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蓄膿症や鼻詰まりを放置したままと飛行機に乗ると目の上に激痛が!
飛行機に乗ったときに急な激しい頭痛が起こったことはありませんか?それ、実は蓄膿症や鼻詰まりが原因かもしれません。
先日とんでもない経験をしましたので、同じような境遇に陥った方が落ち着いて対処できるよう共有したいと思います。
飛行機が下降するタイミングで死がよぎった話
夫と息子と3人で沖縄旅行に出かけた私。「着陸態勢に入ります」のアナウンスに、これから始まる家族旅行に胸を踊らせ外の景色をみていたその時!目の上から頭のてっぺんに向けて稲妻が走るような激しい痛みに襲われました。脳梗塞!?くも膜下出血!?なになにこれ!このまま意識失うのかな。まだ息子が1歳なのに・・助かったとしても初日から私は病院に行ってこの旅を台無しにしてしまうのではと陸につくまでの約10分間不安でおかしくなりそうになりながら、機内Wi-Fiを使って「飛行機 下降 目の上 激痛」と調べました。するとでてきたキーワードは「航空性副鼻腔炎」ん?副鼻腔炎?蓄膿症?
そうです。実は私、旅の数日前から左鼻より黄色い鼻水を垂らしていて、蓄膿症ぽいなあと悩んでいたのです。
そのワードで命に別状はなさそうだと安心し、「チクナイン」さまにお世話になりながら無事3泊4日の旅行を終えることができました。旅で得た教訓は、鼻詰まりを侮るなです。
今回の記事ではそんな蓄膿症と飛行機で起こる頭痛についてご紹介します。
蓄膿症とは
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蓄膿症(慢性副鼻腔炎)は、副鼻腔内に膿が溜まることで引き起こされる病気です。症状には、鼻詰まり、鼻水、顔の痛みや圧迫感、頭痛などがあります。原因としては、風邪やアレルギー、副鼻腔の構造異常や歯の感染が挙げられます。適切な治療が行われないと、症状が慢性化し、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
飛行機に乗るときのリスク
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飛行機に乗る際には急激な気圧の変化が生じます。特に、離陸時や着陸時に気圧が急激に変わることで、蓄膿症の症状が悪化することがあります。飛行機の下降時には、副鼻腔内の圧力が外部の気圧と異なるため、激しい頭痛や顔の痛みを引き起こすことがあります。これにより、飛行機に乗ることが恐怖となり、旅行や仕事に支障をきたすことがあります。
また、蓄膿症を患っていなくても、飛行機に乗ることで副鼻腔炎や中耳炎などの疾患を引き起こすことがあるようです。これは、飛行機の離着陸時に急激な気圧変化が生じることで、副鼻腔や鼓膜に圧力がかかるためです。
蓄膿症を早めに治す重要性
蓄膿症治療の基本
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蓄膿症の治療には、医療機関での診断と適切な治療が必要です。治療法としては、抗生物質、ステロイド、点鼻薬などが一般的です。また、ネブライザー療法や手術が必要な場合もあります。自宅でのケア方法としては、蒸気吸入や鼻洗浄が有効です。これにより、鼻の通りを良くし、症状を軽減することができます。
飛行機搭乗前に治療を済ませる利点
飛行機に乗る前に蓄膿症の治療を済ませることで、快適なフライトを楽しむことができます。治療を受けることで、気圧の変化による頭痛や顔の痛みを予防でき、旅行先での活動もスムーズに行えるようになります。また、飛行機搭乗中のリスクを軽減するためにも、早めの治療が重要です。鼻詰まりを起こしているだけでもリスクは高まりますので、早めの治療をおすすめします。
どうしても搭乗しなければならない場合の対策
鼻の通りを良くする方法
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飛行機に乗る前に鼻の通りを良くすることが重要です。市販の点鼻薬を使用することで、一時的に鼻詰まりを解消することができます。また、自宅でできる方法としては、蒸気吸入や鼻洗浄があります。これにより、副鼻腔内の膿を排出し、症状を軽減することができます。
下降時の耳抜き方法
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飛行機の下降時には耳抜きを行うことが重要です。耳抜きの基本テクニックとしては、鼻をつまんで口を閉じ、軽く息を吐き出す方法(バルサルバ法)があります。また、ガムを噛んだり、あくびをすることで耳抜きを行うことも効果的です。これにより、気圧の変化による圧力差を緩和し、頭痛や顔の痛みを軽減することができます。
その他の対策
飛行機に乗る際には、水分を十分に摂ることが重要です。これにより、鼻腔内の粘膜を保湿し、鼻詰まりを軽減することができます。また、頭痛を和らげるためには、適切な姿勢を保ち、リラックスすることが大切です。飛行機の座席に座る際には、首を支えるクッションを使用することで、頭痛を予防することができます。
まとめ
蓄膿症を放置して飛行機に乗ることは、激しい頭痛や顔の痛みを引き起こすリスクがあります。そのため、飛行機に乗る予定がある場合は、早めに治療を受けることが重要です。また蓄膿症ではなくても、鼻詰まりを放置していると同じような症状を起こす可能性もあるようです。どうしても搭乗しなければならない場合には、鼻の通りを良くし、耳抜きを行うことで、リスクを軽減することができます。これらの対策を講じることで、快適なフライトを楽しむことができるでしょう。