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最高のもっと先にあるのは、新しいトキメキが走り出す場所——虹ヶ咲7thライブ感想
こんにちはこんばんは。カルパスと申します。
今回からnoteです。はてなブログを使っていたのですが正直違いはあまりよく分かっていません。とりあえずやっていきましょう。
さて、2024/10/19~10/20に開催された
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7th Live!
NEW TOKIMEKI LAND』
に参加してきました。
良すぎたので感想を書いていきます。
開始まで
「えいがさき」が公開されすぐ観に行き、スクリーンを出てからも泣き続ける醜態を晒したこともあり、ライブへのモチベーションは最高でした。
というか、6thで発表があってからずっと楽しみだったんですよ。
その時は半年以上開くなぁと思っていたのですが、転職したり引っ越したりしているうちにあっという間に今回のライブになってしまったのはちょっとした驚きでした。
また、えいがさきでフィーチャーされたメンバーは作中曲をやるとして、2章以降で大きくクローズアップされるメンバーは何をやるんだろう、とか、えいがさき楽曲以外には何をやるんだろう、といった先の見えないワクワクもありました。
7thの二週間前に一人で沖縄を巡礼してステーキハウスハウス88とのコラボベースボールシャツやらオリオンビールTシャツやらを買い揃え、その上で公式グッズのオレンジアロハシャツを購入していたので準備万端。
Day1は特装版CD欲しさに始発で会場に向かい4時間並ぶなどして気合十分でした。お見送り会を含めたこの辺の話は最後に少しだけしようと思います。
では改めて、セットリスト順に少しずつ語っていきます。
Day1はLevel5上手、Day2はアリーナ中央の席でした。
両方ともいい席でした。見やすかったし。
公式のセットリストがあったので、出典明記の意味も含めてリンクを張っておきます。
1.Just Believe!!!
イントロが流れた瞬間、あ、今回のライブはまたすごいことになるなと感じました。「アジアの純真」みたいなイントロ好きなんですよね〜。(改めて聴くとそんなに似てなかった)
ジャスビリって曲調や今までの公演からどちらかというと「締め」寄りの扱いなんですよね。ライブが終わる寂しさすら振り切ってもっと先へ進んでいけるような、華やかで前向きな感じの。
今回はこれをあえて一曲目にやってくるか! と開始からいきなりギア、
もといアクセル全開にさせられました。こんなことされたら誰でもそうなるわ。クソデカ火薬もそれにどデカい華を添えていました。
アロハシャツ衣装のメンバーがかわいく、コールでクソデカボイスを出しながらそこは堪能していました。ショーパンも大変よい。かわいいね。
2.虹ヶ咲学園校歌 (Rock Ver.)
なんて無駄のない流れでしょうか。
最初に踏んだアクセルのままイカした校歌を叫べ!と言われている気がしました。ライブで特に魅力がグンと増す曲とというのはいくつもあると思いますが、これも例に漏れずそう。あんなデカい会場で「N・I・J・I・G・A・K・U」を言えるの、やっぱ楽しいよ。
侑ちゃんも歌唱ありの曲なので、これを終えてコーレスMCに入るのもスムーズでしたね。
MCは安定のわちゃわちゃっぷり。特にメンバーがアドリブで他の誰かを選ぶ系コーレスはイベントを追うごとに大騒ぎになっている気がします。久保田さんが魔性すぎる。
個人的に一番笑ったのはDay1での「あぐり!あぐり!ヒトリダケナンテ?」と前のめりで監督になる矢野さんでした。
3.Rise Up High!
先手必勝!ここで始めます!
くぅ〜これこれ!
ミニアニメ終わりに間髪入れず「OSAKA SHIZUKU」のバンクが出てくるのは流石にボルテージ最高潮。畳み掛けてくるえいがさきソロ楽曲ラッシュの開幕を飾るのは、最高のスタートでした。
今までのしずくちゃん楽曲とは少しテイストが違う元気な感じなのが新鮮でした。陽気な気分に当てられて思わず身体を動かしてしまうような楽しい曲で、アロハで聴くにはピッタリ。
前田さん曰く「最初はもう少し長かったが自分で上げてもらうよう言った」というお腹がガッツリ見えるキュートでセクシーな衣装も最高。
そしてお腹にハートついてるのはやっぱちょっとえっちだと思います。(ほんとにちょっとか?)ドーナツみたいな髪型もかわいかった。
4.Daydream Mermaid
えいがさきソロ曲の中で音や振りが一番好きだったこともあり、個人的にかなり楽しみな曲だったのですが、期待を更に超える楽しみでした。
Day1で会場入ってすぐに、左右のステージが長い上になんかついてることに気がつきました。連番者と「あそこに立って宙づりになって飛ぶんじゃ?」とかふざけてたんですがそこから本当にリフトで上がるとは思ってなかったです。すみれ色の海をタイトル通り人魚のように舞うの、本当に綺麗でした。
印象的な振り付けや弾む音も好きなのですが、個人的に歌詞もすごく彼方ちゃんっぽくていいなと思います。
3年生になると進路というのはどうしても狭まってしまうと思うのですが、えいがさきではそんなそぶりを全く見せないどころか、むしろやりたいことが増えていました。1期ではアルバイトや勉学、スクールアイドルを成り立たせるためにどれかを諦めなきゃいけないのかもしれない、といった話を遥ちゃんとしていましたが、そうした壁を超えてより自由に、よりわがままになっていく、というのは感慨深かったです。
きっと宇宙と同じくらい広い、無限の可能性に飛び出していける、そんな意気込みををライブでも感じられました。
あと鬼頭さんは当然のようにお腹出し衣装で感服しました。
この人ずっとお腹出してない? ありがとうございます。
5.Cara Tesoro
天。てぇん。
赤嶺天ちゃんですよ、みなさん。
始まった瞬間に「天ちゃんもいる!?」ってなって涙出ました。泣きRTAすな。キャスト的に出てこないだろうな、と思っていたのですがちゃんといました。すごいよ。
『演奏担当のスクールアイドル』があの世界に実在していて、活躍しているのを見られたのが嬉しすぎました。
Day1は天ちゃんがカメラに抜かれていなかったんですが、Day2だと手元がしっかり映っていましたね。会場では当然全部見えるので、サビ前アニメの映像とシンクロして動いているのが見えてまた泣いてました。
🌈#虹7th_day1🌈
— あみ🌻himawari(船橋)🌻 (@Amiryuami) October 20, 2024
🌈#虹7th_day2🌈
ラブライブ!#虹ヶ咲 学園スクールアイドル同好会7th Live!
