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地方観光DX!フリーランスが各々の専門スキルを活かしてチームで臨んだら、自治体の観光プロモーション案件でどんな成果を残せるのか?#最終報告書

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本記事は、「新しい働き方LAB」の 研究員制度 第4期における指定企画「地方観光DX!」に参加した、私 小野里昌哉(東京でフリーカメラマンやってます)の「最終報告書」です。「新しい働き方LAB」って何?「研究員制度」ってなんのこと???とお思いの方も多いと思いますので、その辺りの解説は、目次の ◆「研究員制度」の趣旨について をご覧頂ければと思います。


◆実験の目的と背景

 6月に、このプロジェクトが始まって 当初の実験計画書に書いた「実験の目的と背景」は、こちらのリンクのhttps://note.com/camera_onozato/n/n4fe2d4bcac5c 該当欄に記しているので、本記事の最終報告書では もう少し、個人的な話を書いてみようと思います。
 私は、1994年に新卒で 東京の小さな撮影会社に就職し、現在まで東京で商業撮影の世界に30年従事してきました。ずっと、商業の世界 つまり、何かの商品や製品 どこかの企業のサービス等を、広報・PRする為の撮影ということです。1994年は、ちょうど就職氷河期が始まった時代で バブル崩壊の影響が、本格的に末端の市民に訪れた時期でもありました。私自身、やっとのことで 小さな撮影会社に就職しましたが、手取りは13万弱で、食べていくのがやっとの状況でしたが 一生懸命働いて、より良い広告写真を撮影して、その写真を見た人が その商品を買ってくれれば きっとまた日本の景気は良くなるはずだ!っと信じて、薄給ながらも 日々研鑽を積み 働いてきたわけですが、ふと自身の半生と日本経済を振り返ってみると、空白の30年と言われ 更に少子化に歯止めがかからない状況です。
 消費を助長するために、一生懸命 広告写真を撮影してきたけど どうやら結果的に日本の景気は、良くなってないぞ?カメラマンとして、社会の一員として、それが正義や責任だと信じてやってきたけど、どうやら違うらしい???では、私はカメラマンとして 残りの人生「何を撮影するべきなのか?」という自問自答が、個人的には根っこの部分にありまして 今までの私の撮影は、商業撮影という性格上 結果的に「拝金主義」になってしまう 消費者に何かしら新製品やサービスを買ってもらう為の撮影なので、消費者がより多くのお金持っていなくてはならないわけですが、どうも世の中そうはならなかった、それが30年も続いたので ここいらで、その価値観を捨てて、地方の価値あるものや 首都圏では経済的に実現できない、豊かな暮らしというものを、PRする為の撮影をするべきなのでは という思いから、今までの30年間の働き方から 少しでも脱却して、新しい働き方にチャレンジしたい というのが、個人的な実験の目的背景でした。

◆検証したいこと

 こちらも、もともとのプロジェクトの「検証したいこと」は 6月当初の実験計画書https://note.com/camera_onozato/n/n4fe2d4bcac5c の該当欄に書いてある通り、全国のフリーランスが力を合わせて 主に地方自治体の観光PR等に関わるプロポーザル案件(公募案件)に、応募してみて 受注できるかどうか というものでした。プロポーザル案件に関しては、私は全ての案件に参加できたわけではないですが、プロジェクト全体としては10数件 企画提案書を作成し 応募しましたが 今年は残念ながら 受注には至らなかったです。
 この「検証したいこと」についても、最終報告書では もう少し個人的なことを書いてみようと思います。指定企画の「地方観光DX」では、先述のとおり、地方自治体のプロポーザル案件に応募する活動と、徳島県那賀町のコワーキングスペースを含め どれだけこの地方を盛り上げることができるか、メンバーの活動と発信で 那賀町の認知度をどれだけ上げることができるかという活動と、能古島での「Synapse Festival」の企画運営https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000151711.html と3本の柱がありましたが、先述の「実験の目的と背景」の内容の通り カメラマンとして、地方の価値あるものをPRするような撮影に、新たにチャレンジしたいということで、徳島県那賀町に実際に赴いて 撮影をし、自身のSNS等を通じて情報発信をしたいと、個人の取り組みとしてはそのように考えていました。

