息ぬき音楽エッセイ《番外編:アジアのアーティストたち》 by 村松社長
みなさまこんにちは。カロワークスの村松社長です。
師走の実感がわかないまま年が明け、2024年に突入いたしました。
このたびの能登半島地震で被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。一刻も早く、みなさまが穏やかな日常を取り戻せますように。
コロナ禍真っ只中に走り出した弊社note、特に社長の当番回はタイトル通りなるべくみなさまの「息ぬき」になるよう、ゆるりと続けてきました。
というわけで…大変なニュースで心が痛む毎日ではありますが、今回も平常運転でまいります!本年も引き続き弊社&弊社noteをどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて平常運転とは言ったものの、しょっぱなから番外編でございます。通常回でがっつり取り上げるまでではないんだけど、ぜひともおすすめしたい!というアーティストをテーマに沿って何組かご紹介したいと思います。
今回のテーマは、「アジアのアーティスト」。というのも、これまで社長が幼少時から聴き慣れてきた欧米の音楽や、自分の国籍である日本の音楽ばかり取り上げてしまっていたかも、と急に反省しまして…。
それでは、紹介する機会がなかったけど実は社長が愛してやまない、アジアのアーティストたちをどうぞ〜
◎ Mong Tong
Mong Tong「Tropic Sub」2023
2017年にホンユー(洪御)とジゥンチー(郡崎)の兄弟で結成された、台湾の音楽ユニット。「ディエンツーチン(キーボード)・ミュージック」を名乗り、さまざまな音楽要素を取り入れた摩訶不思議なサウンドで、聴いているとちょっと自分がどこにいるのか分からなくなります。
ライブではいつも赤い目隠し布をして演奏しているらしいのですが、これは「觀落陰」と呼ばれる道教の秘術で、こうすることで自分の魂が霊界に赴いて亡くなった人を訪ねたりできる、というものだそう。体は演奏してるけど魂は霊界に行っちゃってるのね…。たびたび日本にもツアーで来ているので、ライブで目撃してみたい。
◎ loserpop
loserpop「ช่อดอกไม้ (Scent)」2022
タイで大人気の6人編成バンド。タイのポップスと60年代オールディーズやソウルミュージックに影響されたという曲たちは、T-POPを代表するような心地よいものばかりです。
バンド名、毎度シティ・ポップ感強めのジャケ、6人が仲良さそうなところ、MVのベタな感じも含め、なんかすごく安心する〜。体中の毒が抜けて全人類に優しくしたくなる(文字にするとやばい)温泉みたいなアーティスト。たまにloserpopしか聴けないメンタルの時がある。
◎ yeule
yeule「dazies」2023
シンガポール出身で、現在はLAを拠点に活動しているNat Ćmiel による音楽プロジェクト。(拠点はLAですがシンガポール出身ということで、アジアのくくりにさせていただきました…)
自らがノンバイナリーであることや、ファッション・メイク・MVなどを含むヴィジュアルの出し方、さまざまなカルチャーを取り入れた存在であること(yeuleという名前はファイナルファンタジーのキャラクターが由来)、全てが現代の音楽を体現しているようで、毎回のリリースに注目してきました。
完璧にプロデュースされたヴィジュアルに目が行きがちですが、なんといっても曲がぜんぶ良い!
◎ KIRARA
KIRARA「Pulling Off the Stars」2021
2014年から活動している韓国のアーティスト。
「KIRARAはきれいで、強いです。皆さんは踊ります」というキャッチフレーズを持っていて、ライブもこのナレーションで始まることが多いそうです。曲を聴いたり本人のインタビューなどを読んでいると、自分にも周囲にもとてもポジティブな感情を持っていることが伝わってくるのですが、ただ明るいだけじゃない激しさのようなものを感じます。そしてわたしも踊りたい。
さて、まだまだたくさんご紹介したいところですが今回はこのあたりで…。
アジアの音楽といえばK-POPが席巻する世の中ではありますが、それだけではない奥深さを感じていただけたら幸いです。
今年もたくさんの音楽との出会いがありますように!それではまた次回〜!
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