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チェキを2眼の中判カメラ(RICOHFLEX VII)で撮影してみた(with露出計)#3
初めに
私はカメラの修理教室に通っていた過去を持ち、最近は半分趣味でカメラの整備・販売をしている生き物です。
当初は週1回程度は更新しようと考えていたのですが、プライベートと本業の関係で数週間更新出来ない状況が続いていました。。。
仕方ありません。
さて、今回は以下の「今後展開について」で記載されていた露出計を使った撮影となります。
詳細は上記の記事を読んでいただきたいのですが、簡単に説明すると露出計を使わず自分の感覚だけで撮影するのは難しいということです。
撮影の素人である私は露出計の存在は知っているものの、実際に見た事も触った事もない状態です。
近所のカメラ屋さんに露出計について聞いてみたところ、値段はピンキリで数万~といった回答を得ました。
軽く遊ぶために数万は払えないなとブツブツと呟いたところ、スマホのアプリに露出計があるという情報を教えていただきました。
しかも無料。
知らなかったです。。。
考えてみたらスマホにカメラがあるので、露出計に該当する機能はあるはずですよね。
となると露出計のアプリはあるに決まってる。
親切に教えてくれた店員さんに感謝です。
ちなみにこの店員さん、「2眼カメラ RICOHFLEX VIIの整備|かけだしのかめらすみす」に登場した店員さんと同一人物です。
露出計について
帰宅後、スマホにインストールしたのは以下のアプリです。
こちらのアプリの詳細は省きますが、素人の私にでも直観的に使うことが出来るアプリです。無料ですし、とりあえず参考程度でも良いので露出計を使いたいという方はこのアプリを使うのがいいのではないでしょうか。他にも露出計のアプリはありましたがダウンロード数はこれが一番多かった記憶があります。
さて早速、こちらを使って、2眼の中判カメラであるリコーフレックスとチェキで撮影してきました。
因みに、リコーフレックスは自分で整備したカメラとなります。
撮影結果
近所の神社・公園や駅周辺で撮影してきました。
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空に広がる木の葉を撮影しました(写真1の左)。
条件はフィルムはチェキ mini(ISO800)、シャッタースピード100、絞りF16です。天気は晴れ、時刻は15時頃。露出計的には、上記の条件で撮影可能でした。
しかしながら、結果は写真1の左の通りで殆ど真っ白な結果となってしまいました。。。これまでの経験を踏まえればこの様な結果になってしまうのは明らかでした。
次に公園内の古い遊具です(写真1の左)。
条件は先ほどと同様です。
やはり空は真っ白になってしまうようです。
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神社内の橋から撮影しました(写真2の左)。
こちら、露出計上の条件はISO800、F16、シャッタースピード50位でしたが、若干曖昧ですが記憶では100で撮影したかと思います。また、これまでとは違い、空が含まれていません。
その結果、非常に写りの良い写真を撮影することができました。
更に近所の駅周辺です(写真2の真ん中)。
条件はフィルムはチェキ mini(ISO800)、シャッタースピード100、絞りF16です。日はそれなりに傾いてきました。
恐らく空は真っ白だけど、建物は綺麗に写るのではと思ったのですが、残念な結果となりました。
最後は某所です(写真2の右)。
露出計では、ISO800、F8でシャッタースピードが2~5といった結果でした。今日の撮影の経験を踏まえると、露出計の結果通りに撮影すると明るすぎるようです。そのため、シャッタースピードだけ変更し10辺りで撮影しました。
その結果、これまでで一番綺麗に撮影できたかと思います。
私はこれで、満足することができました。
学んだり感じたこと
今回初めて露出計を用いて撮影しました。露出計的に撮影可能でも、空は真っ白になってしまうようです。
空以外でも露出計通りに撮影すると、明る目なりがちになります。ですので紹介したアプリと私のリコーフレックスを用いて撮影する場合、露出計の結果よりも少し光量が少なくなるように撮影する必要がありそうです。どの程度少なくすべきかは、感覚的にしか説明できません。しかし、露出計は撮影条件を決めるうえでの参考値にはなりました。
2に関してです。露出計の結果と同条件で撮影すると明るくなりがちになる原因は、少なくとも2種考えられます。1つ目は露出計の精度の問題。2つ目はカメラの問題。さらにカメラの問題には絞りとシャッタースピードの2つの問題に分けられるかと思います。んー、何が問題なんですかね。更なる課題が見つかりました。
今後展開について
絞りとシャッタースピードが適切かどうかの確認方法を調べてみようと思いました。とはいっても現時点で十分に撮影できるカメラではあると考えてはいます。
何度か撮影に用いてきたこのカメラ、現時点で十分に満足しました。自分は元々カメラの販売もしているので、欲してくれて、大切に使ってくれそうな人がいたら販売しようかなとも考えています。そのためには、もう少し外観は綺麗にするつもりです。もし欲しい方がいましたら、「クリエイターへのお問い合わせ」経由でご連絡いただければと思います。
最後に
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
皆さまの何かのお役にたったり、少しでもカメラを魅力的に感じていただけたら嬉しいです。
また、お気軽にコメント・要望などをいただけると嬉しいです。
それでは。