エマ・ヴェルデ役・指出毬亜さんによる
「Cara Tesoro」にて
三線パフォーマーとして出演させて頂きました🌺
皆さんと最高の時間を過ごせて幸せです✨
ありがとぉぉぉ💗#lovelive #龍杏美 pic.twitter.com/tFcmVI0WUK
また、天ちゃんとして出演された龍杏美さんは高校生らしいですね。
三線弾ける現役高校生アイドルなんているわけないよな〜。
いやいるんかい。世界は広い。
演奏はもちろん、歌唱も見事すぎた。というか指出さん、やっぱり歌がうますぎる。
えいがさき初見の時点でかなり変則的で歌いづらそうな曲だよなと思っていましたが、こんなに綺麗に歌える人いるんだ、と改めて感動。
高温の伸びが凄まじくて、やっぱすげぇよこの人……となりました。ダンスもキレがあってかっこよさがしっかりありました。
指出さんの透き通るような歌声がとても好きで、それを和ロックのアップテンポな音と一緒に堪能できる素晴らしい時間でした。
みんなのことをよく見て、お互いの心を通わせながら、導いていく。そんな優しいエマさんの魅力が存分に詰まっていたと思います。
ビビッドな衣装も沖縄民族衣装っぽくてかわいかったです。
6.PHOENIX
号泣。そうとしか言いようがない。
そもそも、えいがさきの時点で映像や歌詞の全てで相当な泣き曲です。
スクールアイドルの歩夢を見て海を越えてきたランジュが2期のストーリーを経て、同好会のみんなと一緒にいたいと思えるようになったことを見せてくれる曲。
輝きを放つ虹色の光と一緒に、もっと高みへ。
決意と喜びが、よりリアルに感じられました。曲中のランジュちゃんがとにかくずっと楽しそうにしているのが、良かったなァ……!と思わせてくれます。
そんな映像をバッチリ使っていることもあって、ライブでも本当に良かったです。過去のランジュちゃんたちが今のランジュちゃんの背中を押すやつ、みんな好きでしょ。あの演出、これまで全部が今のランジュちゃんに影響を与えているって感じがしてすごく好きです。
あとこれは次曲との繋ぎの関係だと思うんですが、えいがさきMV終盤の映像をラスサビに使ったのが嬉しかったですね。ジャンプしたランジュちゃんがスローになるカットって、最後に出るからこそ映えると思うので。
どの曲もそうなんですが、現地で観る良さってステージの演出も含めてその世界に入ることができることだと思うんです。この曲と次曲は特にそのパワーを感じました。
7.Stellar Stream
号泣。(また?)
いや本当なんですよ。
これまでオタクの期待に応え、予想を超えてきてくれたことから虹ヶ咲のライブに絶対的信頼を置いていたので、映画観た時から「ランジュ→歩夢の繋ぎはライブでやるやつじゃん」思っていたんですが、いざそれをストレートに出してきて見せられると泣けるものがあるんですよね。
ランジュちゃんの曲終わりの時点で歩夢ちゃんが出てきていて、そのシルエットが見えて。次を託すように両手を前に伸ばしたランジュちゃんから、歩夢ちゃんにスポットが移る。これだけでもうね……最高ですよ。
他にも中央下のスクリーンではこれまでのシルエットの先に大西さんが立ったり、サビで分身が出現したりと、MVの映像が現実で表現されていて忘れられない光景となりました。Day2では特にアリーナ正面席だったおかげでより分かりやすくそれを感じられました。分身がちゃんと大西さんなのもよい。
また個人的には、間奏のダンスがかなりメリハリのある感じになっているのでそこもどう表現されるのか楽しみでしたが、流石ビシッと決められていてカッコよかったです。サビで腿叩くの好きです。あと網タイツすき。
これまでの歩夢ちゃんとはイメージがガラッと変わり、Break the Systemなどともまた違った方面で、すごく大人っぽい曲ながら歩夢ちゃんの優しさや夢へまっすぐなひたむきさが出ていて心に沁みます。
個人的に好きな歌詞が『明日も あなたが 笑顔でありますように』なんですが、ここにこれまでの成長が詰まっているような気がしました。
『自分のことを知って欲しい』と始めたスクールアイドルを続ける中で、誰かの活力になっていきたいと願う姿。えいがさき作中でも言及されていましたが、それがアイラちゃんをはじめとする色々な人に元気を与えているのが良いと思います。
虹ヶ咲の中でひとつの中心となる歩夢ちゃんが、こんなにも大きくなったこと、そしてそれを同じ場所で見られたことが、幸せです。
8.Colorful Dreams! Colorful Smiles! (Short.Ver)
ミニアニメを挟んでのこれ。『もっとライブやろう!』みたいな振りだったので何がくるんだと思っていたんですが、この時点でアニメに寄り添ってきてる! ってなりました。Day1では上階のステージがかなり近く、林鼓子さんをすぐ近くで見ることができました。かわいいね〜。
この時点で既に全員ソロ衣装だったので、この後に何が起きるのか分かっていました。いやマジかそれは熱すぎるだろと思いながらこの曲もしっかりとコールをしていく。振付が本当にかわいくて好きなんです。
2期感あふれる、パワーが増したような音も好き。
それはそれとして全体曲はメンバーがそれぞれの場所に散らばってしまうので全然全員を追いきれないのが悔しい。目を4つぐらいにするか視界範囲を馬レベルにするしかない。みなさんはどちらが良いと思いますか?
