写真をボカしてみまショー!
話が通じるってうれしい
さてさて、カメラの「ピントが合う」ということがわからなくって、あれやこれやと調べていまして・・・。が、あのー、ネットの記事などを読んでみても、カメラ・ド・シロウトの僕には専門用語が多くってよくわからないのですよね・・・とほほ。けれどもそれでも、ガマンしながらも、いろいろと読んでみて、ふと僕に訪れた気づき。それは「ピントってのは、もしかして目の話なんじゃないのかい?」ということ。ということで、前回に目の話を書きました。そうしましたら、その記事に初めてコメントをいただきました。やれうれしや。何がうれしいって、カメラ・ド・シロウトの僕の話が通じているっていうのがうれしーっす。てなわけで、そのいただいたコメントをご本人の許可を得てご紹介させていただきます・・・。
こんばんは、初めまして。強度の近視・乱視持ちです。裸眼ですと、常にアウトフォーカスです。焦点距離は、せいぜいマクロレンズの開放付近くらいです。裸眼で夜景を見ると…すべてが玉ボケになります。そんな私ですが、ハードコンタクトレンズを装着すると、一気にF22くらいは見えるようになります。
中岡始さん、コメントありがとうございました。中岡さんのnoteをチラリと読ませていただきましたが、なんとkindleで紫陽花の写真集を販売されているんですねー。すご〜い!
というわけでございまして、今回は中岡さんにいただいたコメントから、カメラ用語の勉強をしてみようと思います!
「アウトフォーカス」とは何か?
まずですね、僕は「アウトフォーカス」という言葉の意味がわからないのでした・・・。調べてみますと「アウトフォーカス」とは「ピンボケ」のことみたいですね。フォーカス(焦点)のアウト(外)って意味かなぁ・・・。おそらく英語的に正しくは「Out of focus」なのではないかと・・・。日本語で言えば「焦点の外」。さらに調べてみると、元は映画の撮影技法だったとか・・・。むかしの映画はフィルムで撮影しますからね。ちなみに世界のキタノ監督はいまだにフィルムで撮影しているみたいですよ。すげぇ〜。さすが足立区のタケシ! で、えーと・・・「アウトフォーカス」は特殊の効果を生むように、わざとピントをぼかし撮影することのようで。「意図的なピンボケ」みたいですね。それが、「アウトフォーカス」。「ちょっと、ここのシーン、アウトフォーカスに」とか言って・・・くぅ〜、プロっぽいな「アウトフォーカス」って言葉! ・・・ちなみに、むかしの映画でヒロインの女優さんが出てくると、周りをボカしてましたよね・・・「紗がかかる」なんて表現で言ってましたが、あれも「アウトフォーカス」なのですかね?
「紗がかかる」とは何か?
ということで「紗がかかる」も調べてみました・・・以下引用。
「うすい布のことを『紗』といい、レンズの前に、枠に張った薄い布をおいて撮影する技法。 レンズの前に『紗』をつけると軟焦点効果が得られる。『紗』をかけると、繊維に光が乱反射し、うっすら白みがかった感じでぼやけて見えるので、シーンに柔らかい効果を狙うときに使った」
とのこと・・・なるほどー。本当に薄い布である「紗」をかけていたのです。なので「紗がかかる」って言っていたのか・・・「アウトフォーカス」と「紗がかかる」は「意図的なボケを狙う」という意味では同じですが、技法が違いましたね・・・。
「軟焦点効果」とは何か?
で、この「紗がかかる」に関しての引用文の中にある「軟焦点効果」というのも、わからないのですが・・・こちらも調べてみると、これは「ソフトフォーカス」と言うそうで。ソフトなフォーカス。「ぼわぁ〜」とした感じに写すことでしょうね。「軟焦点」なので、「アウトフォーカス」ほどはボケてはいない。「フォーカス」の「アウト」ではなく、柔らかく「フォーカス」は合っている。それが「ソフトフォーカス」みたいです。
・・・ということでございまして、僕は、カメラノ・ド・シロウト・ベルジュラックですが、上記3種類の撮影をやってみようと思います!ということで「 写真をボカしてみまショー!」の開催です!!
「紗がかかった」撮影をしてみるの巻
撮影するのはおなじみ、僕がデザインした「やきとりを塩で食べるための塩」でございます。アマゾンにて好評発売中!
https://www.amazon.co.jp/stores/page/781F3E3D-1772-48B1-A6B9-3A015C95F6D4
それではまず「紗」をかけた撮影です。・・・ですが、家には「紗」がなかったので、ティッシュペーパーで代用。ティッシュの真ん中に穴を開けてカメラに装着・・・。
なんだかとっても貧乏くさい感じのレンズになりました・・・お金がなくて新しいレンズが買えない人のレンズみたいです・・・。ということで、このレンズで撮れた写真がこちら!
おー、意外にも、とっても良い感じじゃないですかぁー! 「紗がかかった」じゃなくて「ティッシュがかかった」写真ですが・・・。なんだか「過去の思い出の塩」って感じですね。「あの塩をもう一度食べたいと、今でも思う。あの頃の僕らはまだ16歳で、どんだけ走っても疲れなかった・・・」みたいなシーンの写真ですかね・・・。
「ソフトフォーカス」で撮影してみるの巻
続いて、ソフトフォーカスで撮影。なんだかカメラのモードを使えば、簡単に「ソフトフォーカス」なんて撮れそうですが、昭和生まれの第二次ベビーブーマー世代の僕は、そんなZ世代なことはしません。なので、レンズにサランラップを3枚貼ってみました。そのレンズがこちら!
お弁当の、おにぎりみたいですが・・・形が変・・・握るのがヘタ・・・。おそらくお父さんが握ってくれたのかな・・・お母さんはどこに行っちゃったの? って、こんなレンズでも撮れました。写真はこちら!
これは・・・「今まさに魂が抜けようとしている塩」ですね。それか「やたらに熱い塩」にも見えます。こんなに湯気が出ていたら、さわれないですね・・・。もしかしたら「過去から現在に今、移動してきたばかりの塩」なのかもしれません。「何のために未来から塩が!?」っていう塩。・・・ってこれは「ソフトフォーカス」なのかしらん? なんだか違う気がする・・・あえて言うなら「サランラップフォーカス」ですかね・・・。
「アウトフォーカス」で撮影してみるの巻
最後は「アウトフォーカス」です。もっと画像をボカそうと、サランラップより厚い、梱包素材の通称「プチプチ」をレンズにかぶせてみました。
「アマゾンで頼んだレンズが届いたんで、梱包材を途中まで外したところでカップヌードルを食べようと沸かしていたお湯が沸いて、あわてて台所にガスを止めに行ったときのレンズ」みたいになりました・・・そんなレンズで撮れた写真がこちら!
これは・・・「夢に出てきた何か」ですね。おそらく、「別の次元から僕に話しかける、未来を予言をする何か」ですね。「お前は明日の昼、春菊天そばと鶏丼のセットを食べるであろう」みたいな、どうでもいい予言を・・・。これはかなりに「アウトフォーカス」な写真となりましたー。
・・・って、なんだかとっても長いブログになっちゃいました・・・。いただいたコメントの後半でもお勉強をしたかったのですが・・・ちょうど時間となりました〜♪ ということで続きは次回! 刮目相待!!