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昔、出会った詩 中原中也の詩
私が16歳の頃、ある塾で、塾長先生が黒板に書いて下さった詩を思い出しました。
それは、中原中也の詩です。とても有名な詩です。
男っぽい詩です。
汚れつちまつた悲しみに……
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の革衣
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみは
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
革衣(かはごろも)
倦怠(けだい)
怖気(おぢけ)
淋しい感じの詩です。😢
でも、ちょっと男っぽい感じが魅力的ですね❢
胸キュン、しませんか?