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解像度よりもセンサーサイズ

 はてさて僕は撮影の勉強をしているデザイナーなのでした。

 デザイナーですので「こういう写真を撮りたい!」という思いはあるのですが、「こういうカメラで撮りたい!」という思いはないのですよね・・・。というか、カメラを知らない、詳しくない、知識がない・・・。

 で、「最近のカメラってどんなものが売っているのだろう?」と思って電気屋さんをのぞいてみました。そうしましたら、飾ってあるpopに驚きました。今の売り文句は「イメージセンサー」なのですね。しかも「フルサイズ」・・・。例えば、フルサイズミラーレス一眼のコピーが「プロ仕様の性能をご体感ください」でした・・・。


プロ仕様の性能をご体感ください


 それから、「カメラを選ぶならセンサーサイズに注目!」「センサーサイズが大きいほど高画質に」だとか・・・。


カメラを選ぶならセンサーサイズに注目!


 その「フルサイズのイメージセンサーの売りって何なのかしら?」と思って他のpopも見てみると・・・まず、ぼけが大きく写る!

ぼけの大きさの違いに注目!


 ぼけを撮るのが流行っているのかしらん? 単焦点レンズを買えばよいのでないかしらん? ・・・それから、フルサイズの売りは・・・暗いシーンも美しい! 幅広いダイナミックレンジ!


より大きいセンサーサイズをおすすめする理由


 暗いところでも撮れるのは良いですねー・・・ところで「ダイナミックレンジ」って何でしょうか? 僕はカメラを知らない、知識がない・・・ネットで検索してみましたら・・・以下引用。

ダイナミックレンジは、デジタルカメラが画像として再現できる最も暗い部分から最も明るい部分の幅の広さのことを言い、ダイナミックレンジが広いほど白飛びや黒つぶれを抑えた階調豊かな写真を撮ることができます。 一般的には、画素ピッチが広いほど(つまり画素数が少ないほど)ダイナミックレンジは広くなります。


 なるほどなるほど。「暗いシーンも美しい」と「 幅広いダイナミックレンジ」は、ほぼ同じ意味なのですね。「ダイナミックレンジ」は、なんとなくわかりましたけど、驚いちゃったのが・・・、


 画素数が少ないほどダイナミックレンジが広くなる


 ・・・
という一文ですね。今って、もしかして、画素数が少ないカメラの方が流行っているのかしらん? ・・・そういえば、popに「このカメラは画素数が何十万画素!」とか「このカメラは解像度が高い!」とかいうコピーは、ぜんぜん見当たらないですね・・・「画素」とか「ピクセル」って文字すらない。なんだか僕の知らない間にカメラ業界の流行りが変わってしまったような・・・。ところで「画素ピッチ」って何だろうなぁ? あぁ、世の中は知っていることよりも、知らないことの方が多い・・・。

 あ、それから、僕がわからなかったのが、次の写真の、この図です。


これってイメージセンサーの大きさの話なの???


 これってイメージセンサーの大きさの話なのですかね? 画角の話なのじゃないのかなぁ? ズームはできないレンズってこと? 同じ位置から、ズームのできないレンズで、イメージセンサーが変わると、画角が変わるってこと??? うーむ、わからない・・・ちょっと調べてみます・・・。けど、調べるとわかるかといえば、わからないのですよね。新たな疑問が増える・・・で、結果、いつまでたっても、わからない・・・。

 ということで、今回のまとめですが・・・僕の知らないうちに時は流れ、街は変わり、流行りも変わって、カメラ業界は画素数を競う時代は終わっていましたた・・・画素数を競っていた過去を、少女だったと懐かしく思いだしてしまいました。日付は遥かなメモリーですね。あぁ、思い出がザルいっぱい。

 てなわけで、僕の未来予想図ですが、おそらく、これからの若者は「解像度を上げる!」とは言わなくなって「イメージセンサーを広げる!」と言い出す ・・・ん!? イメージセンサーは広げられないか・・・なので「フルサイズセンサーのカメラを買う!」と言い出すと思います! ・・・てなわけでございまして、こちらからは以上でーす!

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