『子育てで大切なこと』 ②子どもを愛する

『子育てで大切なこと』で子どもを愛すると聞くと、当たり前と感じるかもしれません。
ただ、間違えてほしくないのは、子どもを愛するということは、甘やかすことでも、欲しいものを買ってあげることでもありません。

毎日笑顔で過ごし合う。

結論。子どもを愛するということは、子どもを笑顔にすることだと思っています。ほしいものを買ってあげれば笑顔になる。子どもの言うことを聞いたら笑顔になるかもしれません。ただ、それは瞬間的な喜びであって、心からの喜び・嬉しさ・感動ではないと思います。では、子どもにとっての心からの喜び・嬉しさ・感動とは何でしょうか?

子どもにとって心からの喜び・嬉しさ・感動

子どもが笑顔になるときって、好きなことをしている時や、何かを買ってもらった時など、様々な場面であると思います。ちなみに、僕が過去で一番キラキラした子どもの笑顔を見たのは、保育園にお母さんが迎えに来て、お母さんのところへ走っていく瞬間です。この時、感じました。子どもにとって一番うれしい時間は、お母さんと過ごす時間なんだと。
保育園で、友達と遊んだり、給食を食べたりとたくさんの笑顔が生まれていますが、それよりも、やっぱりお母さんなんだなと改めて感じさせられました。

子どもの喜び・嬉しさ・感動を生むためには

子どもが喜び・嬉しさ・感動を味わっている時間は、当然笑顔になっています。では、本当の笑顔を生むためには、どうしたらよいのでしょうか?僕は結論、お母さん・お父さん・先生が子どもと向き合い、笑顔で過ごし合うことだと思っています。大人だって、つらい時や苦しい時があると思います。それに蓋をして、無理に笑い合って過ごすのは違います。苦しい時は、苦しい姿を見せたっていい。子ども達は、心配し、支えようとしてくれます。今回話している『笑顔で過ごし合う』とは、一緒に過ごす時間を楽しみ合うということです。


一緒に過ごす時間を楽しみ合う

子どもと一緒に過ごす時間を楽しみ合うには、まず大人が楽しいと思える環境にしていくべきです。子どもは、楽しんでいる大人を見て「楽しそう」「やってみたい」と感じます。そして、一緒に楽しみ合うことで、笑顔が生まれます。楽しんだ後は、気分がスッキリしているので、違うことも笑顔でできます。
朝起きて、笑顔で「おはよう」と言って、一緒に朝食を食べる。
朝の支度をしながら、今日保育園で何するか話しながら支度をする。
保育園へ送っていき、「今日は4時に迎えにくるね」と言って笑顔でバイバイする。
3時50分に「少し早く仕事が終わったから迎えにきたよ!」と笑顔で迎えに行く。
帰り道、今日保育園であったことを話しながら帰る。
途中、スーパーに寄って、夜ご飯何がいいか相談しながら買い物をする。
家に帰ったら、一緒にご飯の支度をする。
一緒にご飯を食べて、お風呂に入って、TVを観て、一緒に寝る。

こんな普通のことをしていても、「笑顔で!」をイメージするだけで、一気に幸せな気持ちになれたと思います。
子どもに関わる大人が幸せを感じると、子どもも幸せを感じます。
とにかく一緒にいる時間、笑顔を大切にしましょ!

自然に笑顔になるために

笑顔といっても、無理やり作った、笑顔はバレます。そして何より笑顔でいることが苦しいです。お母さんも仕事から帰ってきて疲れた身体でご飯の支度や子どものイヤイヤと格闘したりと、なかなか笑顔が大切だと分かっていても、どうしたらいいか分からない方もいると思います。

そこで、「大人が楽しいと思える環境にする」です。例えば、子どもが中々ご飯食べてくれないことでイライラするとします。では、子どもがご飯を食べないのは何故か考えたことはありますか?嫌いな食べ物だから?一人で食べているから?お腹が空いていないから?見たいTVがあるから?なぜ食べないのかは必ず理由があります。無理に怒って「早く食べなさい!」といっても、大人はイライラするし、子どももふてくされたり、泣いてしまったりと曇った空気だけが流れてしまいます。まずは「なぜ食べないのか?」を考えて、接してみてください。めんどくさそうに見えても、「なぜ?」が改善されれば、毎日イライラしなくて済むし、ご飯の時間が楽しくなるので、おススメです。もし、「理由分からない」のであれば、自分自身の好きなご飯を一緒に食べてみてください。おいしく食べる大人の姿が子どもに伝わります。きっと興味を示して一緒に食べようとします。自分の笑顔になれる瞬間を自然に見せてあげてください。お風呂上りにアイスを食べる瞬間・笑ってゲームをする瞬間、なんだっていいです。とにかく大人の自然な笑顔を見せてあげてください。それだけで笑顔の時間が増えますから。


笑顔の時間が増えると

大人も子どもも、笑顔の時間が増えると、幸せな雰囲気が流れます。そして、大人も子どもも、毎日が楽しいです。そんな時間を子どもに味わらせることが、子どもを愛することなのではないでしょうか。習い事も、子どもがやりたいからやる。勉強だって、将来笑顔で過ごせるようにする為にやる。なんだって、笑顔を生むためにやっているんです。なのに、イライラしながら・苦しみながら子育てって、なんか変です。今関わっている子も、すぐに大きくなっていきます。とにかく今しかない子どもとの時間を楽しみ合っていきましょう!

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