事例共有の大切さ
6月に入り、ある大手鉄道会社(JR東日本ではありませんよ!)のオフィスで、様々な部署と多岐にわたる系統の社員等の皆さんが130名程度参加し「TRANCITY事例共有会」が開催されました。鉄道会社をはじめとする様々なインフラ業界でご活用頂いているTRANCITYですが、一つの会社であっても様々な部署がお使いのため、お互いどのように活用しているのかを共有するとともに、社外の事例もご紹介することで、当該鉄道会社の更なる業務改革に繋げていくことが狙いです。
一つの会社で、これだけの人数が集まって、TRANCITYというCalTaのプロダクト1つにターゲットを当てた意見交換をすることは初めてのことで、大変感動して全面的に協力させて頂きました。気持ちが高揚してCalTaメンバーも前のめり過ぎたかも・・・ですが、各部署の事例報告の時間では、モデレーターをやったCalTaのSGさん・SHさんの滑りまくり?トークの一方で、しっかり真面目な質問があり、大変楽しく充実した内容でした。(CalTaメンバーの前のめり感で失礼なことがあったかも知れず、この場を借りてお詫び申し上げます。)
当日の事例共有会は、主催者側を代表して、いつもお世話になっている大手鉄道会社のSさんから趣旨をご説明頂きました。その際、我々に対する評価について、下記の通りコメント頂きました。
・技術的に優秀で、進化し続けている
・事業者としての視点を持っている
・オープンなマインド・姿勢、協創の理念を持っている
この3点は(一度もSさんにお話したことはありませんが)私の経営方針というか、舵取りする際に意識している考え方でもあるため、お世辞であっても大変ありがたく、ご評価いただいていることに感謝申し上げる次第です。
事例共有会は、その後CalTaに説明がバトンタッチされ、私から起業の経緯や、TRANCITYで日本の全てのインフラを担う皆さんのお役に立ちたいことを述べ、CTOのTさんからTRANCITYの2024年度アップデート内容を説明しました。
休憩をはさんで、大手鉄道会社の皆さんから5件の事例発表をしていただき、適宜モデレーターであるCalTaのSGさん・SHさんのトークを交えつつ、オーディエンスからの質問や対話がありました。続けて、SHさんから社外の活用事例の紹介と、カスタマーサクセスを担うHさんからTRANCITYヘルプページの充実について説明を行い、午後ほぼ全てを使った事例共有会を終了しました。もちろん、事務局の皆さんとはその後遅くまで何件も飲んで、さらに意見交換しました!
今回改めて発見できたことは、鉄道会社の皆さんが少ない人数で業務を推進する多忙な状況にあり、各部署の創意工夫により使い方の異なるTRANCITYであるがゆえに、少しでもお互いの事例を共有する場を設けたほうが、皆さんの業務改革に寄与するということです。何よりも、事例共有の場を設けることが、DXマインドのエンカレッジに大きな役割を果たすことでしょうか。お互いの使い方を知り、業務変革の見えない壁や、現状踏襲する「空気」を打破するマインドを醸成すること。自分だけではできないことも、仲間がいればできますから、同じ悩みが共有されることが大切ですし、事例共有の本当の目的はそこにある、と思った次第です。
以下、ちょっとだけ雰囲気を共有できればと思い、いくつか写真にて簡単にご報告いたします!