2024/9/14 小林氏と石破氏の質疑応答 文字起こし
2024年9月14日
日本記者クラブ 自民党総裁選 立候補者討論会
https://youtu.be/JC3oybZY0FE?t=1099
18:19
【小林鷹之】
はい。[えー]石破候補に原発政策について、[えー]質問させていただきます。[ま]今後電力需要は劇的に増加していくわけですね。[え]経済成長を続けるためには安価で安定した電力供給が不可欠になると。で私はバランスの取れた電源の構成が必要であって、[え]特にこの再エネに偏りすぎた現行のエネルギー基本計画は年内にも私は変えるべきだと思っています。で安全性が確認された原発の再稼働、そしてリプレース、新増設、私は取り組んでいくべきだと考えてまして。[え]再稼働が進んでいるか否かで電気料金にもう東西の格差が生じているんですね。石破候補は先月原発ゼロに近づける努力を最大限にするとおっしゃり、[えー]今月に入って原発ゼロを実現するとは考えていないと述べたと伺っております。結局原発ゼロ、少なくとも原発比率を下げるというお考えなのか、仮にそうである場合、電力需要はこれから激増すると見込まれる中で、どうやって安価で安定した電力供給を確保していくのか、お考えをお聞かせいただければと思います。
19:26
【司会者】
では石破さん1分以内でお答えください。
19:29
【石破茂】
3.11の教訓は決して忘れてはいけません。あの時に原子力災害というのがいかに恐ろしいかということを思い知ったはずです。私は22年前に防衛庁長官をやっていた時に、原発はどれぐらいの攻撃に耐えられるのかということは仔細に検討をいたしました。本当に原発の安全性は最大限に高めていかなければなりません。再生可能エネルギーは最大限にその可能性を引き出しただろうか。地熱は世界第3位の潜在力を持っています。これだけ傾斜のきつい国です。小水力発電、その可能性は最大限に引き出していくべきです。AI社会は確かに電力を食います。しかし新しい半導体の工場は従来の半分の電力でやっていけるということです。省エネも最大限にやっていかなければなりません。それは結果として原発のウェイトを下げることになっていくということであります。そのこと自体が目的なのではありません。安全性を最大限に高め、引き出せる可能性は最大限に引き出していく。当然のことです。
20:39
【石破茂】
小林さん今のお答えについて一言コメントお願いします。
20:42
【小林鷹之】
はい。私はエネルギー政策っていうのは本当に根幹だと思ってますんで、省エネが進まない最悪のケースにもですね、しっかりと備えるべきであると思うし、時間軸をしっかりと考えていかなきゃいけないと思ってます。つまり再エネを増やせば少なくと当面は電気料金は上がります。で国内の、国内の国民の暮らしは圧迫しますし、産業競争力は低下します。最近ドイツで言えばフォルクスワーゲンが国内の工場を閉鎖を検討するという報道も 出ておりますんで、[ま]そういったより現実的な視点に立ったエネルギー政策を求めていくべきだと私は考えています。
石破氏の発言の「最大限に」を「超」に変換すると。
3.11の教訓は決して忘れてはいけません。あの時に原子力災害というのがいかに恐ろしいかということを思い知ったはずです。私は22年前に防衛庁長官をやっていた時に、原発はどれぐらいの攻撃に耐えられるのかということは仔細に検討をいたしました。本当に原発の安全性は超高めていかなければなりません。再生可能エネルギーは超その可能性を引き出しただろうか。地熱は世界第3位の潜在力を持っています。これだけ傾斜のきつい国です。小水力発電、その可能性は超引き出していくべきです。AI社会は確かに電力を食います。しかし新しい半導体の工場は従来の半分の電力でやっていけるということです。省エネも超やっていかなければなりません。それは結果として原発のウェイトを下げることになっていくということであります。そのこと自体が目的なのではありません。安全性を超高め、引き出せる可能性は超引き出していく。当然のことです。
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