クルージング・ナイト
*クルージング・ナイト
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◇「あら、相棒のお手入れ、お疲れ様。」
◆「ん、あぁ、オマエか。俺の恋人は今日も美しいだろ?」
◇「馬ッ鹿じゃないの、この変人。何が『俺の恋人』よ。」
◆「残念ながら俺は一途なんだよ。オマエこそ取っ替え引っ替え、一日中、男と絡んでるんだろうが、この尻軽女。」
◇「ふふん。私がイイ女過ぎて世の男たちが手離してくれないのよ。」
◆「ケッ、単に都合がイイ女なだけだろ。」
◇「なんですって!!」
◆「おー、こわ。オマエが囲ってる男達が見たら逃げ出すぞ。ーーそれより、ボスから伝言だ。」
◇「っ!!ーーなんて?」
◆「俺とオマエで、今からクルージングしてこいってさ。」
◇「えぇ!?またぁ?」
◆「仕方ねぇだろ。どう始末しようが、この手のヤツは減らねぇんだから。」
◇「そんなの知ってるわよ…。でも何で毎回アナタとなのよ。ボスったらヒドイ!私が可愛くないのかしらっ!」
◆「ははっ!恨み言なら俺やボスじゃなくて、丸々と肥えた豚共に言うんだな。ーーほら、行くぞ。麗しのお嬢様。」
◇「んもう!!わかったわよっ!…ほんとエスコートだけは一流なんだから…っ!」
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音楽コラボアプリ「nana」にて公開している台本です。
口調、人称、アドリブ歓迎
nanaで使用していた参考BGM
DOVA-SYNDROME 様
https://dova-s.jp/
「ゴーゴー探偵事務所」かずち様