9.虹色Passions! (Short.Ver) (Day1のみ)
あっ9人になった! という気持ちがまず出てきました。
この曲なんかは12人で歌っても個人的には無問題だと思っていますし実際後から12人Verが追加された曲もありますが、今回はライブのコンセプト的にその辺りをきちんと区別してくるのは流石のリアリティだな、と思いました。イントロから晴れやかな明るさがあってこの曲も楽しい。
落ちメロでみんなのカットが畳み掛けてくるの大好きです。
9.未来ハーモニー (Short.Ver) (Day2のみ)
や、やりやがった……!
階段を駆け上がるような軽やかなイントロと冒頭の映像ですぐに分かる無敵の曲。イントロが本当に好きすぎる、宇宙一強い8音でしょ。
テレビシリーズに先駆けてアニメ映像を使用したPVがやはり特徴的で、だからこそ今回のセットリストに含まれてるんですよね多分。いつ見てもかわいいPVだもん。
カラドリと虹パ含めてこの3曲がTVサイズだったこともあり、あっという間でした。なんなら良すぎてちょっと記憶飛んでるんだよな。
楽しい記憶ってむしろなくなっちゃうらしいですよ。じゃあ仕方ないか。
10.Dream with You (Short.Ver)
え!? アニメ1期ソロを間髪入れずに!?
恐れ入りました。全体曲終わりにすぐさま始まるのでびっくりしました。
『Stellar Stream』を見てたのもあってこちらはふんわりとした振付がかわいらしく印象に残ります。MCで大西さんも仰っていましたが『Stellar Stream』がかなり激しい振付なんですよね。その辺も歩夢ちゃんの成長を表しているのかなぁ。
虹ヶ咲アニメは何度も見ているのですが、特にこの1期は本当にありえないぐらい見ているので、この辺から振りコピ勢みたいになってました。
ところでこの曲はサビでクラップがあるんですが、これ入れるのオタクの中ではあんまりメジャーじゃないんですかね? やってたオタクは教えてください。握手しましょう。
最後に両手でハートを描くのが最後まで歩夢ちゃんたっぷりって感じでやっぱりかわいい。そして全体曲に続き、こちらもTVサイズ。
まぁ12人いるからそうだよねぇ。
11.Poppin' Up!
会場の全員が思ったであろうことを最初に書きます。
え、フル!?
相良さんがMCで仰っていた通りまんまとやられました。Day1で1番が終わってそのまま2番に入った時のどよめきを含んだ歓声が答えだよ。予想外のサプライズってやっぱ嬉しいですね。
フルでの披露は3rdライブ以来およそ3年半ぶり。3rdライブを配信で観ていた私にとっては込み上げるものがあり、神級完璧のかわいさを追求するかすみんのかわいさを堪能できました。もうぶりぶりでやったとの言葉通り、Bメロの振りがかわいすぎてみんなやられたと思う。私はやられた。
Day2の「見ていてください!」もライブならではのアドリブ。観られてよかった。
12.DIVE!
来ました。私の言葉なんていらないんじゃないかと思うほどの良さでした。
でも私が言葉にして残る何かもあると信じてきちんと書きます。
『にじたび』で存じて以降、林鼓子さんを特に応援しているのですが、今回もせつ菜ちゃんとして、せつ菜ちゃんと共に、より高みに昇られていた気がします。
序盤からリフトに乗っての歌唱だったので、Day2ではすごく見上げるような形に。1期3話でのせつ菜ちゃんのライブも、虹ヶ咲のみんなからだとこんな感じで見えていたのだろうか、と思わずにはいられませんでした。
『にじたび』で1期1話の侑ちゃんや歩夢ちゃんの受けた衝撃を自分の生の経験として感じられたように、今回も虹ヶ咲世界に自分が飛び込んだ気持ちになりました。
私は林さんの伸びやかな声、そして歌が心から好きなんですが、今回もそれが存分に発揮されていたと思います。
特に好きなのが『Go, fly ! Yes, so high !』『Louder ! Sing, louder !』の箇所。それぞれ1番と2番のBメロに含まれるフレーズですが、歌詞通りどこまでも高く飛べるような、どこまでも響く声が胸を揺さぶってきました。
一切の曇りも、澱みも、迷いもない純粋でまっすぐなその歌声がやっぱり好きなんだよなってなって、ブレードを振ることも忘れて涙を流していました。
またリフトを降りた2番のサビからは、抜群にキレキレのダンスも見られて嬉しかったです。広いステージをあっという間に駆け抜けてしまうのも、音を置き去りにするようなハイキックも、せつ菜ちゃんらしさが出ていてカッコいい。
『にじたび』を皮切りに、林さんがせつ菜ちゃんとして活動されるようになってから、既に1年半近くが経っています。本人曰く「せつ菜に遠慮することもあった」とのことですが、それでも考えて寄り添い続けて、進化し続けながらせつ菜ちゃんになってきたのだと思いますし、それはこれからも続くのだとも思います。せつ菜ちゃんを体現し続けることや、その努力を続けられる林さんの凄さ。そしてそんな林さんのことが大好きなんだなという沢山の想いを、今回改めて感じられました。本当にありがとうございました。
13.サイコーハート
『DIVE!』からのこれ、本当にヘトヘトになれるんですよね。楽しさからくる心地よさが素晴らしい。
1期からこの曲がとにかく好きで、虹ヶ先で最初に買ったCDはこの曲が入った愛さんジャケットのものです。ポジティブな思いだけを全部集めたような、愛さんのみんなを笑顔にさせたいという願いがこれでもかと詰め込まれた、最高級アップテンポ楽曲だと思っています。
随所に挟まれるコールや、『2→4→7』と変わっていくハンドサイン、『ハロー! ハロー!』などの楽しい振り、一緒に作るクラップなど、一秒たりとも飽きさせない作りが本当に見事。テンポがかなり速く運動量が半端じゃないこの曲ですが、村上さんが完璧にやりきるのがすごすぎて毎回感動します。愛さんそのものとびきりスマイル、何回見てもかわいい。
