型センサーを搭載しながら約373gの軽量小型一眼レフEOS kiss X7ホワイトバージョン(イメージキャラクター・新垣結衣)でフレフレキッス。

キヤノンHPより

〇「A型はこう撮れ!傑作へのアドバイス」
良く言えば素直、悪く言えば鵜呑みなA型には「明るいF値の単焦点レンズ」で「絞りを開き気味にし」かつ「背景と被写体を離す」と立体感のある写真が撮れるよ!って言うと皆おしなべて傑作。善き哉。


『B型 リスクも辞さず!超絶個人主義』
まるでひとの話を聞かずに唯我独尊諸法無我。気になることには無我夢中。世の風あの風どこ吹く風なフリーダムB型にはこういうプランがございます。なあ聞いてるか?キミ達には安定と一芸を併せ持った伝統的一芸カメラだ画質勝負だリコーGR!
案外がさつなところもワイルドっつうことでオリンパスのタフTG-3、そしてニコンDf、ニコン1 AW1、フジフィルムX-T1、ルミックスGM1などいかがでしょう。

B型写真  
フジフィルムX-T1
 18-50ミリ
俺は俺の道を行く的なB型だけども、反面ものすごくミーハーな部分もいとおかし。

B型おススメカメラ 『フジフイルムX-T1』 
 どこからかやってくる自信なのか、それともヒトにあまり関せずなのか飄々と、しかし強烈な個性を打ち出してくるクールなハートのブラッドタイプB型。
 その手にふさわしいカメラこそが日本が胸張る、富士フイルムが誇る「X-T1」
 モダンクラッシックなクールな外観にしびれ酔いしれあこがれるAPS-Cサイズセンサーの凄いヤツ。ファン多し。

フジフイルムHPより

〇「B型はこう撮れ!傑作へのアドバイス」
X-T1のアドバンストフィルターの「ダイナミックトーン」ならば白飛び黒ツブレせずにダイナミックレンジが広がる幅広いトーンの映像を得る事ができるので、妥協ゆるすまじのB型がコントラストに嘆くこと無し。


『O型 ギミック大好き!流行を追い求めろ!』
基本おおらか、だいたいなあなあ、ほどよくまあまあ、みんなと藹々というよいトコずくしのブラッドタイプO型。おっと、ぼくも偶然O型ですが。そんな優性遺伝・・・失礼、そんな我々にはコチラ、ニコンが遊びに使えるレンズ交換カメラがあってもいいよねと本気で作ったニコン1J4。力を抜くってことが出来んとです我らがニコン。
またはオリンパスE-M10や狙撃カメラSP-100EEイーグルズアイ、カシオEX-100、ペンタMX-1などなど。

O型写真 
ニコン1J4 
10-30mm
豪放磊落剛毅木訥なイメージのO型、ほんとうは胆大心小温厚篤実にて四季折々森羅万象に涙

O型おススメカメラ『ニコン1J4』
 無駄にポジティブ(俺比べ)まだらにハイテンション(俺比べ)嫌なことも要ることもとにかく忘れていまを生きる採集民族タイプのO型の皆さん、元気ですか?今朝のラッキーアイテムは「整頓されたデスク」だそうです。知るかそんなもん、だって僕らO型だから!そんなO型にオススメしたいのがニコン1J4!シンプルボディに1840万画素CMOSセンサーにEXPEED 4A画像処理エンジン。105点位相差検出&171点コントラスト検出のアドバンストハイブリッドAFシステム、最高60コマ/秒の連写スピード!キャー!

Nikonイメージング HPより

〇「O型はこう撮れ!傑作へのアドバイス」
メイクするよりテイクせよとDNAがそそのかすO型が、ナイスカットをモノにするにはとにかく出歩き彷徨うべし。よって軽量気軽なカメラにてマイナス0.3からマイナス0.5の露出補正でじゃんじゃん撮影すべし。



『Ab型 天井天下唯我独尊一点豪華主義』
わからんわけではないがわからんことのほうが多く、ずば抜けてヒトより優れている部分とずば抜けてヌケた部分を併せ持つ星型バランスタイプAb型にはたぶんコレ。世界一イィィィの高品質デジカメ&交換レンズのライカからライカT。またはこだわりのペンタックス645Zをはじめ、シグマDP メリルシリーズ、パワーショットG1X、オリンパスSTYLUS1でクール&ビューティ。

AB型 
STYLUS1 
ドラマチックトーン使用
破綻ぎりぎりの一風変わった着眼点が吉と出るか凶と出るかは遺伝子のみぞ知る諸行無常。

AB型おすすめカメラ『オリンパス STYLUS1』 
ええと、おーい、誰かAB型の扱いに慣れてるひとはいませんか?

