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2024BRM1005近畿600km守山 潮岬 (その1)

10/5(土)に開催されたオダックス近畿さん主催のBRM1005近畿600km守山 潮岬に参加して、完走できましたのでそのレポートです。

2024年から挑戦し始めたブルベですがいよいよ600kmに挑むこととなりました。
金沢400は中止だったのでまだ400kmすら走ったことすらなく600kmともなると自分の中で完全に未知の世界です。


コース

今回のルートは下記のようになっています。

滋賀県の琵琶湖近くを出発し、三重県側を経由して紀伊半島の先端・潮岬まで行ってほぼ同じコースを折り返してくるというルート。

熊野から潮岬の海岸線沿いはほぼ平坦で全体的に山も少な目ということもあり600km走っても獲得標高が5,000m台ということで初めての600kmにはちょうどいい感じかと思いこのブルベを選びました。

事前の天気予報では、天候が相変わらずやきもきするような感じ。
とは言え晴れ予報でも全く油断できないということはこの1年のブルベ経験で思い知らされましたので準備を進めるのみです。

出発

当日は朝3時頃に家を出発しスタート地点の滋賀県守山市へ移動しました。
オダックス近畿さん主催のブルベは、今回のように滋賀スタートのものも結構あるのでその場合はAJ静岡さんのブルベよりも移動時間が短くて済むので助かります。
とは言えやっぱり移動時間が長いのはめんどくさい…
来年はやっぱりAR中部さんやRC名古屋さんを中心に参加したいですね。

6:00スタートなので、5:30頃に受付地点の守山駅前に到着。
真っ暗な中に、赤い尾灯がホタルのようにふわふわうごめいていて
知らない人から見ると異様な光景に映ったことでしょう。

時間になると順番に呼ばれて、ブルベカードを渡されて順次スタートです。
600kmともなると、PCとフォトチェックを合わせて8ヵ所(ゴール受付も合わせると9ヵ所)もあります。多い。

スタート~PC1まで(~93.9km)

スタート時は写真撮ったりXにポストしたりしているとたいてい最後尾になります。しばらくは信号に引っかかったりでなかなかペース上がらず。

R422に合流する前後あたりからは信号も少なくなり走りやすくなりいいペースで進みます。

途中、新名神の延伸ルートの工事区間を通り過ぎました。

こうした巨大人口建造物は、えも言えぬ良さがありますね。

R422を走っていて出てきた看板。
二大忍者派閥の伊賀・甲賀の里へ続いています。

さくさく進んで、7:23に28.5km地点にある最初のフォトコントロールの芭蕉ゆかりの郷に到着です。
計画では7:27着(グロス22km/h)としていたのでほぼオンタイム。

ここでは標柱とバイクを一緒に撮影します。

ここからしばらくは信楽町ということで沿道には人よりもタヌキの置物のほうがはるかに多いというタヌキゾーンを走ります。

信楽町を抜けるといよいよ三重県です。

三重県に入り、伊賀市から津市へ行く間には長野峠という峠がありますが伊賀側からはそんなに登らないので難なくクリアして最初のPC、93.9km地点にあるセブンイレブン津市久居西鷹跡町店へ到着。

計画では10:46に到着して少し長めの休憩の予定でしたが10:00頃に到着できたので、休憩は短めにして先を目指します。

10月だというのに、道沿いには彼岸花が咲いているところがちらほらあります。
今年は開花が遅れていてまだこの時期でも見ごろなんですね。

PC1~和歌山県へ(~254km)

PC1を出発した後は、津市から松阪市を抜けて走ります。
走っているとちらほら本居宣長関係の史跡などの看板を目にしてあぁ松阪まで来たんだなぁと実感します。

勢和多気ICのあたりで、これから長いこと走ることになるR42に合流。
なぜか道端にはシカがたむろしていました。

虎視眈々とこっちを見てる…怖い…。道の向こう側で助かった。

この後、大台町にあるコンビニで昼食。

駐車場でおにぎりをパクついていると、同じコンビニで自転車に乗った外国人の二人組も休憩をしていました。
聞いてみると、どうやらこの後尾鷲まで行くということのようです。
他のブルベ参加者も何人か見かけたようでレースでもしているのかって聞かれましたがタイムを競っている訳ではないんだけども…とにかく長距離を走る競技なんですと答えましたが、ブルベの説明って結構難しいですね。

大台から尾鷲まで行く途中には、大内山牛乳で有名な大紀町大内山地域があります。

う~ん、なんだか牛乳が飲みたくなってきた。。。

さらにしばらく進むと、目の前に突然の太平洋が!
海を見ながら紀伊長島まで束の間のダウンヒルを楽しみます。

紀伊長島からは、ブルベカードにも注意書きがあったのですがR42号沿いある歩道トンネルを通る箇所がいくつかあるので注意が必要です。

中も照明がちゃんと整備されていて走りやすいです。

紀伊長島のあたりは海沿いをサイクリングという感じで大変気持ちがよい。
ただし、一週間前の梅ヶ島300のダメージが残っていたのかお尻の痛みがかなりひどいことになっていました。

海沿いを走っていたかと思ったら気が付いたら山の中を走っている…
この辺りは本当に海と山が近いです。
それもそのはず、この辺りはかつては海山町という町だったのです。

海山を抜けると、いよいよ尾鷲です。
尾鷲市街に入ってすぐのところにあるファミリーマートで休憩。

まだまだこの後のPC2まで100kmほどあり、途方も無く長く感じます。
大内山牛乳とバナナで補給で栄養補給をしたりストレッチなどをしたりしてちょっと長めに休憩。

尾鷲市街を抜けた後は、尾鷲と熊野の間にまたがる峠を越える山岳区間が待っていました。
矢ノ川峠と書いてなぜか"やのこ"峠と読むようです。

7~8%くらいのそこそこキツい勾配の坂道をやっとの思いで登って標高にして300~400mくらいの完全に山の中だというのになぜか海水浴場への案内看板が。違和感しかない。

峠を越えて熊野へと入ってすぐある鬼ヶ城トンネルは自転車走行禁止なのでまたまた歩道用トンネルを通る必要がありますがこのトンネルが尾鷲方面から向かった場合は道の反対側に位置するためR42を渡った先にある側道に入らないといけないのですが信号等が無いので道を渡るのが大変でした。

歩道トンネルを抜け、熊野市駅前の通りを通った後獅子巌のある交差点で再び海沿いの道に合流。
曇天の上もう17時を過ぎていますので、若干がっかり海岸ですが。

間もなく和歌山県というところで、メガネを変えるついでにコンビニで小休止。

そしてついに走行距離250kmちょっとで三重県を抜けて和歌山県までたどり着きました。

以前自動車で和歌山まで来た時には、めっちゃ遠かった印象がありますが
自転車でここまで来てしまうとは…
ブルベ恐るべし。

和歌山編はその2に続く。

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