ラスサビの『まだもっと!』がライブだとめちゃくちゃテンション上がった歌い方になるのも楽しい。締めの『gimmie five!!』まで、楽しい、しかない時間を過ごすことができます。サイコーだよ……
14.La Bella Patria (Short.Ver)
雄大なイントロいいよね……いい...…牧歌的な始まりから流れる、大自然に響くハープのような美しい歌声がやはりたまりません。
この曲も振りが特徴的で、サビの両手をぐるぐるやるところなんかがかわいい。
ところで、アニメシリーズにおけるエマさんのソロ曲が、『誰かの背中を押すもの』なのがすごく愛おしくなるんですよね。
『Cara Tesoro』では小糸ちゃんとスクールアイドルを続けたいと思っている天ちゃんの、『La Bella Patria』ではスクールアイドルに興味を持ちながら、その一歩をためらっていた果林さんの。
グランプリにおいても「相手の気持ちを感じながらやっていきたい」と言っていたように、相手を想い寄り添ながら本音を打ち明けてもらうことで、心で通じ合いたい。エマさんのそんな願いが、スクールアイドル活動を通して感じられてあったけぇ気持ちになります。
15.ツナガルコネクト
みんな大好きツナガルコネクト。
『夢への向き合い方』や『それぞれの自主性、独自性』を丁寧に描き続けるアニメ虹ヶ咲の中でも、1期6話は特にその魅力が光る回だと思います。
いつか外して素顔を見せたいという目標のもと、ボードをつけることでみんなの前に立てるという璃奈ちゃんの成功体験を、周囲の温かなサポート含めて描かれています。その体験の結晶がこの曲であり、璃奈ちゃんの成長そのものになっているので、感慨深くなりますね。
今回はもちろんコール可能なライブだったので、『ダイ!』『スキ!』を叫ぶことができました。無発声だった3rd以降、田中さんが願っていたことを何度でも叶えられるのが嬉しいです。笑顔も最高でした。
ところでみなさんAメロの5連パンチはしていますか?私はしています。していない方はしましょう。
16.Butterfly (Short.Ver)
これも好き。結局全部好き〜。
えいがさきの彼方ちゃんを踏まえるとまた違った感じ方ができると思っていて、より羽ばたいていこうという前向きな曲に思えます。淡い色彩で舞うふわふわとした振りがこちらも妖精や人魚のようでかわいいし、やっぱりMV映像が良すぎて胸がじんわりと温かかくなる。
既に閉館してしまったヴィーナスフォートが出てくるので、聖地巡礼した記憶を呼び起こしながら聴き惚れていました。跡地に新しい施設入ってるらしいんですが、まだ行けてないんですよね。
2番Aメロのスカートをひらひらする振りがえっちで好きなんですが、今回はTVサイズなので次を狙います。
あとやっぱり衣装はだいぶ攻めてる。お腹出てるし。3rd以降ソロ衣装がずっとお腹出てるのすげぇなぁ。
17.Solitude Rain (Short.Ver)
なんてかっこいい詠唱……!
イントロで場が引き締まるの好きなんですよね。白と黒でパキッと決められた衣装がステージ映えしますし、イナズマのように走る照明で顔が逆光になるのがカッコいい。
自分を抑え込まないと決めたしずくちゃんの意思が感じられるようなメリハリあるダンスがやっぱりライブ映えします。雨が降る中、左右に腕を振るとシアターに映像が変わるところとか、すごくしずくちゃんらしいステージだなと思います。
あと完全に余談ですが、タイツに柄が入ってるのすごくセクシーでいいと思います。夢ここシングルのジャケイラストが最高。
大女優ハイジャンプはフルじゃないと見られないので、今回はお預け。またどっかで見たいぜ……!
18.VIVID WORLD
朝香果林さん、なんだよな。
私自身が果林さんキャストである久保田さんの個人活動も追いかけていてパフォーマンス力(りき)が凄いことは重々承知しているのですが、この二日間は特にすごかったと思います。安易な言葉で表現すると、完全に朝香果林だったんですよ。
文字通り色とりどりにアニメを彩る各メンバーソロを締めくくるのに相応しいこの曲。
今回のも一歩引いた、それでいてみんなのことをよく見ているという果林さんの絶妙な立ち位置を意識しているかのように、ステージの下手側から始まって上手へ向かう、広々とステージを使ったものになっていたのが良かったです。
そんな曲で、私たちを魅了してくれる久保田さん。いつにも増して歌声の伸びが良く、ダンスも滑らかかつキレのあるものになっていました。朝香果林としての久保田さんではなく朝香果林としてしか見えない、完璧で無駄のない、どこまでも美しいパフォーマンスだったと思います。
また、アリーナで聴く音がヤバすぎて笑いました。低音の響きがすごくて、身体にぶち当たってくるのをビリビリと感じました。
それに加えてブレードではなく手を挙げているオタクもいたこともあり、気分は果林さんが出演したダイバーフェスの参加者。久保田さんが繰り出すウインクや投げキッスなどの豊富なファンサも、フェス参加者を虜にして帰そうという果林さんの意気込みの表れみたいで麗しかったです。
ラストの虹色レーザーの演出も圧巻で、最後まで美しかったですね。
同好会のみんなが大好きな果林さんの想いが光となって降り注ぐ瞬間は、何にも変え難いです。
19.夢がここから始まるよ
ありがとうございました、本当に……
言わずと知れた名曲で、全員歌唱はこれまた3rdぶり。ようやく生で見られた喜びと、あまりにも虹ヶ咲らしい元気をもらえる歌詞と曲調の素晴らしさで、涙を堪えることもせず感情のまま曲へ浸ることができました。
虹ヶ咲の好きなところ、『誰かの夢へ寄り添うところ』なんですよね。
夢がある人には全力でその応援を、まだ夢がない人には素敵な夢と出会えるような願いを。
