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ホワイトバランスとは何か?
さてさて僕はスタジオバンバンの西田カメラマン先生に弟子入りをしまして撮影修行をしているのでありました。
あ・・・今さら気がつきましたけど、もしかして「カメラマン」て呼び方は、今の世の中だと不適切にもほどがある? もしかして男尊女卑? 今までまったく気がつかないで、このnoteに「カメラマン」っていっぱい書いてしまいました・・・。
けどそうなると「ヤクルトレディー」もダメなのかしらん? 「日生のおばちゃん」とか・・・なんか「おばちゃん」って言葉自体を言ったらコンプライアンス的にダメな世の中のような感じがしますが・・・。
って、「コンプライアンス」って何なのでしょうね? アチキはテンプラは好きですが、コンプラは嫌でアリンス。コンプラふねふね、おいてに帆かけて♪ ・・・あのー、「コンプライアンス」って「コンプレイン」から来ている言葉だと思うのですが・・・「complain」って「不平を言う」って意味ですよね。なので「compliance」って「法令遵守」とかって訳されますが、もしかして「不平を聞く」って意味なのかなぁ・・・嫌だなぁ、不平ばっかり聞くのは ・・・。「暗い」と不平を言うよりも、ホワイトバランスで補正しましょう。
いやしかし何ですね、まぁー、カメラマンは何を言っているのかわからないのですね。なぜ、カメラマンが何を言っているのかわからないのか? それは・・・僕がバカだから・・・「バカ」って失礼な! ・・・「バカ」って書くと身も蓋も取手も鍋底も鍋敷きもル・クルーゼもル・レクチェもないですね・・・えーと、僕にカメラの知識がない。カメラ専門用語を知らない。なので、カメラマンさんの言っていることは、僕にとってはトンチンカンチンプンチン。まるで外国語のようです。僕はまるで不思議のカメラマンの国に迷い込んだって感じで・・・あぁ、言葉がわからないって、せつない・・・。
で、そのわからない言葉が、やたらにいろいろ、いっぱいあるのですが・・・いまだになんだかよくわかっていない撮影専門用語ツートップが「ホワイトバランス」と「RAW現像」なのでした。で、僕が浅はかな薄い知識で捻り出した理論が、RAW現像とはカメラマンの方が・・・「カメラパーソン」の方がいいのかな?・・・えーと・・・「カメラの撮影が達者で撮影の知識が豊富な人間」と言えば、どこからもコンプレインは来ないかな? ・・・めんどくさいので、やっぱりカメラマンにします。えーと、僕は「カメラマンがホワイトバランスを調整するということがRAW現像じゃないかいな?」と思ったのでした。で、それを西田カメラマン先生に確認してみたら、どうやら違うようで・・・。
西田先生の説明によれば「RAW現像とは本来は文字データで見ることができないものを映像化する作業」みたいな説明だったのですが・・・この説明を聞いて僕が思ったのは、「RAW現像とはアナログ時代のフィルム現像の名残なのかな?」と思いました。むかしはフィルムなので、現像をしなければ絵が見られない。現像の仕方もカメラマンの腕次第。・・・けれど、令和の現代ではカメラの設定でRAWデータと共にjpegデータも保存されちゃうのですよね。なので、ファイルを開いて見られてしまう・・・そういう現状からしますと、RAW現像とは「カメラマンがする補正作業」って理解でいいのかなぁ・・・。うーん、やっぱりRAW現像って僕にはわからない・・・。
ということで、RAW現像はちょっと置いておきます。その辺に。部屋の隅の方に。そのコンセントの脇あたりに置いておきまして・・・今回は僕のわからない撮影用語の二代巨頭のもう一つ「ホワイトバランス」について学習します。ホワイトバランスっていったい何なのさ?
で、えーと、最近の僕は13年前のコンデジで撮影をしているのでありました。13年前のコンデジなのですが、なかなかどーして、キレイに撮れます! 「がんばれば」ですが・・・。
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で、改めまして、その13年前のコンデジの説明書を読んでみましたら・・・載っていたのですよね、ホワイトバランスが! ・・・僕は言いたい。13年前の僕に言いたい。「説明書、読めよ、13年前の俺!」と。 13年前からちゃんと撮影の勉強をしていればで、今頃は立派なカメラマン・・・「カメラ人間」って表現の方がいいのかな? ・・・立派なカメラ人間になれていただろうに・・・。って、「カメラ人間」ってネーミング怖いですね。「STOP! 映画泥棒」みたいな人かしらん? あんな人間にはなりたくない! で、えーと・・・なんの話でしたっけ? あ、そうだ、13年前のデジカメの説明書の話でした。では、その13年前の説明書に載っていたホワイトバランスの説明がこちら・・・。
ホワイトバランスを調整する
撮影時の光の状態に応じて、画像を自然な色合いに調整します。
とありまして、選べるモードは6つで・・・。
・オート:カメラが自動的に調整します。
・太陽光:太陽の下で撮影するときに設定します。
・日陰:日陰で撮影するときに設定します。
・白熱灯:電球など白熱灯で照明されたものを撮影するときに設定します。
・蛍光灯:蛍光灯で照明されたものを撮影するときに設定します。
・マニュアル:手動で調整して撮影するときに設定します。
・・・あれ・・・ホワイトバランス自体の説明が書いてないですね・・・。ホワイトバランスとは・・・ネット検索、検索・・・簡単に書きますと・・・、
撮影現場での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能
・・・なのだそうです。「撮影現場の白」を再現するのが、ホワイトバランス。で、13年前のコンデジの説明書を読んでみて、知らなかったのが「マニュアルでホワイトバランスを設定ができる」ということでした。そんなことができるなんて知らなんだ。「その撮影する場所で最初に白いものを撮れば、その場所での白を設定できる」というもの。へー、そんなことができるんだ! 13年前のコンデジなのに。優れている! えらい!! 気がつくのが13年遅いぞ、俺!!
