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映画「カーズ」ドックハドソンの物語。

こんばんわ✨
ピクサー作品「カーズ」でまっくいんの師匠"ドックハドソン"について語りたいと思います。ドックがラジエータースプリングスの医者になった経緯も!

🌈✨映画「カーズ」のご紹介

まだ映画未視聴の方はこちらの紹介記事をどうぞ!

🌈✨ドックハドソン

ラジエータースプリングスの医者で、判事の仕事もやっています。映画の中で実は元伝説級のレーサーで事故によりレース界を引退していることが判明します。

https://www.pixar.com/cars

★ファビュラス・ハドソン・ホーネット

1951年型のハドソンホーネット。アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトに本拠地がある「ハドソン・モーター・カー・カンパニー」が生産しました。

なので、ドックはデトロイト出身という設定があるようです。

カーズはアメリカのNASCARというストックカーレースがベースになっているのですが、この頃のNASCARはまだ市販車でレースが行われており、ファビュラス・ハドソン・ホーネット(以下Fハドソンホーネット」と称する)は当時圧倒的に速かった車です。

この車のハンドルを握っていた"マーシャル・ティーグ"と"ハーブ・トマス"がFハドソンホーネット」と命名しました。

https://www.pixar.com/cars

こちらカーズのプロモーションに使われたFハドソンホーネットがオークションに出された時の記事です。

滅多にサインしないらしい"ポールニューマン"のサインがFハドソンホーネットに書かれており、貴重なお写真が載っているのでよかったらこっちも読んでみてください♡

★「カーズ クロスロード」のスモーキーとの関係

「カーズ クロスロード」にて、ドックの師匠として"スモーキー"というキャラクターが登場しましたが、"スモーキー・ユニック"という実在する整備士がFハドソンホーネットを整備しており、映画とリンクしています。

https://www.pixar.com/cars-3

余談:スモーキーユニックも語りだしたらなかなか面白いので、またいつかnoteで紹介したい。

★ドックハドソンの声優「ポールニューマン」

俳優や映画監督として知られているポールニューマンですが、レースに多大な情熱を注ぎレーサーとしても一流だったため、ドックハドソンは初めからポールニューマンしかいないとピクサーは考えていたようです。

ポールニューマンは純粋で無駄のない美しい演技をするようで、ピクサーはポールの音声収録の様子を録画し、ポールの演技を研究しアニメーションに取り入れました。

※ピクサーはアニメーションを作成する前に音声収録をするので、後からアニメーションを付けるときに声優さん(俳優さん)の演技を取り入れるような作り方をしています。

声優さん即興のアイディアやアドリブを取り入れるため、キャラクターは声優さんそのもの。ドックはポールニューマンらしい動きをしています。

最後のレースで、まっくいんの応援に来たドックがルイジとグイドに言い放った「忙しくなるぞ!」という台詞はポールニューマンがルマン24時間レースへ出場する際にジョンラセターに実際に言った言葉だったようです。

