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想いを伝えに来てくれた受精卵
私は、以前妊娠初期で流産を経験いたしました。
残念ながら流産となってしまったけど、
その時の「受精卵」について書いてみたいと思います。
妊娠発覚日は2020年12月16日。
絶対に来るはずの生理がなかなか来ないため、妊娠検査薬を試してみたら秒で陽性。
え、、、生理が来るはずなのに、どういうこと?
だって、その周期は、、、
『採卵周期』だったから。
採卵して卵を全部採ったのに、自然妊娠!?そんなことあるの!?
2020年11月 人生3回目の採卵周期スタート。
栄養をたくさん摂って、睡眠もたっぷりとって、しっかり備えようと意気込んでいた周期。にもかかわらず、途中の健診ではホルモン値が芳しくなく意気消沈したり、、、でも、諦めずに信じて信じて、がんばって自己注射も続け、なんとか採卵ができることに。
2020年11月30日
採卵をし、後日3個を凍結卵へ。
この周期は移植はせずに、体を整えた後、年明けに移植する予定でした。
なので、採卵後は薬を飲んで、生理が来るのを待っていました(こういう時は生理が来るのが待ち遠しくてたまらない感覚)
なのに、生理が来ない。。
採卵後16日が経ち妊娠検査薬は陽性。
夫婦二人で抱き合って幸せをかみしめつつ、やっぱり不思議でなんだかふわふわした感情でした。
採卵後19日後、病院に行くと、
Hcg568.1 胎嚢5.4m 正式に妊娠が判りました。
病院の先生・看護師さんは、「採卵したのに不思議ですね~。初めての症例です」とのこと。
採卵の時に卵が残っていたのか?
そして精子がものすごく長生きしていて、自然に結ばれたのか?
とても不思議な感じ。。。。
残念ながら出血とともに流れてしまい、心拍確認の前にいなくなってしまったけど、私たち夫婦にメッセージを届けに来てくれた、意思の強い受精卵だったのかなと解釈しております。
正直、不妊治療で心身ともに疲れていた時期でもあって、
心から赤ちゃんを望んでいるけど、日々の自己注射や投薬など目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまって、「本当に赤ちゃん出来るのかな?」と不安で不安でしょうがなかった日々でした。
そんな時にやってきてくれた、採卵期に自然妊娠した受精卵。
『諦めないでね、妊娠できるからね』って教えに来てくれたんだと思います。そして、流産の日が元旦だったこともあり、『新たに歩みだせー』と背中を押してくれたのかなとも思っています。
そして、そんな奇跡を起こしてくれた受精卵は、今私のお腹に宿っている命にバトンを繋げてくれたようです。ずっと忘れないよ。ありがとう。
流産を経て、現在妊娠30週(8か月)です。大切に大切に守っていきます。