single is drug
最近、ジェーン・スーさんと堀井美香さんのポッドキャスト、OVER THE SUNにハマっている。友人から勧められたのがきっかけだ。
私はアラフォーに脚を踏み入れた独身。ジェーン・スーさんが「未婚のプロ」ならば、私はまだ「未婚のアマ」であろう。
近頃はめっきりテレビを見ることも無くなった。なんかあの「嘘っぽさ」が嫌になったのだ。
代わりにネトフリやYouTubeを観るようになった。しかし、ココ最近はいわゆるスマホのせいなのだろうか、1本の映画を観るのにも集中力が続かなくなった。
そんな時に出会った新たなエンタメ、ポッドキャスト。もちろんパーソナリティのお2人の軽快なトークのお陰だと思うが、いくらでも聞いていられる。今は私の生活の中のオアシスとなっています。
このポッドキャストの事はまだ後日詳しく書くとして、これをきっかけにジェーン・スーさんという人物を初めて知った。どこの国の人だろう、台湾?とか思っていたらまさかの日本人。
「生きるとか死ぬとか父親とか」というジェーン・スーさんの、エッセイが元になったドラマがあるということも知った。
第1話から惹き込まれた。
single is drug.
独身は楽しくて止められないけど寂しさと天秤にかかっている。そんな事を言っていた。
この部分が凄く今の私には共感できた。仕事終わりだって休日だって今の私にはとっては全部私のモノ。私の思うように自由に過ごせる。仕事疲れたーって時は、帰宅後弁当箱も洗わず家を出て、一人カウンターで晩酌もできるし、ちょっと高いお寿司だって食べて自分にご褒美もあげられる。もちろんそんな時間を気を許せる友人とだって共有できる。
そんなもんじゃ足りない。ソファーに寝転がって数時間ダラダラとスマホいじりもできるし、自由気ままにオナラもできる(すみません)。数ヶ月に1回は数万円の美容施術を受けることも気兼ねなくできるし、ずっと欲しいと思っている19万円のネックレスをいつ買おうか目論むこともできる。旅行に換算すると、、、5回くらい我慢すれば買えるか、、とか。
この手にした自由はなかなか手放せない。たとえいいお相手が見つかったとしても一緒に住むのとか無理かも、、など思ってしまう。
ただ、、天秤のもう一方、「さみしさ」。
特に感じるようになったのはコロナ禍以降。それまでもクリスマスや正月、部屋から聞こえる花火の音などイベントごとの時には寂しさを感じることはあったが。コロナ禍の外出自粛などの期間は誰とも会うことが出来ず、家族がいたらなぁなんて思ったことあった。
前出のポッドキャストを勧めてくれた友人は私より年下なのだが、「この先ずっと独りだなって思うこととかってないんですか?」と、鋭いとこをついてくる。
まさに最近自分でも考えていた事ではあるのだが、正直考えたところで答えの出ない問題だし、寂しいからという理由で必死に相手を見つけようとしたところで本末転倒な気がする。
といって自由気ままに過ごしててもずっと独りな気もしますし、何が正解なのか分からない。
そんな私だからこそ、OVER THE SUNが刺さっているのでしょう。
そんなことを思いながら、今日も「独身」いうドラッグを楽しんでいる私。
楽しけりゃいいのさ。楽しけりゃ。