ポールニューマンは2008年9月に癌により他界しました。そのため映画では語られていませんがカーズ2ではドックハドソンも亡くなったことになっています。

コンセプトアートにドックのお墓を目の前にするまっくいんの後ろ姿があるのですが、そのコンセプトアートは映画には反映されなかったようです。

ドックハドソンを演じられるのはポールニューマンしか居ないと敬意を払い代役を立てませんでした。

「カーズ3」に関しても、生前に収録していた音声を使用しているのでポールニューマンご本人の声を私用しています。

🌈✨ドックハドソンのクラッシュ後~医者になるまで

★1954年のドックハドソンのクラッシュ

ドックはピストンカップ3回優勝、史上最高のチャンピオン。4度目のピストンカップ獲得も目前でしたが、ドックは事故を起こしてしまいます。

その後ドックは回復するものの、レースに戻った時「残念だが、君はもう終わりだ」とスポンサーから告げられてしまい、彼のレース人生は終わりました。

★故郷「デトロイト」へ

引退後、大きな街の中に溶け込めば身を潜められると考え、彼は故郷の「デトロイト」へ向かいました。

しかし毎日というほど「ドックハドソンだ!」「サインをください!」「写真をお願いします!」と声を掛けられる日々が続きました。

★「ルート66」ドライブ

ドックは自分の居場所を探すため「ルート66をドライブすることにしました。ドックは素晴らしい景色に魅了されてしまいます。そしてなんと誰からも声がかからないのです。

https://www.pixar.com/cars

★故障した車との出会い

ドックは故障した車と出会います。ドックは注意深く耳を傾けましたが、その車はエンジンがかからない様子。ドックはその車を直してあげました。

またドックは、これまでに話しかけてきた車に助言をすることが多かったのです。車の不調に気が付き直す"才能"がありました。

★機械学校へ

ルート66の旅の途中で「車を助ける才能をお持ちですか?」と書かれた機械学校の案内の看板を見つけ、導かれるように道を進みました。ドックはその学校で一生懸命勉強し、クラストップの成績で卒業しました。

★「ラジエータースプリングス」へ

その後ドックはキャブレター群で最も美しい「ラジエータースプリングス」という小さな町で診療所を開き、ドックの新しい人生が始まりました。

★こちらのお話は絵本からご紹介させていただきました!

絵本World Of Carsから"Banged up"をざっくりとしたあらすじでご紹介しました。こちらは海外で発売されたカーズの絵本で、日本では未発売です。

映画とクラッシュの内容が違ったりしてるのですが、一応カーズの生みの親と言っても過言ではないジョンラセター監修の絵本です。

ドックの話以外にも、ルイジやグイド、フローがラジエータースプリングスへ来た時のお話も収録されています。

イラストが可愛いので出来れば実際にお手に取ってほしい絵本なんですが、なんせ古い絵本+海外の商品なので、今手に入れようと思ったら難しいかもしれませんが、カーズの絵本の中でも『World Of Cars』はかなりオススメな絵本であります!

※どこで購入できるか聞かれることがありますが、私は中古をAmazonで購入しました。Amazonは詐欺もあるようなので極端に安い値段のものは購入しない、レビュー等をしっかりとご確認するようにご注意ください。

★ドックの過去について語る

この絵本を読むと(ドックの過去を知ると)ドックの辛さを余計に感じるので心が痛いのですが、改めてドックがラジエータースプリングスの仲間に出会えたこと、そしてまっくいんに出会えてよかったと心の底から嬉しい気持ちが同時に溢れてきます。

ドックが誰も自分のことを知らない町を探してようやく幸せに暮らしていたところにまっくいんがラジスプに迷い込み、ドックの過去を思い出させてしまう。

ドックがまっくいんに対して結構キツい態度だったので相当な理由がありそうとは思ってましたが、レース人生から距離を置きたかった以外にも、引退後にデトロイトで散々嫌なレース人生を思い出していた過去があるからなんでしょうね…

ドックがまっくいんと出会うことで辛かった過去を克服し、またレース界へ戻ることができて幸せになれたんだなぁと思うと涙が止まりません。ドック大好きです。

ルート66に魅了され、ラジエータースプリングスを選んだのもキャブレター群で最も美しいからというのが理由のようですね。

こちらの記事では、絵本に登場した車との会話を省いて紹介してしまいましたが、出会った車たちに治療のアドバイスをたくさんしていました。

その経緯もあって医者という道を選んでおり、車の不調に気がつくのはドックが元から持っていた才能のようです。

🌈✨ドックの祭壇

カリフォルニアのカーズランド。
毎年死者の日付近になると「ドックの祭壇」が飾られます。

2019年 撮影:X@westergaard2319
2019年 撮影:X@westergaard2319

祭壇の右側に、まっくいんからドックへ宛てたメッセージも書いてあるけど、これがまた泣ける。

右に切れば左に行ける…あなたはおかしくなんてなかった!いつもありがとう!ライトニング・マックィーン

🌈✨最後に

いかがでしたでしょうか?ドックのことをさらに好きになってもらえたら嬉しいです!読んでくださりありがとうございました!

★Special Thanks

X@westergaard2319
ドックの祭壇のお写真をお借りしました。ありがとうございます。


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ハイエナのねいねい
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