そんな祈りと共に、それぞれがそれぞれを支え、先へ進もうとしている同好会。その姿は、作中に登場するファンやメンバーに加えて、こちらにいる私たちにまで勇気を与えてくれます。
思い思いのソロ衣装に身を包んだ皆が同じ曲を歌うのも、その説得力をより増してくれます。進み方はバラバラだけど想いはひとつ、ということをこれほどまでしっかり描いてくれる作品、なかなかないと思います。全く違う衣装なのに全員並んで違和感がないのは、ひとえにデザインのめばち先生の素晴らしさでもあるでしょう。ありがとうめばち先生。
各ソロ曲の振りが入っているのも、みんなで作り上げた曲だという印象を強めます。
更に、今回の間奏パートでは、9人が円陣を組んで私たちも一緒に「虹ヶ咲」と声を出せたのが印象的でした。いやそんなん泣くて。
客席から見えたこの曲の景色は、完全にSIFからの景色。美しい景色を、ありがとうございました。
20.Eutopia (Short.Ver)
1期楽曲を駆け抜けた余韻を残しつつ、バチバチに決まった2期楽曲のパートが始まります。
この楽曲はやはり2期1話で流れ、私含めたリアタイのオタクたちが曲の良さにTLで驚愕していたのを思い出します。フル版が長らく待たされ、満を持して登場した際にはiTunesで全ジャンル中の1位を取ったのも忘れられない記憶であり、記録でしょう。
そんなこの曲ですが、こちらもまたえいがさき、そして『PHOENIX』を踏まえて聴くとまた感じ方が変わっていて良かったです。
高みを目指すのはずっと変わっていなくて、だからこそ『もっと熱く、高く』飛び立とうとしていて。
だけど今度は、一人じゃなく、みんなで。
法元さんが、ランジュちゃんが見せてくれたにこやかで楽しそうな笑顔から、新たなすべての始まりを見られた気がしました。
『top of the top』のコールも、良かったです。
21.EMOTION
続けざまに来るソロ曲で、タイトル通り感情になる。
ご令嬢のような品格ある翡翠色の衣装がいつ見ても優雅で美しく、思わず目を奪われます。
1番→2番→ラスサビと変化していく表情の移り変わりがシームレスで、小泉さんの技量の高さを窺い知ることができます。踏み出すことをどこか恐れているような表情が、最後には讃えた微笑と共に堂々と歌い、踊る。
この一曲だけで栞子ちゃんの大きな成長を感じることができる点で、こちらもライブ映えすると思います。個人的には『ちょっと背伸びして』の振りがかわいくて好きです。
あとはやはりラスサビの転調が美しい。王道な作りの曲だからこそ、最後に重ねる『あなたに届け』の反復の破壊力が増すんですよね。お見事。
22.stars we chase
内田さん、めちゃくちゃ歌が上手い。
冬の夜空のような澄んでいて穏やかな始まりから、声が響く響く。澱みない英語と圧倒的歌唱力の合わせ技で、聴き惚れるとはこういうことを言うのだ、と実体験をもって感じられます。優雅で伸びやか、自由になる喜びを全身で表すようななダンスがそれに華を添えていて、目と耳でひたすら曲を感じることができますね。
この曲、ミアちゃん自身、そしてランジュちゃんに向けたものになっているのが本当に好き。タイトルの時点で自分とランジュちゃんを重ねているのが分かりますし、歌詞を見るとどれだけ大切に思っているのかがより克明に分かります。誰よりもランジュちゃんを認めているからこそ隣に立ちたいし、隣に立っていてほしい。そんなミアちゃんの大きな愛。良いですよね。Queendom衣装の対になっているような大人っぽい黒い衣装からも、それが伝わってくるようです。
また今回、現地で見ていてちょっと確信が持てないでいたのですが、アーカイブで見返したのと生放送の内田さんのコメントで間違いじゃないと確信できたので記します。
この曲中、照明にピンクゴールドが使われているんですよね。
いや、それはもうさぁ、あまりにもビッグなラブじゃないっすか……
ランジュ&ミアの組み合わせ好きオタクとして、ひたすら感謝。
23.Future Parade
この流れならやっぱやるよね!ありがとう。
この曲は共通衣装がありますが、今回は『夢ここ』と同じようにそれぞれの衣装で披露されました。これはこれで味わいが深いです。『Stellar Stream』でみんなの後ろ姿のカットがあるのもその良さを増幅させてくれます。あのカットでもこの曲でも階段があるし、案外意識されているのかもしれません。
それぞれのソロ曲の振り付けに加え、背景まできちんと浮かぶ演出になっているので、12人のまとめになっている感がすごくて何回見ても感動できます。またこの曲は侑ちゃんがステージにいることもあり、集大成感もすごい。「『スクールアイドル』とは何か?」という問いに一つの答えを出した回だということもあり、晴れやかな気持ちになれる曲だと思います。
でもやっぱ泣く。本編で入るみんなのアップのカットもちゃんと映像で流れていて泣きました。みんなが楽しそうにしている表情を見るだけで涙してしまう。まっすぐな青春に弱いので。
最後は一列横並びになって手を振るのも、全員が同じ場所にいることの証みたいで泣けます。
24.TOKIMEKI Runners
もうこれに関しては今更語るのも、というレベルでしょう。
虹ヶ咲を象徴するこの曲は、アンコール前最後という華やかな位置で輝きを放っていました。
こんなに王道なコール、今どき中々お会いできねぇよ。会場全体がひとつになる爆発力がやっぱりあります。身体が勝手に動くレベルまで染み込んだ振り付けもただひたすらに楽しい。
あとはここで銀テが飛んだのですが、虹ヶ咲のライブに参加して初めてゲットできました。金色が頭上からゆらめていて近づいてくる景色、綺麗でした。
ここまでで既に大満足でしたが、まだアンコールを控えています。まだ上があるんか……!?