◆活動の概要

 プロジェクト全体としては、
・地方自治体のプロポーザル案件に応募するチーム
・徳島県那賀町のコワーキングスペースを含めPRするチーム
・能古島「Synapse Festival」の企画運営チーム
というように、3チームに分かれての活動でしたが、私は プロポーザルと徳島県那賀町の2つに参加しました。この二つの活動概要は、中間報告書https://note.com/camera_onozato/n/na13c8b4233be にも書きましたが 関わったメンバー皆さんが 普段の仕事がある中 どうにか時間を捻出して、企画提案書を10本以上書き上げて 各地方自治体に提出しました。結果的に受注した件数は、0件でしたが もう本当にみなさん力を振り絞って頑張ったこと、私自身も当事者ではあるのですが 本当に頭が下がる思いです。短期的には結果が出なかったので 無駄な努力と思われがちかもしれませんが、フリーランスの集まりで 企画書を書いたり、案件受注を目指すことは、それこそ「新しい働き方」であると思うし、長期的には この経験が礎なって これからの日本経済の新たな潮流になるんじゃないかと いやなって欲しい!と思っています。各メンバー、本当にそれぞれ頑張りましたが、案件をリサーチしてくれたメンバーの「まくちゃん」は特に頑張ってくれたと、個人的には思っています。この場を借りて お礼申し上げたい気持ちです。本当にありがとう!
 以上が、プロジェクト全体の「活動の概要」でしたが、最終報告書では個人的な「活動の概要」を少し書いてみます。この記事の先述の通り、今までのカメラマン人生から、この実験を通して 新たなカメラマン人生 というか、これから私が撮影すべきは 地方の価値あるもののPRなのではないか?という仮定のもとに、徳島県那賀町に赴き 自身のエックス(旧ツイッター)で、その旅行記的なものを発信してみました。
 私自身、今現在はカメラマンとして活動していますが 以前から、コピーを考えることや文章を書くことに興味がありました。本当は「興味がありました」じゃなくて「好きでした」といいたいところなのですが、何せ「才能」が無いし、専門的な教育も受けてきていない だけど、自身の写真や映像に、短い文章や詩的なものを添えて 発表したいなと、ずっと思っていました。今回、那賀町を訪れて ちょっと短い文章と映像を試験的に メンバーのスラック上に流してみたところ、メンバーの「矢御あやせ」さんに、これとてもいいから、そのままエックス(旧ツイッター)にアップしたらどうですかと、私の密かな想いを見透かしたような助言を頂いて、そこから那賀町の旅行記を本格的に アップするようになりました。
 本当は、こういう感じのことをずっとやりたかったのだけれど 自分の文才に自信が持てず、なかなか一歩踏み出せなかったのですが 文筆業もされている「矢御あやせ」さんに、背中を押され また添削指導をして頂きながら、エックスに投稿を続けました。この時に やっと新しいことにチャレンジ出来たという実感と、この「新しい働き方LAB」の「地方観光DX」に参加して良かったなぁ〜、「矢御あやせ」さんと「坂東」さんというメンバーに出会い、助言を頂きながら 自分自身の新たなカメラマンとしての活動ができたことは、本当に良かったな〜と思ています。

◆アウトプット・成果

 プロジェクト全体の成果としては、プロポーザルに関しては 受注はできませんでしたが、能古島「Synapse Festival」の企画運営は、大成功だったんじゃないかと思います。徳島県那賀町のPRに関しては、ここはあえて私の個人の活動を書きますが、先述の通り「矢御あやせ」さんに、文章を添削してもらいながら エックスに投稿を続けました。今までの私のエックスの投稿のインプレッションは、100前後 良くて200ぐらいのものでしたが、このエックスの投稿https://x.com/cameraonozato/status/1815902953880052177 ではインプレッションが2,200超と、今までの投稿から、10倍から20倍のインプレッションがつきました。その他の投稿でも、500前後のインプレッションがつきました。それだけ、見てくれた人がいたということが 一つの成果かなと思っています、インフルエンサーとしては 大した数字では無いかもしれませんが、新しい試みとして小さな一歩は踏み出せたかな というところが自身のアウトプットだったかなと思います。

◆実験の測定方法

 プロジェクトの当初実験計画書に書いた「実験の測定方法」はhttps://note.com/camera_onozato/n/n4fe2d4bcac5c の該当欄に書いておりますが、個人的な活動の「実験の測定方法」は、「アウトプット・成果」の欄で書いた通り、エックスで情報発信をして どれだけの人が見てくれたのか ということで、瞬間的ではあったかもしれないが 2,200人以上の人に「徳島県那賀町」という場所の認知にはつながったのではないかと思っています。

◆最後にまとめと振り返り

 上記のように、自分自身の新しカメラマンの活動の形として 地方の情報をSNS(DX)を活用して発信してみました。結果は小さい成功だったかもしれませんが、何より 全国のフリーランスと力を合わせて 企画提案書を書き続けたことや、「矢御あやせ」さんをはじめとした 大きな影響力のあるメンバーと知り合えたこと 本当に「地方観光DX」のメンバーには感謝の気持ちでいっぱいで、作業時間的にきつい時もあったけど 参加してよかったなぁ〜と今はしみじみ思っています。

◆「研究員制度」の趣旨について

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」に応募するために、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
「研究員制度」にご興味のある方はこちらへどうぞ。
https://hosting.lancers.jp/lp/lab_researcher/

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