見出し画像

認知症の日々

知的障害者作業施設で働く友達が、障害者の知能を「犬以下ですよ?」と嘆いたことがある。
しかし、ぶっちゃけた話、そういった人は、「犬」だと思って対応するしかない。
うちで、十九年生きた猫も、体重三キロで頭脳なんか、ないに等しかった。しかし、情感豊かに暮らしていたものである。
母の頭脳も、減少してしまったが、いまある脳でこれからやって行くしかない。
頭脳を持っている人でも、稼働率の低い人は多い。逆に、少ない頭脳でも稼働率を上げていく努力をすれば、可能性もまた見えてくるものではないのか。
祖母は、百一歳まで生きた。母もまだ、とうぶん死にそうにはない。

いいなと思ったら応援しよう!