というところで、少し閑話休題。ここまでのセットリストの合間合間に挟まっていたミニアニメの話を軽くします。
これまでライブで色々なミニドラマがありましたが、今回は特に完成度が高かったように思います。K(asumin)アリーナやかすみんキーホルダー、『いい感じの棒』やら『いい茂み』やらの笑える単語がちょくちょく出てくるのがツボでした。
タイトルの回収もよかった。ブレードを傾けるところでご丁寧に『右』とテロップが出た時はオタクアホだと思われない? となってヘラヘラしていたのですが、今回のライブタイトルをきちんと回収してきて思わずやるねェ……となりた。
個人的にお気に入りシーンはちゃんとランジュちゃん色のシャツを持ってるミアちゃんと、エマさんの「食べたい…な!」です。かわいいね。
閑話休題終わり。というわけでトキラン後に一旦キャストが退場し、恒例のアンコール。
今回もコメントを流しながらのアンコールメーターかな、などと考えながら、少しクールダウンしようとしていました。
『ニジガクアンコールレース!』(やたら壮大なBGMと共に現れるメンバーカラーのテロップ)
なんか始まった……
アンコールメーターじゃないんかい! となりながら、未知の展開に目が離せない。
みんなが思い思いのマシンで順に入場してくるのですが……
最初に来たのはかすみん。マ◯カーの車みたいな小さな車。タイヤがドーナツになってるじゃん、とニコニコ笑っていたのですが、序の口でした。
相対的に見てこの子がまともに見えるの本当になんなんだ。
しずくちゃんは犬! と思ったらそれを突っ込む間もなく歩夢ちゃん。いやサスケじゃんか!
もうこの辺りでゲラゲラ笑っていましたし、このミニドラマを静かに見せる気がないことも分かりました。絶対笑うだろうよこんなの。
彼方ちゃんはベッドにエンジン直付けの恐ろしいマシン、エマさんは食パン型絨毯とバラエティしかないラインナップ。アラジンか何か?
璃奈ちゃんパワードスーツはこの中ではまともな方なのですが、肩に乗ってる愛と優木ー!!!!! ギリギリを攻めるんじゃないよ。
栞子ちゃんはイェンイェン、ミアちゃんはオリボヨ、ランジュちゃんと果林はランランさん。もう突っ込まんぞ?
果林さん乗りたかったんだね、かわいいね。
さぁいよいよ出揃ってトンデモレース始まるがどうなる……と思ったら、校歌斉唱、と告げてくる侑ちゃん。流れ始めるピアノ。
えっ、私たちも歌うんですか?
25.虹ヶ咲学園校歌
アンコール待ちは休みの時間じゃないし休ませない、という虹ヶ咲ライブの強い意志を感じました。
序盤にロックバージョンやってるし、同じ原曲を2回やるのもくどい気がするしどうするんだろうと思っていたんですが、まさかの解答に恐れ入るね。学生時代ですらこんなに一生懸命歌ってないよ。
2万人の観客が大合唱している様子はさながらオタクの『魁!!男塾』状態。音が低すぎるだろ。
笑いそうになりながらも、最初から最後までしっかり歌い切りました。いやフルバージョンなんかい。ミアちゃんが思ったことと全く同じツッコミをしてくれてそこで笑いました。
そんなこんなでようやく始まったレースですが、それぞれがそれぞれの理由で全く進まないでいるのを見てまたゲラゲラ笑ってました。いや一応栞子ちゃんとミアちゃんは進んではいるはずなんだが……歩夢ちゃんのくだりで会場にナルトスが大量発生していたの面白すぎた。
謎メーターを高めきったところで、ようやくかすみんから真っ当なツッコミが入りますが……
「収集なんてつかなくていいじゃない」
にじよん2を見てたら一発で分かる確定演出やめろ。
もう次に何がくるか分かったよ。
そしてうっすら見える12のシルエットがやたら厳ついんだよ。
26.繚乱!ビクトリーロード
「収集なんてつかなくていいじゃない」って言えば強制的にこの楽曲に繋げられるの、あまりにも無法。
何も知らずに見たら何かしらの事件を疑われるレベルのアホみたいな爆発と、あり得ない量のスモークから始まったアンコール。
繚乱どころか狂乱の域に至ってませんか?
キャストがノリノリで銃ぶっ放してるの良すぎる。大西さんの力強すぎる『前半いくよ!』から始まったかと思えばいつのまにかリフトまで出てきてるし。村上さんがノリノリで乗ってるリフトを揺らしまくってて笑いました。(この様子は配信でも確認できます)
正直これを自己紹介ソングとして扱っていいのか怪しいレベルのはちゃめちゃな曲とはちゃめちゃな使われ方なんですが、でもやっぱ楽しいんですよねこれ……
各キャストで振りや歌い方に個性が出ているのも好きです。
林さんのハイキックはやはり至高。前田さんは狂犬出てるじゃん。
大盛り上がりしたところで『繚乱!虹ヶ咲』からの火薬とスモークをかました間奏で、さらにテンション爆上げ。
なんで最初より音デカくなってんだよ超えるな超えるな。
そんだけ大暴れしておいて、ラスサビでいい感じにかっこよくなるのズルすぎて好きなんですよね。
最後の集合ポーズまで個性出まくりの最強曲でした。法元さんと並んだ大西さんが頑張って悪そうな顔をしていましたが、本人がかわいすぎるのでかわいくなっちゃってるの面白すぎるんですよね。弱そう。
私だけ弱そうってなんや…🥺
— 大西亜玖璃 (@aguri_onishi) September 12, 2022
強いぞ…!!!✊おらあ!
そして大きな愛がある…❤️❤️#虹5th_day1 #虹5th_day2 pic.twitter.com/jAwcIRfcgV
強いぞ…!!!✊おらあ!
27.トワイライト (Day1のみ)
うわあ!いきなり落ち着くな!
