「退職代行の退職代行」を読ませていただいて
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※読後の閲覧をお勧めします。
落語のようなテンポ
途中で(ダラダラとしていて、読みづらいな)と思った箇所が一つもなく、物語がトントン拍子に進んでいくところが、読んでいてとても楽しかったです。
私は、小説はテンポが一番大事だと思っています。
さらに、ショートショートともなると、簡潔にしなければいけません。
その点、この物語はまさに完全無欠でした。
退職代行の退職代行という発想の勝利
退職代行会社の社員が自社のサービスを利用するという、ありそうでなかったアイディア。
今風に言うなら「何を食べたらそんな事思いつくんだ」といったところでしょうか。秀逸です。
皮肉の利いたラスト
ラストは、皮肉と頓智の利いたこの作品で最も素晴らしいところだと思います。
あまり他の人を引き合いに出したくはないのですが、「令和の星新一」という例えがしっくりきます。
ブラックユーモアと短編小説が好きな私にとって、このショートショートはこうして記事にしたいくらい好きな作品となりました。
そんなユーモラスな「退職代行の退職代行」、ぜひ、皆さんも何度か読み返してみてはいかがでしょうか。
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