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東日本大震災

ちょっと唐突に3.11のことを思い出したので、ここに書こうと思います。東北の方で実際に被害に遭われた方は読まない方がいいと思います。

東日本大震災が発生した日、ぼくは愛知県の小学1年生でした。授業が全部終わって帰りの会をしている頃だったでしょうか。緊急地震速報が流れてきました。僕たちは反射的に机の下にもぐり込みました。これも避難訓練のおかげだと思います。僕たちの階は一階だったので、そこまで揺れることはありませんでした。しかし三階は大きく揺れたようで、先輩たちが泣いていたのを覚えています。

家に帰ってからは、テレビは地震の事しか放送してませんでした。当時はテレビっ子だったので退屈していたのを覚えています。でも津波の映像や、火事で燃える街を観た途端、恐怖心に襲われたのは覚えています。

僕の父は陸上自衛官でした。
当時は豊川駐屯地にいて父が災害派遣されたのを覚えています。あの日から一ヶ月くらいでしたでしょうか。もっと長いかもしれませんし、短いかもしれません。父が家に帰ってこなかったです。父が家を長期間留守にすることはありましたが、あれほど長かったのは今回だけでした。父は東北で様々なものを見てきた思います。津波で全てが無くなった街、津波で無くなった方の遺体。そこには地獄があったと思います。父を含めた自衛官は全員それを見たと思います。父は定年退職をしましたが、あの日のことは聞いても何も話してくれません。十年前だから忘れたと言ってましたが、それはありえまん。僕にも言えないほどの悲惨な光景を見てきたからだと思います。

東日本大震災で派遣された自衛官の中には過労や津波に巻き込まれて亡くなった方もいるそうです。

これからの日本には東日本大震災を超える災害が来ると言われています。南海トラフ地震、富士山の噴火、首都直下地震。その度に自衛隊の方たちは出動し、たくさんの命を助けるでしょう。僕たちができるのは自衛官への感謝。それだけだと思います。


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