温度差で風邪引くだろこんなの。
ちなみに7thライブ後に私は本当に風邪を引いたので、冗談で済みませんでした。鼻水が止まらないので、ティッシュを詰めてこの文章を書いています。たすけて~。
それは置いといて、この曲は5thライブのDay2を現地参加できていなかったこともあり、全員歌唱をようやく見られてほっとしました。
にじよんでもインスト版で使用された、個人的にすごく好きな曲です。
これを書くにあたり改めてにじよん2を見返したんですが、どの回もあまりにも良すぎてニヤ……と一人気持ち悪い笑顔を浮かべてしまいました。
夕暮れの中をゆっくりと歩きたくなるような、一日を穏やかに終えられそうな、そんな曲です。
歌詞のパート分けもほろりときてしまうものになっていて、ランジュの『なんでも話せる気がしちゃうよほんと』はいつ聞いても涙が出そうになります。
でもやっぱり、1番サビの「オレンジ色」が愛さんソロになっているのが、いちばんのお気に入りポイントです。
27.Level Oops! Adventures (Day2のみ)
『飛び込むアミューズメント』の『とび』で声が出ました。しっとりとした『トワイライト』とは対照的に、こちらはひたすらに元気いっぱい賑やかな曲です。こちらも12人での歌唱は5thぶり、ありがたすぎる……!
曲のコンセプト的にはみんなが揃ってこそ本領が発揮されると思っているので、やっぱり嬉しかったです。
同好会のみんなが休日に集まって、一日たくさんのアトラクションやゲームで遊びまくる……そんなドタバタなワクワク感と、みんなで同じ時間を過ごす楽しさが、ウィットに富んだ歌詞と振れ幅の豊かな音でとめどなく畳みかけてくるのが楽しすぎる。
『激アツシークレット』って栞子ちゃんが言うのがギャップすぎて大好きです。ダンスで張り合うDDとかもいいよね。
この曲が入った『Future Parade』のCDが発売された時期はお台場ジョイポリスでコラボを開催しており、期間中に訪れた思い出もあったので、ちょっとした懐かしさもありました。
あの辺からもう2年ぐらい経っちゃってるの、少し怖い。
またこの曲、豊かすぎる歌詞のおかげで私たちが入れられるコールの数がとんでもないことになっています。正直どこまで入れていいものなのかよく分かってないんですが、5th参加前に全部覚えて今もちゃんと入れられるので、できるやつ全部やりました。たのしい。
28.Hurray Hurray
夢を応援してくれる虹ヶ咲の、ひとつの極地にある曲だと思います。
まずタイトルから直球すぎる。ギターのイントロと、みんなで頑張ろう、という決意の表れのようにも思える最初の『Woh oh oh』から熱が入ります。
『ミライ」を見据えながら、『イマ』を大切にしたいという曲が多い虹ヶ咲楽曲の中で、特にこの曲はその対比をはっきりと描いているように思えます。
特に2番の『いつかは別々の道 進んでいくのかな』という歌詞が特徴的で、遠くない未来に同好会という学校上の所属ではなくなりそれぞれの道へ進む、そんな事実への寂しさや切なさに直接的に言及しています。ただ、『それでも 今以上に幸せのイメージ浮かばないね』という直後の言葉が、その寂しさを肯定しながら、同時に今の自分たちを肯定しているんですよね。導かれるようにそれぞれがそれぞれと出会い、今この瞬間にみんなでいることが幸せだから。だからこの先も、同じ空で繋がっていることに変わりはない。そんな想いが、伝わってきます。
未来への不安とそれを上回る今への愛情と未来への期待を、フラッグを用いた大胆なダンスで肯定的に描けるのはやはりライブならでは。各学年ごとに固まったり、侑ちゃんがいちばん大きな旗を振って私たちのことまで応援してくれていたりと、虹ヶ咲の魅力をとことん感じられる曲です。
ここまで終えたところで、MC。2日目にはにじちずや校外学習、えいがさき2章の盛り上がるお知らせもありました。
校歌歌って校外学習行ってと、自分がだんだんと本当に虹ヶ咲学園生徒みたいになっているのが外堀を埋められている感じがあって笑いました。購買部とかあるし今更だけどね。
MCですが、それぞれのキャストの虹ヶ咲への想いなどを窺い知ることができるMC、やっぱり好きだなと思います。田中さんが感慨深そうにしていたり、相良さんがどこまでもかすみんでいることなどにじーんときていました。あと林さんのくしゃみでめっちゃ笑ってしまった。配信カメラとすれ違い続ける内田さんのくだりからのこれだったのが面白すぎました。風邪などお気をつけください。
29.Fly with You!!
来る気がしていましたがやはり来ました。
映像も曲のコンセプトもえいがさきとの親和性が高すぎるんですよね。
6thライブからの早速のおかわりでしたが、最終盤に来るのでやはり満足度が高いというか、これまた集大成感がすごい。
これまでの軌跡を辿りながら、まだまだやれる、まだまだ先へ行ける、と希望に満ち溢れているのが元気をもらえますね。
歌詞が出るのでオタクも含めて大合唱になるんですが、やっぱパワーがすごくて会場がひとつになる感じを味わえるのはやっぱり良いなと思います。
ラスサビで全員が上ステージに並ぶ最後の見栄えも美しいですね。アロハ衣装なのも次に来る曲の説得力を高めている気がしました。
30.どこにいても君は君
高く高く飛び立った飛行機は、さざ波がゆらめく穏やかな島へ。
えいがさきコンセプトの、そしてこの7thライブを締めくくるこの曲。
盛り上がりに盛り上がり、最高潮へ達したライブの熱をちょうどよい温度に保ってくれるのと同時に、次のステージへの種火にしてくれるような、リラックスできるものになっていて最高でした。
少しだけつまらない自分語りをします。この曲が公開された時点で私は転職することが決まっていて、地方から上京することが決まっていました。自分で決めたこととはいえ、全く別の職種に変わることへの不安や、続けていた仕事を辞めてよかったのかという思いもありました。
そんな折、この曲の情報が出されて。自分が自分でい続ければ、どこにいても大丈夫。そんな風に思わせてくれるタイトルやメロディに、救われたような思いがしました。この曲に力をもらって、無事転職は済んでいます。
