Cornelius 「夢中夢 Tour 2023」全通しました。[開演までの話]
はじめに
「Cornelius 夢中夢 Tour 2023」全8会場、人生初の「全通」をしてきました。
本当に素晴らしいツアーで夢のような体験をさせてもらったので、備忘録を残しておこうと思いました。
ライブについては、いつの日か映像で体験できると期待しているので、映像では追体験できないことについて書いていこうかなと思います。
個人の曖昧な記憶による記述ですので、記憶違いや勘違いも多々あると思いますが、あの素晴らしい時間を共有できたらと思います。
「開演まで」で、ひとまとまりの文章ができましたので、ここではそのことについて、記載したいと思います。
開演までその①「鳥」
会場へ足を踏み入れると、どこかへ飛んでいく鳥が目に飛び込んできました。
未知の世界に連れて行かれるような感覚に胸が高鳴り、心温まる夢心地のようなイメージが浮かびました。
https://www.ele-king.net/books/009232/
鳥やアンビエントについては、このインタビューを改めて読むと理解が深まりました。
インコちゃんありがとう!!
「鳥ップ(トリップ)」という駄洒落も含まれていたみたいでとても微笑ましいです。
開演までその②会場BGM
自分にとって会場BGMは、CORNELIUSのライブの楽しみの一部なので、全ZEPP会場及び国際会館で、一曲目から楽しみながら、shazamを使って曲名を確認していました。
開場BGMは、夢中夢ツアーを楽しむための特別な1時間のセットリストであり、夢中夢の世界へと導くための夢中夢ガイドのようなものでした。
時間と空間を超えて夢中夢ツアーをイメージして作曲を依頼したとしか思えない曲ばかりで、まだ既存の曲で構成されているという事実が信じられません。
このセトリで初めて知った曲ばかり(全部www)で、shazamがなければ夢中夢ツアーのために作られたオリジナル曲だと言われても、自分なら信じてしまいます。
本当に素晴らしいセットリストでした。
全18曲で構成されていています。
夢中夢のセトリもオープニングとアンコールを除くと18曲で構成されており、意識的にそうしているのか定かではありませんがとても興味深いです。
以下セットリストと感想です。
1.「hibari』坂本龍一
hibari=雲雀=鳥!
夢中夢ツアーは坂本龍一さんの曲でスタートです。
坂本龍一さんも高橋幸宏さんも夢中夢ツアーをどこか1番いいところで喜んで見ていたと思います。
だって夢の世界ですから!
なんでも叶います!
2.『Minne』Roedelius
1曲目からの流れが好きです。
3.「Kinky Love」Pale Saints
曲名とイントロすごく好き。
全体的に坂本慎太郎さんみあります。
4.「分裂」フェイ・ウォン
歌詞が中国語?
漢字の雰囲気から「an incredible mental experience」についての曲と認識しました。
「分裂」の発音がなんとなく「FARAWAY」に聞こえるのが面白いです。
5.「Jacqueline」The Durutti Column
しばらく脳中無限ループしてました。
6.「Onie」The Electric Prunes
歌詞が「変わる消える」→「Onie」→9曲目の「be still」の順で繋がっているような気がします。
7.「Homage To A Friendship」The Zenmenn,John Moods
夢見心地系です!
8.「墨絵の国へ」サディスティック・ミカ・バンド
サイド・ヴォーカルは高橋幸宏さんです。
出たしが「しんきろうめざし♩」です!
クラクラします。
1番が夢中夢ツアーのことを歌っているとしか思えません。
2番が小山田さんのことを歌っているとしか思えません。
鳥肌立ちます。
必聴(必鳥)です。
9.「Be Still」The Beach Boys
タイトルと歌詞を含めて「変わる消える」へのBeach Boysからの回答です!
まだいるよーー!!!
10.「Vision - Dreamin」Brenda Ray
タイトルがDremin!
曲も好き。
11.「Enfant」El Michels Affair, The Shacks
12.「L’lnno delle Oceanine alla…」Francesca Heart
13.「Landebahn」Moebius,Plank
14.「By The Time I Get To Phoenix」Dorothy Ashby
11〜13曲まで眠りを誘う夢見心地系から14曲目の流れ好き!
なんともいえない開演までの高揚感あります。
15.「Don’t You Know」Jan Hammer Group
これもしばらく脳内無限ループしてました。
かなり好き。
16.「Blue Filter」Delia Derbyshire Appreciation S…
「shazam」が見つけるの苦労してました。
17.「FARAWAY」MELON
「FARAWAY:遠くを見るような、夢を見るような」という意味があるようで、このタイミングにぴったりな曲名です。
歌詞も「あなたがいるなら」と「未来の人へ」みがあります。
MELONの曲というのも感慨深いです。
18.「Slow Motion Blackbird」Chris Merrick Hughes
このセトリ、鳥で始まり、鳥で終わります。
小山田さんがこの曲に出会ったこと、このツアーのここで使われていること奇跡としか言いようがありません。
この曲で意識が遠のいていきます。
spotifyを利用している方であれば、「2023.10.13.CORNELIUS ZEPP YOKOHAMA.BGM」と検索すればsiloppiさんがプレイリストを既に作成されています。
ありがとうございます。
ぜひ聴いて夢中夢ツアー感を味わってください。
会場のBGMと鳥の映像は、小山田圭吾さんと辻川幸一郎さんによる共作「鳥ップ」だと思っています。
本当に素晴らしい作品です。
夢中夢の会場でしか体験できない贅沢で貴重な時間をありがとうございました。
全通したので8回体験できました!
夢中夢ツアーは、会場に入った瞬間から夢中夢を楽しめるように作り込まれてましたというお話でした。
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