Never Let Me Go で 生きやすく
『大きな恋を患ってます』という話ではありません。悪しからず。
日本語を英語表現することで、よりその日本語が理解できることがある。
読書をしていて出会った英語表現が、自分の捉えている『自分軸』にとても合っていると思ったので、ここで発信することにした。
カズオ・イシグロさん!
カズオ・イシグロさんの小説に『Never Let Me Go(邦題: 私を離さないで)』という作品がある。
この小説は、主人公が決められた残酷な運命に気づき、同じ運命の仲間と希望や悲しみを持って、その運命に向かいあう姿が描かれている。
物語に付けられた題名は、運命に抗えず、大切な人と離れ離れになってしまうことを悟った主人公が相手に向かって投げた言葉だと思っていた。また、生まれながらに離されていたことに対して。
『私を離さないで』
Don‘t ではなく、Naverを使う強い意志!
違う捉え方も出来てきた!
でも最近、他にも意味があるのでは?と思えてきた。
小説の最後の一節に次の内容がある。
小説では、主人公たちは川の中でもがき続けるも、最後は流されていってしまう。
みんな川の流れの中にいる。すぐに流されていってしまう。
自分を離してしまえば、他人や運命に流されて、すぐに自分はどこかいってしまう。
運命よ、他人軸よ、巻き込む流れが強すぎる!
川の中で、もがく 試行錯誤する
川の中で、もがき続けていくのだ。もがき続けることが、自分軸を持ち続けるワークなのだ。
『私を離さないで 行かないで』
意志や希望があるならば、自分を離してはいけない。自分軸を持ち続けることだ。
自分と向き合い、自分の現在地を確認し、行きたい方向を向く。
川の中で踏みとどまる力、抗う力、強い意志が必要だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?