自分語り終わり。
また歌詞も、一度立ち止まって時には休みながら、エネルギーをたくわえて新しい道に進んでいくことを肯定してくれるものになっています。自主性を認め、夢を見ることに寄り添ってくれる虹ヶ咲らしさが存分に発揮されているし、またどの曲とも違う今までにないタイプの寄り添い方で、幅の広さを感じることもできます。
めばち先生のふんわりとした線と淡い色使いによるイラストとも相性がよく、そういった意味でも笑顔になれます。イラスト本当にいいんだよな。キャラクターが髪を結ぶシーンで泣くのも飛行機雲で泣くのもえいがさきが人生で初めてだよ。ありがとうございます。
ラスサビでは紙吹雪が舞ったのですが、これが本当に綺麗でした。ゆらゆらとゆらめきながら落ちてくるカラフルな紙吹雪の中で、めばち先生のイラストに合わせてキャストが同じポーズをしている光景は忘れられません。
曲中ほぼずっとめちゃくちゃに泣いていたのですが、『またね、またね』と次を楽しみにさせてくれる希望で満ち溢れた締めくくりだということもあり、涙ボロボロ流しながらそれでも笑顔になりました。笑顔で次を約束しようと思わせてくれる、最高の曲でした。ありがとうございました。
以上、各楽曲(とミニアニメ)の振り返りと個人的見どころでした。
終わって確認すると各日30曲やってるんですがそんなにやってる感覚がなくて、本当にあっという間の二日間でした。
前回の6thライブは開催日程やライブ演出等、エンターテイメントの色を強く押し出していました。(『サンタが街にやってくる』で映し出されていたクソデカサンタ本当に好き。動くし)
今回ももちろんエンターテイメントとして魅力あふれるものになっていましたが、それに加えて「これまでのアニメを全部まとめる」ような作りになっており、というかそれがめいっぱい詰められていて、アニメから虹ヶ咲を本格的に好きになった私としては感慨深いものがありました。
作中と同じようなライブ演出も多く、『アニメ虹ヶ咲』の再現ではなく、『虹ヶ咲世界のライブ』なのだと思わせてくれる作りになっていたのが本当に良かったです。まるで私たちが虹ヶ咲の世界に飛び込んで、実際に虹ヶ咲のライブを見ているかのように。
アニメを振り返るセットリストで感動できると同時に、やっぱり虹ヶ咲が好きだと心から思えるような、本当に素晴らしいライブでした。想像と期待を超え続ける虹ヶ咲、大好きです。
おまけ——物販とお見送り会
Day1のみ始発で会場に向かい、CD列に並びました。会場着いたらスタッフがどう並ぶのかよく把握していなかったのでかなり不安でしたが、4時間近く並んでCDを購入できました。
今回のお目当ては「どこにいても君は君(全員版)」の特装版。CD版がどこ行っても売ってなかったのと(だから予約しておけとあれほど)、単純にLPサイズのジャケットが欲しいと思ったからです。
そしてもうひとつのお目当てはラゲッジタグ。特装版を購入すれば1枚につき1回で抽選でき、お見送り参加権かラゲッジタグがもらえます。
推しを近くで見たかったら個人イベント行きゃいいだけだろと考えているひねくれたオタクなのと、12月に韓国行く予定なので鞄につけるタグが欲しかったので、狙いはラゲッジタグでした。
CDを買う際、隣の知らないオタクが最大抽選回数の6回分抽選をして全部ラゲッジタグだったのを横目に「恐ろしい商売だ……」と震えてながら1回抽選。
は????????????? pic.twitter.com/Vspm4Mab15
— カルパス (@calpas_meat) October 19, 2024
特装盤デカすぎ!!!
— カルパス (@calpas_meat) October 19, 2024
一枚だけ買ってラゲッジタグ狙ったら何故かお見送り会の方になったので持ってないドラマCD買いました…… pic.twitter.com/ONf82u3Tvi
なんで?
デジタルガラポンで「お見送り会」の字が見えた時「あっやべ」の声が出ました。いやそっちじゃないのよ私の狙い。おめでたいベルを鳴らされながら、お見送り会用の手首に巻くタグを受け取りました。正直タグさえあれば参加できるので誰かに譲渡することも考えましたが、病気以外はなんでももらうのでお見送り会参加を決めたよ、ちゃんと。ちなみにラゲッジタグは持ってなかったドラマCDを買ってゲットしました。出費が嵩んでるじゃねぇかよォ〜〜〜。
で、ライブ終わりのお見送り会。
最初に退場のアナウンスがあったのでオタクたちの拍手を受けながら指定されていた場所に集合したのですが、結局30分近く外で待たされました。
朝から4時間待っていたので30分ぐらいはなんてことなかったのですが、待たせるぐらいなら最初に慌てて退場することなかったのでは……?となりました。
そしてようやくお見送り会本番。
一瞬。まぁ〜〜〜ほんの一瞬。5秒ぐらいだったと思う。正直12人全員のお顔をちゃんと捉える暇もなかった。グッズアピる暇もなかった。まぁお見送り会ってそういうもんだよねぇ。
なんですけど、林さんに手を振ったら笑顔で返してくれた上に、こちらの移動に合わせて身体の向きをスライドしてくれたのですき……ってなりました。正直忘れられない。永遠の一瞬でした。(は?)
お見送り会の簡易レポート、おわり。
さて、ここまで読んでいただきありがとうございました。
以上が私の7thライブ感想となります。
軽い気持ちで書き始めたのですが、曲数の多さと見どころの多さで想定していたよりもかなり長くなってしまい、焦っています。
半分くらい曲のここ好きポイントを書いている気がしますが、どうか見逃してください。楽しかった思い出のおすそ分けができていれば幸いです。
さて、まだ2ヶ月ぐらい残っていますが、今年も虹ヶ咲の一年になったと思います。ありがたいことです。
そして校外学習、えいがさき2章が控える来年の2025年も、虹ヶ咲の一年になるでしょうし、期待が高まります。ほんと楽しみだ。
仕事したりエネルギー蓄えたりしながら、その時が来るのを待ちましょう。
では、次のトキメキが生まれる場所に走り出すべく、結びとさせていただきます。お付き合いいただきありがとうございました。
またね、またね!