祇園祭 京都 八坂神社 真摯な言葉が響く
令和の祇園感神院復元事業
2024年6月15日 京都祇園の八坂神社例祭へ。
晴天なり。
空はこの景色。
6月半ばというのに、例祭を見続けるには日傘が要るくらい強い陽射しでした。
弥栄雅楽会による「東遊」の神楽奉奏が終わった後、日陰によけていた際に聞こえてきたお話はとても興味深く、大切なことを語られていると思ったので、聞きやすい場所に移動して拝聴しました。
途中からになりますが、録音させていただいたものを文字起こししました。(誤字あればご指摘ください)
音声は、龍脈のお話、祇園祭の今までとこれからのお話、令和の祇園感神院復元事業 という取り組みについてです。
2024年6月15日 京都 祇園 八坂神社例祭で伺ったお話の文字起こし
(音声あり)
祇園祭りの原点は、疫病を鎮めるためには、生命の根源である水を浄化しなければいけないというのも原理であります。
そのために水の聖地であります神泉苑で祇園御霊会が始まったわけであります。
この神泉苑とこの祇園社は、龍穴と龍脈で繋がれております。
そのお互いの湧き出ているお水を持ちまして青龍神水を作り、この合わせ水を持ちまして、
この平安の都の全て、そして人々の身も心も清めていくことを、令和4年から始めさせていただきました。
おかげさまで疫病を乗り越えることができました。
今後もこれは続けてまいりたいと思っております。
そしてさらに、今年は869年 祇園御霊会が神泉苑で始まりましてから、数えて1155年であります。
そして円融天皇様が勅願を持ちまして、神輿渡御を始められましてから1050年になります。そうした年を節目に、今年の祇園祭り、ちょうど旧暦の6月15日が新暦の7月20日に相当いたします。
その時に、かつてこの祇園さん 祇園感神院 と申しておりました神仏習合のお社でございました。
その7月20日に神仏習合の神前仏事を執り行います。
比叡山延暦寺から僧侶がまいりまして、この本殿の中で八坂礼拝講という営みをさせていただき、世界の平安と世界の平和、真の国家(?)を祈念いたしたく思っております。
・・例祭の後パンフレット配布する件・・
私の、この、かつて疫病が鎮まってた時代の祇園さん、その時代の祇園さんの信仰に戻したい、という思いで、令和の祇園感神院復元事業 という取り組みをさせていただいております。
その令和の祇園感神院復元事業、目標は9年後の令和の15年、西暦2033年でございます。
この時に何が待っておるか
ご存知の通り第63回神宮の式年遷宮も行われます。
この世の全ての神と仏が復活し、
太陽と月 宇宙 天体も 時間と空間も 全てがリセットされる瞬間であります。
その時を目標にいたしまして、この祇園さんも神仏習合時代の祈りの形を整えたいと思っております。
皆様方もどうぞご支援、ご協力賜りますようにお願いを申し上げます。
最後になりましたが、まだまだ不安な世の中が続きます。
何が本当か嘘かわからない時代であります。
皆様方には悪い流れに乗らないように、流されないように、巻かれないように、
常に大神様のご加護のもと蘇民将来子孫也で、日々の生活 平穏無事 無病息災でお過ごしいただきまして、ますますの弥栄を祈念申し上げます。
どうぞ今年の祇園祭、共に立派な祇園祭りにしたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
(拍手が自然と起こる)
_文字起こし終わり_
このお話の前には、6月14日夜に行われた「御神楽奉納奉告祭」が上弦の月の日であったことなどもお話されていました。
2024年7月21日は満月です🌕
話題にのぼっている神前仏事の日の夜空には、きっとまん丸いお月様が見守っているのでしょう。
新暦7月20日は、旧暦6月15日に相当し、例祭のお話を聞いている日が新暦6月15日でした。新旧の日付の数字がシンクロしています。
穏やかな口調に強さを感じさせる、宮司のお声をぜひお聞きください。
祇園祭「プレミアム観覧席」の在り方に苦言
2024年7月4日、京都市観光協会より、祇園祭「プレミアム観覧席」では酒類・食事を提供しない旨が発表されました。
一席15万円と20万円の「プレミアム観覧席」
昨年2023年には、プレミアム観覧席にてお酒やおばんざいを提供しており、パレードやショーを見るかのようになっていたといいます。
ご神事は、ショーではない。
当たり前だけれど、おもてなしの気持ちがエスカレートしてしまった様子。
祇園祭は日本三大祭でもあり、疫病が鎮まるようにとの祈りをこめて、平安時代、約1150年前にはじまった祭礼です。
今年の祇園祭も国内外から多くの観光客で賑わうことでしょう。
次は、2024年6月14日の八坂神社 御神楽奉納奉告祭についてnoteします。
↑各報道のされ方では、観覧席でのアルコール類の提供が取り止めになったことのみ書かれているが、ホテルで飲食提供の機会を設けていることがわかる
↑ハイエンド向け旅行業は力を入れたい分野なのでしょうね。
疫病は、富裕層も貧困層も関係なく平等に流行ります。
疫病を鎮めるご神事についても誰にとっても機会平等であることが望ましいと思いますが。
「一生に一度は善光寺参り」という言葉を思い出してしまいました。
お金がふんだんにあるのならば、病の人を助けることに使えそうなものを。
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