OMシステム HPより

〇Ab型はこう撮れ!傑作へのアドバイス」
逆光、ギリ構図、アンダー露出、と普通は戸惑い、思案し、やがて諦める・・・そんなナナメ上からひねり込む視線のAB型とオリンパスの「ドラマチックトーン」フィルターの組み合わせは鬼にランボー。よって無敵。



〇『記事中登場カメラひとくち解説』


OMシステムHPより「PEN Lite E‐PL6」

「PEN Lite E‐PL6」
ミラーレスカメラという一ジャンルを築いたPENシリーズのエントリーモデルE-PL6。超高速AFやタッチAFシャッター、170度まで可動する自分撮り可能なチルトモニターをはじめ、多彩な表現力のアートフィルターなどなどを写真を楽しむ要素満載。またオリンパスマイクロフォーサーズに外れ無しと言われる高画質レンズや規格賛同各社のレンズが多数使用可能。


パナソニックHPより

「パナソニックGH4」
スチール写真だけのヒトにはピンとこないけど、ムービーにも興味あるカメラマンたちは発表と同時にざわついた4K動画撮影可能な高性能ミラーレス一眼。1秒間に30コマの800万画素のスチールを連写していると同等の画質であると説明したら貴方は感動するか呆れるかさあどっち?いずれにしても超高性能な渾身の1600万画素機。


ソニーHPより「ソニーRX100Ⅲ」

「ソニーRX100Ⅲ」
高品位なボディの質感と高精細な画質から人気の高かったソニーRX100シリーズ。三代目はポップアップビューファインダーを組み込むという大技を繰り出してきました。144万ドットの有機ELファインダーです。レンズも通好みの24ミリワイドから70ミリ中望遠換算のレンジをカバー。開放F値はなんとF1.8~F2.8の明るさ!



フジフイルムHPより

「ファインピクスS1」
知らないヒトが見ても、かじったヒトが見ても、あるいはけっこう新型カメラを触る機会のあるアテクシが見ても「ああ、一眼レフね・・・」と思う威風堂々防塵防滴広角望遠を備えたレンズ一体型デジカメ・ファインピクスS1!驚異の光学式50倍の24ミリから1200ミリまでをカバーする圧倒的なレンジの広さに約92万ドットのEVFを覗いた人がめまいを起こすんではなかろうかと要らぬ心配して候。


「タフTG-3」
地面に叩きつけたり、像が踏むプロモーションビデオを作ったりとこれでもか的に頑丈に作られたオリンパス・タフシリーズ。F2.0の明るいレンズ、強化されたマクロ接写機能には顕微鏡モードや、フォーカスをずらしてパンフォーカステイストな写真を撮影できる深度合成モードなどネイチャー仕様。あと、これだけ頑丈に作ったら使う人間がもちません。


Nikon HPより

「ニコンDf」
確固たる目標を定めたらそこへ猛進するB型に、血沸き肉躍り血煙たてて鬨の声を上げそうなカメラをひとつ。精密機器の感触とデジタルの幅広い表現力を併せ持ったニコン自慢のフルサイズデジ一眼Dfをどうぞ。フルサイズセンサーながら1600万画素クラスに押さえたことによる驚異の高感度特性ISO204800の最高感度でこの世のすべてを写し撮れ!


ニコンHPより

「ニコン1 AW1」
確固たる目的地を定めたらそこへ猛進するB型に、血吐き肉断ち嗚咽慟哭上げてもカメラだけは大丈夫なタフモデルをひとつ。レンズ交換式デジカメとしては世界初の15m防水・2m落下耐衝撃性能を持った ニコン1 AW1なぞいかがでしょう?防水レンズはいまはまだ2本ですが、多彩なムービーやエフェクトがもたらす表現力の豊富さをぜひ!

