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ウサギのツノは1本か?2本か?問いの重要性と「兎に角(とにかく)」という視点

兎にも角にも、
この雑記を開いていただき、ありがとうございます。

いきなりですが、1つクイズです。

全4000チームが参加する、トーナメント形式の野球大会があります。
引き分けや、不参加は、なしとして、
優勝チームを決めるには、全何試合する必要があるでしょうか?

トーナメント表を描いて、
試合数を数え上げるという手法もありますが、
時間がかかる上に、数え間違えると面倒です。

そこで、問を少し変えます。
1つの優勝チームが決まるまでに、全何チームが敗北しますか?
4000チームによるトーナメント戦ですから、
1つの優勝チーム以外は、必ず1敗するはずです。
つまり、3999チームの敗北があります。

1つの優勝チームを決めるための試合数、と問うのではなく、
3999チームの敗北を決めるための試合数、と問いを変えたわけです。

3999チームの敗北を決めるには、
当然、3999回分の試合が必要です。
よってクイズの答えは、3999回です。

ここからが本題です。
問をどう立てるか、また立てた問は正しいか、
という視点は非常に重要です。

たとえば
----------------------------------------------
ウサギのツノは1本か?それとも2本か?
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という問いを立ててしまった場合、
非常に面倒なことになります。
なぜなら、ウサギにはツノがないからです。

さすがにこの問いは、問い自体の間違いに気づきやすいですが、
もっと複雑な問だったらどうしますか?
たとえば、
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noteで収益を増やすには、どうしたらよいか?
------------------------------------------------------
ならどうでしょうか?

問い自体はよくある問です。
ただし、
皆さん1人1人にとって、
この問いが、正しい問いかは、別問題です。

そもそも書くこと自体がスキで、
お金なんてどうでもいい、という方がいたとして、
その方が
------------------------------------------------------
noteで収益を増やすには、どうしたらよいか?
------------------------------------------------------
と問うてしまうと、けっこう面倒なことになりそうです。

一方、
書くことはどうでもよく、
お金を儲けたい、という方がいたとして、
その方が、
------------------------------------------------------
どうしたら文章がうまくなるか?
------------------------------------------------------
と問うてしまうと、これもけっこう面倒なことになりそうです。

なぜって、
問いが適切ではないため、
仮に問いの答えを導けても、
真の目的には、たどりつけないからです。

とにかく(兎に角)、収益を伸ばすんだ!
とにかく(兎に角)、文章を練習するんだ!
とにかく(兎に角)、◯◯するんだ!
となった場合、
少し立ち止まって、
問いや、やっていること等が妥当なのか、
少し考えてみるのも一興だと思います。

ウサギにツノはありませんから。

それに問いを変えるだけで、
簡単に正解が導ける場合もありますし。

追伸、
この話を読んだ後、以下の絵を見るとクスリと笑えると思います。


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お疲れカツカレー
私はコーヒー星から来たコーヒー星人です。チップは私のコーヒー代に変換され、さらには、やがて、新しい記事を書く活力に変換されることでしょう。「それでもよい」という粋で酔狂な方、お待ちしております。