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back numberの『日曜日』に気持ちを救われる日々

救われる日々、なんていうのは大袈裟だな、なんて感じているが、まぁあながち間違ってはいないからとりあえずそういうことにしておいて。


 いや本来私はこんな呑気にnoteにつぶやいている場合でない。けど書かずにはいられなかった。最近自分を見つめ直したくてnoteを書いているけど、なんだか結局思考がうまくまとまらなくて下書きだけが溜まっていっている。今なら思う気持ちをそのまま書けそう!!絶好のチャンス!逃すまい!と思ったのだ。
 ちなみに絶賛就活中の穏やか狼。最終面接のプレゼンをついさっきまで練っていたはずの深夜12時半。SpotifyでLiked songs(好きなものには全部ハートを付けるので、それはもう膨大な量)を流していると、はじめはK-POPが多いななんて思っているうちにback numberの『日曜日』がかかった。

 小学生高学年の頃、back numberがアルバム『アンコール』を出したころにその存在を初めて知り、それから虜になった。そして今も大好きな曲の1つが『日曜日』だ。
 幼少期から何故か失恋ソングとかゆったりしたバラードとか、激重恋愛ソングが好きな私なのだが、時々ちょい明るめの曲を聴くときもある。ちょいネガティブが垣間見えつつ明るい『スーパースターになったら』は十八番だし、『僕は君のことが好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい』は片思い中の定番ソングだ。
 でも『日曜日』って、それらと少し違う。私からしたら幸せいっぱいいっぱいソング。back numberは日常のなかから、些細なことから幸せを切り取るのが本当に上手だなって思う。そんな歌詞が大好き。


 ここからが本題で、なぜ気持ちが救われるのかというと、きっとそれは自分の状況と照らし合わせてしまうからなんだろうなって思う。

 私って、自分に自信がない。いや正確にはあるんだよ。ちょっぴりね。本当は。それなりに褒めてもらえる容姿も別に整形したいくらいに嫌なところがあるかというとそこまでではないし。とんでもなく怠惰だけどやることはちゃんとやるし。別に大嫌いなわけじゃない。ただそれ以前に自分が努力して改善していくべきことは山のようにあるわけで。でも、私にはそのちょっぴりの自信を、胸張って「私自分のことが大好き!」って言えるくらいの大きな自信に変えるまでには、まだまだ程遠いなと感じるから、自信がないっていう簡単な言葉に帰結するんだと思う。やっぱりどこかに幼少期からの自他両方向へ向けた負けず嫌い精神があるんだろうな(笑)
 そんな自信がない私は、やはり交友関係においても「私でいいのかな」と不安になることがある。そんなの気にしたってしゃあないやん!って言ったらそれで終わりなのだろうけど。私という存在と一緒にいてくれるからには、私は常に相手にメリットを提供したいし、お互いにこの人と出会えてよかったって思える関係を構築できるような努力はしていきたい。こんな考え方の私は、勿論恋人に対しても「私でいいのかな」の感情を抱くことがある。

 私にとっての彼って、私の中の「スーパースター」で。本当に何でもできちゃうし、色んな事を私に教えてくれるし、常に安心感を与えてくれるし、困ったときはすごく頼りになるし、何より一緒にいてすごく楽しいし居心地がとても良い。それに、実は彼は私が過去に唯一ちゃんとした片思いをしていた相手で(「ちゃんと」って思うのは、恋愛ですごく弱気になる自分に初めて気付けたから)、すごく素敵な人なことはずっと前から知っているから、尚更。なんで私を選んでくれたんだろう。私で良かったのかな。って感じることがある。特に付き合いたての頃はそうだった。
 いつだったのかは曖昧だが、『日曜日』を聞いたとき「これ俺やん!」的なこと言って二人で笑ったことがあった。
 たしかその時は私が洗濯物をぱたぱた干していて、彼は(ソファーの上ではないけど)ベッドの上から眺めていた構図だったのかな。あんまり、ほぼ覚えてないけど。これってそう。サビ前のあれ。

「洗濯物をぱたぱた伸ばしてる君をソファーの上で眺めてたら」

「ねえもうすぐお昼だよ」
―私がよく言うセリフ第18位くらいにランクインするだろうな。
「最近の幸せといえば 美味しいものを食べることで」
―食べることが大好きな彼っぽいな。
「たとえアイドルと付き合えなくたって…」
―って、思ってくれてたらいいな。

 ただの私の願望なんだけど、彼が『日曜日』の主人公目線みたいな、ささやかな幸せを感じてくれてたらいいなって、私が何らかの形で幸せをプレゼントすることができてたらいいなって、すごく思う。別に私を守るために生きてくれなくていいし、いつだって一生懸命頑張っている彼のしたいことが叶うのならそれでいい、というかそれがいい。そんな彼に、私に横にいてほしいって思ってもらえるにはどうすればいいかは正直分からないけど、横にいる資格をくれている間は、誰よりも近くで彼のことを応援したいし、大切にしたい。
 自分に特別な才能や特技があるわけでもないと思ってなかなか自信を持てず、それが起因して彼にとってプラスの存在となれているのかなと不安になる私に、『日曜日』は日常の幸せの温かさを以て、特別な何かが与えられること=幸せだとは限らないって教えてくれた。そういう意味で、自分の気持ちを救ってくれた。清水依与吏さん、さすがやなぁ。

 言いたいこと全部言えてしまって大分雑なまとめ方になってしまったけど。何も特別とかオンリーワンとかナンバーワンとかじゃなくても良いよねって。でも特別な幸せがあったら倍ハッピーになるじゃん?だからやっぱり私はスーパースターまでとはいかなくても、スーパーマンになるための努力も怠らないようにしたいな。ほら、やっぱり負けず嫌い。


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