2022年10月22日『戦隊モノ』
自分は今まで赤やと思ってました。
小学校の頃は足も速くて生意気で授業中もよく手を挙げて。
とにかく目立つことが正義だと思ってました。
赤が主人公、青がクールな2枚目、黄色がいじられキャラ、緑が優しいやつ、ピンクが可愛い女の子みたいな認識で、
あの頃の僕は5年生の時に逆立ち歩きを、6年生の時にバク転を独学で身につけました。赤になりたくて。
田舎育ちなので、家の裏の田んぼで、何度も失敗して、青タン作って、服を茶にして。黄色い歓声が聞きたくて。
帰ったらお母ちゃんの顔が赤になってましたわ。
歳重ねてわかっていったんすけど、
大人になっていくってことは自分が赤じゃないんやってことを自覚していくことなんすよね。
でもそれはなんも悲しいことじゃなくて、青には青の、黄色には黄色のよさがあるんすよ。
一色一色が主人公なんすよ。青も赤やし、黄色も赤やし。
いやまじで何言うてんねんすよ。僕も思ってるすよ。
でもそうなんすよ。
誰かにとっての赤になれればそれでいいんすよね。
紫着といてあれなんすけど。
またね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?