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Youは何しに中小企業診断士へ?    ~診断士Before/Afterアンケート

このたび、本ブログの執筆メンバーに加わりました、中小企業診断士の左近と申します。どうぞよろしくお願いします。

自己紹介

新卒から、とある大手メーカーにウン十年勤務しています。現在の職種は事業企画部門で、予算策定の仕事などを中心にやっております。
中小企業診断士に登録したのは2020年です。「ひとつの会社の経験と知識だけで、この先の人生やっていけるのかな…」といった漠然とした不安から、診断士になりました。
その後5年間、いくつかの研究会等で診断士活動を行っていますが、周りの人たちに比べると活動量は決して多くなく、「この先の人生やっていけるのかな…」といった漠然とした不安は、絶賛現在進行形です。
そんな、世の中にあまたいそうな企業内診断士の独り言に、お付き合い頂ければ幸いです。

アンケート:中小企業診断士の志望動機・得られたもの

そんなわけで今回お話するのは、中小企業診断士の皆さんが、どんな理由で診断士を目指したのか、また、診断士になって何を得られたのか、についてです。私の所属する中小企業政策研究会の有志20名に、アンケートにご回答頂きました。

  • Q.1 あなたが診断士を目指した理由を教えて下さい。

  • Q.2 あなたは診断士になって何を得ることができましたか。

※ 回答者20名の平均値を表示(2024年10月左近調べ)

Q.1 診断士を目指した理由

一番多かったのが「経営知識を身に付けたかった」、次点が「キャリアに役立つ肩書が欲しかった」で、この2つが抜きんでています。一方低位だったのは、「副業」「独立開業」です。
「中小企業の支援がしたかった」が、それほど点数が高くないのも興味深いです。中小企業診断士は中小企業支援を目的に設立された制度ですが、実際は診断士個人としては、政策の枠に留まらない活動を志向しているように見えます。
アンケートにお答え頂いた方は企業内診断士が大半だったと思うので、このような傾向になったのかもしれません。

Q.2 診断士になって得られたもの

一番は「社外ネットワークが広がった」ですね。診断士になっていきなり一匹狼で活動する人はいなく、何らかの診断士コミュニティに所属する人が大半だと思います。様々な業種、年代の人が集うグループでは、確かに色んな刺激を受けることができるので、満足度が高いのもうなづけます。
二番目に多かった「経営知識が身に付いた」も、試験勉強で詰め込んだ知識ではなく、診断士になってから、様々な人との交流で得られたものかな、と思います。
また、目を引くのが、”志望動機”と”得られたもの”のギャップです。差異が大きいのは、「副業」「独立・開業」「ネットワーク」です。これは、副業するつもりはあまりなかったけど、診断士になってみたら周りに副業している人がそれなりにいて、自分でも案外できちゃうことに気付いた、といったところでしょうか。
いずれにしても各項目で、Before/Afterに大きなマイナスが出ていないということは、「こんなはずじゃなかった…」と幻滅はせず、診断士になってそれなりに得られたものがあったということなのでしょう。

さいごに

5年目診断士である私にとっても、「なるほど、そんな感じだよね」と思える結果でしたが、いかがでしたか。
近年、ビジネスパーソンの価値観や働き方の多様化が進んでいるので、診断士の志望理由にも、今後さまざまな変化が出てくるかもしれません。
まあ、でも、私のように、キャリアの漠然とした不安にモヤモヤ悩む人は、なくならないんでしょうね。
そんなモヤモヤ系診断士のブログに、引き続きお付き合いください!


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