ロバート・キヨサキ著「金持ち父さん貧乏父さん」

本書は、著者の父　貧乏父さんと友達の父（金持ち父さん）から学んだお金の教えを紹介していく過程で、「お金」に対する見方を大きく変化させる本です。まず、貧乏父さんは「教育を受け、安定した仕事に就職することが大切」と教えます。しかし、金持ち父さんは「お金のために働いてはいけない。逆にお金を自分のために働かせる」と教えます。全く好対照な考え方で、社会一般的な「成功」の定義を見直す機会になります。また、「資産」・「負債」の違いについての説明で、金持ち父さんは、「資産はポケットの中ににお金を入れてくれることで、逆に負債はポケットからお金を奪っていくもの」と教えます。この点が、将来の金銭管理方法で役立つと思います。また、金持ち父さんは「お金の流れの理解」がとても重要だと指摘しています。つまり、お金の稼ぎ方だけでなく、使い方や増やし形を学習することが大切で、将来のステップそして生活プランに非常に有効です。お金に対する考え方の修正・金銭管理・資産形成を考えるバイブルです。