で、えーと、このホワイトバランスを調べてて思いついたのが「家の中でホワイトバランスのモードを変えて撮影したらどんな写真が撮れるのだろう?」という疑問なのでした。ということでやってみました! やるって大事! やると何かがわかる! やってみもしないでダメと決めるのは、自分の無知と無能を認めること! それから、やると語れます! 「やっていない人の話」を聞いてもなんの参考になりません。やっぱり「やった人の話」の方が勉強になります! ・・・ちなみに僕は、間違って刺身にウースターソースをつけて食べたことがあります。その体験からわかったことは、「途中まで変な味のしょう油だなぁと思って食べていた」ということです・・・ほら、「やった人の話」は参考になるでしょう! まぁ、これは「やった人の話」というよりも「やっちまった人の話」ですね。しょう油とソースの違いぐらい分かれ、俺の舌! もう僕の舌の感度がホントに悪い。流行りの言葉で言えば「舌の解像度が低い」・・・とほほ。
というわけで、ホワイトバランス実験のコーナー! ちなみに僕の家の蛍光灯はこんなのです・・・。
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・・・あ、蛍光灯って写真で撮ると周りが暗く写るんですね! へー、何でだろう??? ・・・何でかはわからないですが、こういうのも知っておくと、あとあと蛍光灯を撮影するときの対策が立てられますね。こういうのを「傾向灯対策」と言います・・・グラッチェ!
ではでは、まず「オート:カメラが自動的に調整します」で撮影すると・・・。
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こんな感じです・・・ちなみにこれは奥さんが作ったタコの焼き物です。かわいいなぁ。ちょっとピンボケで暗いですが・・・。これがカメラが判断した撮影したときの白だそうで・・・。続いて、「日陰:日陰で撮影するときに設定します」で撮影すると・・・。
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ん〜・・・オートといっしょ? なんか違うかな??? ・・・床の白さがちょっと違うかな・・・続いて「太陽光:太陽の下で撮影するときに設定します」で撮影すると・・・。
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んんん・・・全部いっしょ? さっきから同じ写真? もしかして、ずっと一緒の写真を載せてる??? ピンボケまでいっしょだし・・・。よーく見ると、後ろのグレーの色が少し違いますかね・・・。続いて「白熱灯:電球など白熱灯で照明されたものを撮影するときに設定します」で撮影すると・・・。
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うわぁ! 青い!! なんで白熱灯モードだけ、こんなに青くなるのだろう? そして青くてもピンボケ・・・。「なんで青くなるのか?」は追々、調べてみます・・・続いて「蛍光灯:蛍光灯で照明されたものを撮影するときに設定します」で撮りますと・・・。
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あ、戻った。また、一緒の写真??? そして最後に「マニュアル:手動で調整して撮影するときに設定します」で撮ってみますと・・・。
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これが一番正しい白・・・のはず。なので、一番正確な色が出ている・・・はず。けれど、あんまり違いがわからないなぁ・・・。白熱灯モード以外の同じような写真5枚を下に並べてみますね・・・。
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・・・これらの色の違いがわかる方は、かなり目がいいですね。流行りのワードで言えば「目の解像度が高い」です。・・・よーく見ると、白よりも、後ろのグレーに若干の違いが見られますかね。ということで最後に試しで「左半分がオート」「右半分がマニュアル」とう写真に加工してみました・・・。
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わかりますでしょうか? ほぼほぼ、同じ色ですけど、よーく見ると、左半分のオートの方が青っぽい。で、右半分のマニュアルの方が黄色っぽい。
ということでございまして、今回ホワイトバランス実験をやってみてわかったことは、「ホワイトバランスって、何だかよくわからないな・・・」ということでした。わかってないじゃん! 何も学んでいない!! まぁ、そんなこともありますよ。それが人生・・・てなわけで今回はこれまで! ♪ちょうど時間になりました〜。次回を刮目相待!!