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催眠術について「脳の不思議」という視点から説明してみた。

「催眠術」の話をすると、
たいていの人からは、以下のような
期待と疑惑が入り混じったような反応が返ってきます。
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・面白そう
・やってみたい、かかってみたい
・テレビでやってるショーでしょ?
・ホントなの?
・怪しい、うさんくさい

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一方で、
催眠術や、ある種の催眠状態は、
「脳の不思議」という視点で見ると
特に特殊なものではありません。
むしろ、我々は常に「何らかの催眠状態」にあります。

ちょっと実験してみましょう。
この雑記を読んでいる皆さん、ちょっとだけ
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自分の鼻の頭
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を見てみてください。
    →ちょっと視点を下に落とせば見えるはず。
実は「自分の鼻の頭」は常に我々の視野内にあります。

ず~と見えているけれども、
「鼻の頭」は重要度が低いので、
普段は脳が「鼻の頭」の情報を自動的にキャンセルしています。
このため「鼻の頭」は意識しないと見えません。

今回、私がこの雑記内で「鼻の頭」の重要度を
上位に持ってくる操作をしたので、
皆さんの目に映るようになりました。
どうです?おもしろいでしょ?

つまり、
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見えなかったものを見えるようにした
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という催眠術です。

また、
見えていた「鼻の頭」はすぐに見えなくなるはずです。
この雑記を読み終えるころには。
つまり、
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見えていたものを見えなくした
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という催眠術をかけておきます。

ところで、
この雑記を読んでいるとき、
周囲の音が聞こえていましたか?
この雑記に集中させて、音を聞こえにくくしました。

さて、最後に。
ちょっと周囲を見てみてください。
何が見えますか?
特に何も変わったものがない?
じゃあ「赤色」に注目して、再度周囲を見てみてください。
急に周囲に「赤いもの」が見えだしたはずです。
どうです?面白いでしょ?

ちなみに
「赤色」に集中していたため、
「青色」が見えなくなっていたはずです。

脳の不思議、お楽しみいただけましたでしょうか?
重要度を変化させ、
あるものの重要度を上位に持ってくる、
というちょっとしたテクニックでした。
このあたりの基礎がわかれば、応用もできるはずです。

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お疲れカツカレー
私はコーヒー星から来たコーヒー星人です。チップは私のコーヒー代に変換され、さらには、やがて、新しい記事を書く活力に変換されることでしょう。「それでもよい」という粋で酔狂な方、お待ちしております。