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カメラが買えない


フィルムカメラからデジタルカメラへ

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自身は、20数年前にフィルムカメラを販売していました。当時はデジタルカメラ(デジカメ)が出荷台数でフィルムカメラを抜いた年で、これからのカメラはデジカメが主流になりそうな、そんな時代でした。

やはりその後、あれよあれよとデジカメにその地位を追われ、気づけばフィルムカメラは隅っこに追いやられてました。

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最新機構の新型フィルムとして鳴物入りで参入してきたAPSフィルムは今では生産終了して10年程経ってます。

これを知った時、APSカメラを手にして、どうすんだと呆けてしまいました。

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そして、カメラといえばデジカメを指すようになりました。

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ここで、デジカメとフィルムカメラの大きな違いを列挙します。
1.液晶が付き、撮影後に確認できる。
2.現像は不要、家庭のプリンタで印刷できる(電気代以外のコストがかからない)。
3.フィルムを都度買わなくて良い。
4.パソコンへの取り込みが楽。

今更違いがわかっても何の役にもたたないので「へ〜」くらいに思ってください。

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その後、スマホのカメラ機能が大幅に進化して、コンパクトデジカメ(コンデジ)のシェアを削り、コンデジのメーカー撤退が相次ぎました。

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そして現在

スマホのカメラでは満足できず、カメラを買おう!と思っても、ちょうど良いコンデジが見つからない、というよりほぼ無い。となりました。

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カメラの世界に移行する際
スマホ→(セミオート)コンデジ→一眼レフもしくはミラーレス一眼(→高級コンデジ)

が、良いと思ってます。

間にコンデジが入るのは「価格」と「重さ」。数万円で買えて、軽いカメラを買い、そこに慣れてさらに満足したい人が一眼レフもしくはミラーレス一眼を買う。

これをスマホ→一眼レフもしくはミラーレスにすると敷居がとても高い。いきなり10万円程度の予算を要求される。そして重い。ミラーレス一眼は軽いとはいえ、コンデジの軽さには勝てない。さらに、大きい。

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コンデジがここまで衰退した理由は、スマホの台頭が大きな理由ですが、コンデジ自体に動機付けをしてこなかったメーカーの怠慢も多少はあると思ってます。今更ですが、充電・転送端子の統一、記憶装置の統一が遅れたのも影響してるかと思います。

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さて、コンデジにも種類があります。
・フルオートの「押せば綺麗に写る」機種
・セミオートの「写真を楽しめる」機種
フルオートはスマホと同程度なので消えても仕方ないと思います。
セミオートはスマホに満足できない、でも出せる予算も限られてるといった方には最適なコンデジです。これこそ残して欲しかったカメラです。

と、もう新製品がほとんど出ないカメラについて長々と書いてしまいました。

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次回はカメラ初心者向けに用語の説明でも書けたらと思ってます。

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