映画『葛城事件』の途中で。

映画の感想は、また後日で。
開始から51:22あたりで、すごく切なくて泣きそうになった。
それで急に書き留めておかないといけない気がして
一旦映画止めて
この文章を記しているところです。

なんだか先行きが暗いのに、
このシーンで泣きそうになったのは、
束の間、この家族の状態が優しい空間に見えたから。
実際はかなり悪い状況なんやろうけど。。

陸の孤島じゃないけど、安心から切り離されてるのに
今ここだけ、この瞬間だけは『普通のあったかい家族』に見えた。

それが嬉しくて悲しくて、このままでいてほしくて。
このままの空気感で、優しく時間が進めばいいのに。

私は映画観たら、自分の人生にも照らし合わせてしまう。

このシーンで、過去の母子家庭の時代を思い出した。
まだ3人兄弟でみんな小学生で、
母さんは仕事で忙しくて、
家は借家で狭くて、家の前の道路の向こうには小川があってヌートリアが住んでて。
なんやかんや幸せやった気がする。

今を生きたいけど、たまに頭によぎる。

そんな感じでどこかの家族の幸せな瞬間?
かもしれないシーン見て、でもこれ
一瞬かもしれないって思うと切ない。

改めて、母親が笑ってたらいいのにとか
兄弟が会話少なくてもそこにいる存在を
そこにいるのが当たり前だといいのにとか
幸せってそういうのなんかなって。

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