解像度は下げる!
「解像度」って名前がよくない気がするなぁ・・・あ、唐突に語り出しちゃってスイマセン。前回の続きです・・・。
えーと、「今年は一眼レフで動画を撮ってみよう!」と思い立って、動画編集の本を読んでいたのでありした。そうしましたら、解像度の説明が書いてありまして・・・解像度に関しては何回か書いたのですが・・・。
・・・解像度ってわかりづらいのですよね・・・で、僕は思うのですけれど「解像度」って名前が良くない。「解像度」じゃなくて「画像密度」って言った方が良いような気がします・・・詰まっている! 密度が高い! 高密度!! それが「解像度が高い」・・・ですから、あのー、東京都とブエノスアイレスだったら、東京都の方が人口密度が高い・・・たぶんですけど。ブエノスアイレスに行ったことないので・・・で、東京都という土地の大きさの中にいる人の量と、ブエノスアイレスという土地の大きさの中にいる人の量では、割り算してみると東京都の方が人が詰まっている。密度が高い。この「密度が高い」って意味がイコール「解像度が高い」って意味だと思われ・・・。
・・・あ、けど、その詰まっている画素もちゃんと「情報が入っている画素」じゃないとダメで・・・。色情報スカスカのボケボケ画像なのに、そのデータの解像度を高くしても意味がないので・・・。前回に書いたピザの例えでいえば・・・Aのピザはトッピングがあんまり乗っていない。Bのピザはいっぱい乗っている。で、Aのピザを8分の1にして、Bのピザを4分の1にしたら、Aのピザの1ピースは小さくてトッピングが少ない。Bのピザの1ピースは大きくてトッピングが多い。でもって、このカットしている数が、解像度は解像度でも絶対解像度。または、画面解像度。で、ピザのトッピングは、解像度は解像度でも相対解像度。つまり、データの解像度。そんでもって、Aは絶対解像度が高いけれども相対解像度が低い。Bは絶対解像度が低いけれども相対解像度は高い・・・って、やっぱりわかりづらい! このピサの例えダメかも!!
僕に解像度の説明は無理なのかもなぁ・・・話題を変えよ・・・それから、あれです、ず〜と気になっている最近の若者が言い出した「解像度を上げる」という慣用句なのですけど・・・解像度をいろいろ調べてみて思いましたけど、解像度って上げるものじゃなくて、下げるものなのではないかしらん?
・・・あ、けど、あれですよ、まず最初に高解像度のデータをもっているのが大前提で。カメラだったら高性能のカメラで撮りましょう。スキャンするなら精密なイラストを細部まで読み込めるスキャナーでスキャンしましょう。で、その高解像度のデータを、印刷にするのであれば解像度を350dpiに下げる。ホームページに使うのだったら72dpiに下げる。フルHDのディスプレイで見るのだったら・・・てなかんじで、何に使うのかによって解像度を下げる。・・・だからあれです、対機説法です。お釈迦様が説法をするときに、その人の立場や能力に合わせて法を説いたという対機説法。人を見て法を説く。解像度の場合だったら、チラシに印刷をするのか、新聞に印刷するのか、どんなデバイスで映像を見るのか、それらによって、解像度を下げる・・・つまり、高解像度データとはお釈迦様のことだったんですね ・・・う〜ん、この例えも違うような気がする・・・俺って例えるのヘタだなぁ・・・あ、最後にさらに動画編集の本から解像度の説明の引用。
動画データの解像度と、それを再生するディスプレイの画面解像度は別です。例えば動画の解像度が4K(3,840×2,160)であっても、再生するディスプレイの画面解像度がフルHD(1,920×1,080)であれば、フルHDの解像度(ディスプレイ解像度)で表示されます。逆に、動画の解像度が低ければ、解像度の高いディスプレイで再生しても高画質になりません。
この「動画データの解像度と、それを再生するディスプレイの画面解像度は別」というのと「動画の解像度が低ければ、解像度の高いディスプレイで再生しても高画質になりません」ということがもっと一般の人に理解されれば、世の中の解像度に対する理解が深まり、延いては、チラシのデザイナーにインターネットから引っ張ってきた72dpiの小さな画像を渡して「これで印刷してよ!」などという人がいなくなる・・・って、なんだかB級チラシデザイナーのただのグチになってきちゃったんで、今回はここまで! ちょうど時間となりました〜♪ てなわけで次回を刮目相待!
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