フジフイルムHPより

「フジフィルムX-T1」
見ればみるほど、使えば使うほどに欲しくなる、別れがつらくなる稀有なカメラがこちら フジフィルムX-T1。小さすぎず大きすぎず、カメラがもっともカメラらしかった時代のデザインを彷彿とさせるスタイルに防塵防滴マイナス10度までの耐低温のタフボディ。1630万画素のセンサーは80年積み重ねてきた発色で勝負します。


パナソニックHPより


「ルミックスGM1K」
初めて目にすると思いのほか小さいことに驚くという、デジタル一眼界のトム・クルーズと言われるルミックスGM1K。その端整なカオ形はアルミ削り出しによるダイヤルの上質な仕上がり、マグネシウム合金のボディシャーシ、立体感を感じる描写性能を備えた1600万画素センサーなど小さいボディにぎゅっと性能が詰まってます。


「オリンパスE-M10」
寂しがり屋のくせに強がりがちなセンチメンタルO型にまずオススメするのがレトロな一眼デザインと先進機能を兼ね備えたスタイルが温故知新なオリンパスE-M10。OMD入門機ながら上位機種をしのぐ扱いやすさは特筆モノの16メガ機。キットズームの14-42mmEZは電動ズームのパンケーキレンズスタイル。


「SP-100EEイーグルズアイ」
流行に流されないぜとうそぶく割にはガジェット好きでギミック大好きなO型男子にはコレ。20倍の1200ミリ超望遠ズームとか、洗練された操作性とかアートフィルターによる表現力の新たな可能性とか全部ひっくるめてもこの機能ひとつに叶いません。銃器類の照準システムでおなじみの「ドットサイト」を搭載しました!!!


カシオHPより

「カシオEX-100」
いくつになっても「仰げば尊し」で涙ぐめる、いくつになっても恩を忘れない永遠のO型スチュデントにこそデジカメ先駆者カシオからEX-100。28ミリから300ミリまで全域F2.8の明るいズームレンズに1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。一度のシャッターで2種類のパラメーターを組み合わせた9種の仕上がりを生成したりといまもって先駆者。


リコーイメージングHPより

「ペンタックスMX-1」
男の浪漫は女の不満、わかっちゃいるけどロマンティックが止まらないO型にはペンタックスがナナメ上を目指した上質コンパクトデジカメMX-1。28ミリから112ミリの4倍ズームに約1200万画素最高感度ISO12800の安定感のあるカメラながら売りはここにあらず。「擦れたあとの地金の見え方」にこそ味があるとカメラ上下に真鍮素材を使用しました!

リコーイメージングHPより

「ペンタックス645Z」
芸のためなら女房も泣かすよ俺は!と言ってもAB型ならしょうがねえかと思える芸術タイプにはもうこれでトドメだ!ペンタックスから泣く子も遠吠えしそうな有効5140万画素43.8×32.8ミリの巨大なセンサーは最大撮影感度ISO204800を実現。圧倒的な解像力による映像がもたらす質感に感動せよペンタックス645Z。

シグマHPより

シグマDP 1メリル・DP2新型」
「この圧倒的な精細感のFoveonセンサーに高解像なこのコンパクトレンズを組み込めば良いのができるよねー」的な立ち話がたぶん発端なDPシリーズ。「あったらいいね」をカタチにしちゃう、いますぐしちゃうシグマの画質番長コンパクトデジカメ。このたび新センサーQuattroを搭載したDP2 Quattroも満を持して新発売。

キヤノンHPより

パワーショットG1X MarkⅡ」
案外、当たりまえなチョイスをするんですねABのクセに。って言われたら普通は怒るよ、いいもんはいいんだよ血液型関係ナシにして!という当たり前すぎるコンパクトデジカメの王道をゆくG1X MarkⅡ。約1310万画素で24ミリから120ミリの大口径レンズはF2.0からF3.9の明るさを実現。コンパクトデジカメとしては大型の1.5型センサーを以てボケ味もひとしお。


OMシステムHPより

「STYLUS1」
ええと、コレもレンズ一体型デジカメなんだけどアニキ分のOM-Dにクリソツでレンズはアニキ超えの全域F2.8っつうセンサーサイズ以外はマイルド下克上してます的なオリンパスデジタルカメラシリーズの生意気弟分「STYLUS1」。1200万画素、フルHD動画、28ミリから300ミリにいたる10.7倍ズームで傑作に肉薄。






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