「光学メカ設計技術者講座」開設
●講座開設の背景
光学メカ、いわゆる鏡筒開発設計を行う上で必要となる技術理論と
ノウハウを講座形式にて配信したいと思います。
というのは、この光学メカ開発における、教科書となるべき技術書等はほぼ皆無に近く、各メーカー独自でOJTにて技術継承されてきた。
しかし、バブル崩壊以降の成果主義のために、満足なOJTがされず、技術が個人について回る悪循環も肌で感じていました。
さらに、今ではカメラメーカが大企業に淘汰され、身売りしてしまう厳しい市場環境になってしまっています。
このままでは、光学メカ技術が忘れ去られるのではないかと、強い危機感を覚え、技術の継承のため、講座を開設した次第です。
ここでは、経験と実績から、肝となるノウハウをすべて開示していきます。
光学メカ設計バイブルとしていただきたい。
●講座項目
1、ザイデルの5収差と色収差
~その見極めと対策方法~
2、光学収差図の使い方
~収差図から性能を見極める~
3、偏心系、共軸系誤差感度
~シミュレーションの基本となる感度~
4、レンズデータの見方と光学シミュレーション法
~光学設計の見極めに重要なシミュレーション~
5、レンズの製法と誤差
~球面ガラス、ガラス非球面、プラスチック~
6、レンズ保持方法と誤差
~誤差発生解説と各種保持方法のノウハウ~
7、調心方法
~AXCM、片ボケ、球面収差~
8、鏡筒構造設計方法
~構想設計で重要なポイント解説~
9、鏡筒駆動メカ
~各駆動方式における設計・作り込みノウハウ~
10、フォーカスレンズ駆動メカと制御
~デジタルカメラにおける設計ポイント~
11、レンズ内手ぶれ補正メカと制御
~メカ的注意点と制御見極め~
12、玉枠の作り込み方法
~嵌合径・ぶっつけ面補正~
13、鏡筒の作り込み方法
~嵌合ラジアル、スラストガタ・直進キー・カム~
14、VGシミュレーションと確認方法
~VGの出方、観測ノウハウ~
15、防塵防滴構造
~種類と特徴について~
16、レンズマウント
~経験者の少ない領域、誰も教えれないノウハウ~
17、フィルター枠の設計
18、フードの設計
19、鏡筒部材の金型と成形
購読者のリクエストや後日思い出した必要な項目は追加、変更可能性があります。
また、各種ご要望や質問は随時受付ていきます。
ここでの内容はググって調べられる内容は、基本的に説明しません。
ノウハウや経験談に重きを置きます。
●配信頻度
月に1項目では1.5年ほどの長丁場になるため、出来るだけ月2項目を目指して講座を行い、1年未満で終了を目標とします。
この講座は全てを履修しないと、片手落ちになります。
履修開始するならば、必ず全講座を履修してください。
履修後には光学メカ開発設計に着手できるようになると思います。
ただし、一人前になるには、鏡筒5本以上の開発設計、作り込みの経験が必要と思う。是非がんばってください。
※ 以下変更します! ※
有料にしましたが、まあ、あんまり興味ないですよね。笑
ただ、見てもらわないと書いた意味がないので、
2020年8月6日AM11時より、「1、ザイデルの5収差と色収差」を無料にします。
みなさんに見ていただいて、感想をお願いします。「まだまだ先を見てみたい」「続けて!」だけでも良いです。
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●講座は有料記事です
この講座は私の33年間の技術を全て盛り込んだ貴重な資料となるため、
有料記事とさせていただきます。
講座開設記念として、各項目5部販売まで各500円、6部以降各1,000円以上に値上げする予定です。
また、売れ行き好調な場合は不定期に値上げします。
早い目の購読をお勧めします。
各項目の販売開始はTwitterにて告知しますので、フォローしておいて頂ければ、安価なタイミングで購読可能です。
https://twitter.com/@FieldsStreet
また、購読いただいた方からのご質問には回答しますので、
コメント欄またはTwitterから購読者名を書いてダイレクトメールをしてください。
なお、購読者名が無い、購読者でない場合は回答いたしません。
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下記項目は、この後配信します。
1、ザイデルの5収差と色収差
光学メカと言いながら「収差の話?」と思われるかもしれません。
しかし、基本中の基本である収差を理解し、見る目を養うことで光学設計者にも意見できるようになります。
まずは、この基本の基本を学んでください。
中身の濃い内容になっています。
また、ネットでも調べられない貴重な情報が手に入ると思いますので、
楽しみにしてください!