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MBTI 劣等機能を鍛えるには
前回に引き続き、MBTIの心理機能の内、劣等機能(第四機能)についての内容です。
人生経験とともに少しずつですが、劣等機能を使うことができるようになってきたと感じています。
どのように劣等機能を鍛えてきたのか、個人的な経験を踏まえて書いていきたいと思います。
◾️劣等機能が求められるような仕事をする
劣等機能を鍛える方法1つ目は、
あえて劣等機能が求められる職場で働くことです。
例えばSeを劣等機能に持つ人の場合、
・素早い判断が求められる仕事
・スピード感が求められる仕事
・人との関わりが多い仕事
・エネルギッシュに次々と行動することが求められる仕事
このような仕事が苦手な傾向にあります。
しかし、あえてこのような職場で働くことによって徐々に劣等機能を鍛えることができます。
特に最初の内はかなりしんどいと思いますし、自分の能力の限界を感じることにはなりますが、
この方法で劣等機能をある程度鍛えることができました。
◾️自分の劣等機能を上位に持つ人と、多くの時間を過ごす
劣等機能を鍛える方法2つ目は、
自分の持つ劣等機能を、上位機能として持つ人と過ごす(できれば一緒に暮らす)ことです。
例えばINFJの場合、劣等機能はSeであるため、Seを第一機能か第二機能に持つ人と一緒に長い間過ごしてみるということです。
Seを第一機能に持つ人は、ESTPとESFP。
第二機能に持つ人は、ISFPとISTPです。
この方達は、INFJが苦手とすることを割と簡単にやっていることがあります。
例えば何かを準備しなければならない時に、
INFJが頭の中で「まずこれをやって、これをしよう。でもこういう可能性があるかもしれないから...」と考えている内に
この方達は準備を終わらせている可能性があります。
なぜ、自分が苦手なことを得意としている人と長い時間過ごすことが良いかというと、
自分自身と向き合うことができるためです。
劣等機能はあくまで自分が持っている機能なので、「苦手だけれど本当は必要なこと」と心のどこかで分かっているんですよね。
「自分が苦手なことを、あの人は簡単にやってのけている」という劣等感を感じたり、
「あの人は表面的なことだけやって、深いところまで見ていない」
など色々と言い訳も出てくると思います。
そんな自分と向き合って、苦しんだのちに
苦手なことをどのように対処していくかは、INFJなりの工夫が必要だと思います。
◾️最後に
劣等機能を鍛える方法について、2つ個人的に思い当たるものを書いてみました。
どちらも痛みを伴う荒治療的な方法であるため、あまりオススメはできません。
以前に劣等機能をふんだんに使うような仕事をしたり、自分の劣等機能を上位に持つ人と長い間暮らした経験がありますが、
今冷静になって思えば「心が抵抗する」ような感覚がありました。
「そんなものは認めない」「私の人生には必要ない」というような感覚です。
劣等機能を自分の価値観の一部として受け入れるのはかなり難しいです。
またの機会に、今回の方法で劣等機能を少しずつ鍛えてきたことによる変化についても書いてみたいと思います。