パスタをハシゴした友人

昨日私は友人に誘われて夕食を食べに出かけた。
出向いたお店は洋麺屋伊右衛門。
そこで私たちはそれぞれパスタを頼みお箸で啜った。初めてのお店でお箸でパスタを食べるという体験。
楽しかった。
フォークで食べなければいけないなんて誰が決めたんだ。そう思いながら麺を啜った。

友人はまだお腹が空いていたらしく、今度はすぱじろうに行ってカルボナーラを頼んでいた。
またお箸で麺を啜っていた。
ありえない。この短時間でパスタ屋をハシゴするなんて変だ。
そう思う人もいるだろう。
しかし、本当に変なことだろうか??
人はいつの間にか、「いや普通は」や「常識的に考えて」、「一般的に言えば」などの言葉に縛られすぎて自分の行動が制限されてしまっている。
彼自身も内心ではなんでパスタ食べた後にまた別のパスタ屋さんでパスタを食べているのだろう。と考えていたかもしれないが、それでも行動できたのは常識に囚われない彼らしさがあった。べつにパスタを箸で食べてもいいのである。
そして、パスタをハシゴしてもいいのである。
誰にも迷惑をかけず常識を蹴り壊していく彼の行動がとてもかっこよく見えた。
きっと、あの時世界中でパスタを食べていた誰よりも彼はカッコよかった。
そう、縛られずに行動できる人はかっこいいのだ。

この思い出を胸に私はもっとかっこいい人間になれるように生きていきたい。縛られた窮屈な自分じゃなくていいんだよと言ってやれるような大人になりたい。

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