カメラコケの一年は岩をも通すか?
はてさて、歌は世につれ、世は歌につれ、孫をつれてた隣の婆さん、偉人さんにつれられて行っちゃった〜♪ なんてなことを言いますが、世の中の流れは早いもので1年が経ちました! ・・・え〜と、何が1年経ったのさ? あ、このブログをはじめてから早1年なのでありました・・・。
思い起こせば1年前。あれは1年前〜♪ 東京は大田区下丸子にあります、地元に愛されまくっている居酒屋、鳥八さんの大将に「料理の写真を撮ってよ!」と頼まれたのでございます。
おっちょこちょいデザイナーの僕は「ようがす!」と二つ返事で請け負ったのですが・・・ん? そういえば、二つ返事ってなんだろう? 「はぁ」と「へぇ」の二つだと、やる気がなさそうな二つ返事ですよね・・・ネットで調べてみると二つ返事は・・・「はい」「はい」らしいです・・・へー・・・けど、それだと「はい、はい・・・わかりましたよ! やればいいんでしょ! やればぁ!!」みたいな感じで、やさぐれているような返事ですよね・・・それはそれとして、僕は「よう」「がす」と二つ返事で請け負ったのですが、それが大きな間違いで・・・。
「一眼レフのカメラがあるから撮れるだろう! デザイナーも30年やってるし!!」と思ったのではございますが、結論として、デザイナーはカメラマンではなかったです・・・わたくしの自信は脆くも打ち砕かれ、心の骨が「ギボン!」と音を立てて折れ、クラムボンはカプカプ笑ってました・・・。そんな「こんな写真じゃ、ぜんぜん使えないやぁ」と思った写真がこちら・・・補正して使いましたけどね・・・。
この写真を見て「これな写真じゃダメ!」とデザイナーの僕が怒り出し、「一眼レフの持ち腐れだ!!」「俺は撮影のことを何も知らない愚か者だ!」とカメラマンになりたい僕は落ち込みました・・・ということがありまして、三年寝太郎だった僕が一念発起、コケの一念岩をも通そうと思って・・・あ、そうだ、知ってました? 「コケの一念」の「コケ」って「苔」のことじゃないんですよ。「苔が、がんばって一年かけて岩にトンネルを開通する」って意味の、ことわざじゃないんです。何なんだ、そのことわざ・・・。「コケ」は「虚仮」と書きまして意味は・・・(1)心の中とうわべとが一致しないこと。偽り。(2)思慮の浅いこと。深みのないこと。ばか。・・・という意味らしく・・・「ばか」ってひどい! で、そんな「カメラコケ」の思慮の浅い僕はネットのお仕事マッチングサイトで「撮影をやさしく教えてくれる先生」を調べまして、紹介していただいたのがスタジオバンバンの西田カメラマン先生だったのでございました。
西田カメラマン先生から、この1年で9回のレッスンを受けました。手取り足取り、上げ膳据え膳、基本の「キ」から教わりました。ちなみに今は基本の「ホ」を教わっております。・・・一年前の僕って、カメラレンズの外し方もわかっていませんでした・・・よくそんな知識だけでレッスンに行きますよね、俺。西田カメラマン先生には不肖の弟子でご迷惑をおかけしております。本当に感謝、感謝・・・。
そんなこんながありまして、茶色い戦争ありまして、一年間が経ちました。ノドが鳴ります牡蠣殻と。で、今の僕には一年前には持っていなかったものがあります。まず、三脚があります。そして、レフ板もあります。単焦点レンズまであります。そして何よりも、かによりも、エビよりも、一年間勉強した知識と技術があるのでございます。もう僕はカメラレンズも自分で外せます! えっへん! ! てなわけでございまして、一年前と同じようのモノを撮影してみましたのが、こちら!
お〜・・・、なかなかどうして、レタスの緑を入れているところがプロっぽい。いよっ、このっ、レタス上手!! でもって、この写真を・・・まだ何がなんだか理解していない「RAW現像」をしましたものが、こちら!
いっすねー・・・今にして見ると右上の空きが気になるなぁ。なんか置けばよかった・・・けれど、もうちょっとがんばれば喫茶店のメニューとかに使えそうな写真ではあります。一年前と同じカメラで同じ人が撮ったとは思えない写真です。って、「同じ人」って、僕のことなのですが・・・。
・・・って、なんだか自画自賛のnoteで申し訳ない・・・あのー、僕は知り合いが少ないので、僕のことをほめる人って、僕しかいないんです・・・とほほ。ということで、「このレベルで撮れてれば、チラシやネットで使えそう」とデザイナーの僕からお許しが出ました。カメラマンになりたい僕としてはホッと胸をなでおろして、大根をおろしたりしております。・・・ということでございまして、今後は簡単な撮影のお仕事だったら受けちゃおうかなぁ・・・って、まだ無理かなぁ??? ・・・次回、西田先生に相談してみようっと。てなわけでございまして、いつも読んでくれている読者の皆様! ・・・って、そんな方いるのかな? 「カメラコケ」の僕でも1年間、撮影の勉強を続けたら、これぐらいの写真を取れるようになりました! カメラがバンバン上手くなる秘訣は・・・「プロに教わる」です! 秘訣じゃないかな、当たり前か・・・。というわけで、カメラコケな僕のカメラマン修行、2年目のnoteもお付き合いくださいませませー。
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