介護準備?
一週間の一人旅の執着地点は実家。一先ず疲れていたので着くなり爆睡しました。
深夜近くに目を覚まして、2階にある自室から1階にあるトイレへ行こうとしたら、下から
「ゔああぁぁー」
!? えっ、何?呻き声?お母さん、なんか頭系の病気になったのかと、折角一人旅を無事に終えて一皮剥けたようなどうでもいい達成感を持っていた私は
「介護」という2文字が頭をよぎり、怯えながら階段を降りたのだが…ズリっ、グリっ。そう今まで踏み外しも滑ったこともない階段で、それも最後の2段で、右足を踏み外し、滑り、苦痛に悶えながら母の呻き声がしたダイニングへ行った。
そこには…必死に湿布とテーピングテープを引き剥がす半裸の母がいた。
説明すると、介護ヘルパーの母は利用者さんを持ち上げたりする力仕事が多く、身体中に湿布やテーピングテープをしており、さながら刃牙、いや、星飛雄馬の機械?ばりにそれらを貼っているので、剥がすのも一苦労らしい。いや、病院行けと思うが。で、襟足のテーピングテープに髪の毛が絡むこともよくあり、あの呻き声が出ると。
母「凄い音したけど、大丈夫?」
娘を心配する半裸の星飛雄馬を見て、まだまだ元気でいてくれと願う深夜だった。
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