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なぜ「消せるボールペン」は海外で大人気なのか?日本と比較しつつ、消せる蛍光ペンについても紹介してみた。

筆記用具といえば、
日本の小学校では鉛筆を使います。
間違った箇所は消しゴムで消します。

また中学以降は鉛筆ではなく、
シャープペンシルを使う機会が増えてきます。

皆さんはこれを当たり前と思うかもしれませんが、
実は日本特有です。
以下をすべて満たせる国は世界にそうありません。
 ・紙の質がよい
 ・鉛筆の質が良い(書ける、折れない)
 ・シャープペンシルの質が良い(使いやすい、故障しない)
 ・シャープペンシルの芯の質がよい(書ける、折れない)
 ・消しゴムの質がよい(ちゃんと消せる)
 ・上記すべてが安い
 ・上記すべての入手が容易

また文化的なことも関係します。
海外ではインク文化が一般的です。

欧米含め海外の多くは、小学校、遅くとも中学からは
万年筆やボールペンを使用します。
間違った箇所は斜線を引くなどして対応します。

ノック式のシャープペンシルを使えばいいじゃないかと
思うかもしれませんが、
ノック式のシャープペンシルが発明されたのは
1960年以降の日本です。
    →比較的最近です。
    →そして現在に至るまで改良が重ねられきました。
インク文化の海外には、そう簡単に根づきません。

またテストの答案など、
消せる筆記具では不正の余地が出でしまいます。
こういった複数の要因から、
海外では万年筆、ボールペンが一般的に使われています。

ここからが本題です。
皆さんは「消せるボールペン」をご存知でしょうか?
擦る(こする)と摩擦熱(まさつねつ)で
インクが透明化する商品です。
この商品は、日本でも人気ですが、
海外では、ものすごい人気です。

当初、私などは
「いったい、どこで使うんだ?」と思っていました。
消したいときはシャープペンシル、
消したくないときはボールペンでいいじゃないか、と。
消せるボールペン、どこで使うの、と。

一方で、
消せるボールペンは海外では大きな需要があったようです。
理由は主に以下だと私は考えています。
 ・インク文化がある
 ・インク筆記具にもかかわらず、間違った箇所を消すことができる
 ・書き心地も滑らか
 ・価格もお手頃

いや、シャープペンシルを使えよ、と思うかもしれません。
再度、繰り返しますが、海外はインク文化圏です。
日本のように紙、シャープペンシル、消しゴムの質がよくないですし、
価格も高く、入手も容易ではありません。
    →身近なところで売ってない。

消せるボールペンなんて、もう便利でしょうがないわけです。
以下は、
日本のアマゾン(Amazon.co.jp)ではなく、
米国のアマゾン(Amazon.com)における
フリクションという消せるボールペンに対するレビュー数です。
日本とは桁違いです。
40000超えです。

米国アマゾンのフリクションレビュー

もちろん、日本でも人気です。
例えば、以下の3色の消せるボールペン。
レビュー数はなんと2600もあります。
    →2025年2月22日現在。
すごいレビュー数ですが、
レビュー数40000と比較すると1/10以下です。

さて、ここまで消せるボールペンについて
海外と日本を比較しながら、
説明してみました。
いかがだったでしょうか?

みなさんは消せるボールペン、どんな風に使っていますか?
もし面白い使い方をしている方がいたら、
コメント欄でぜひ教えて下さい。

最後に、
おもしろ商品があったのでご紹介します。
蛍光ペンにもかかわらず、消せるタイプがあります。
私は思わず買ってしまいました。

だって、蛍光ペン、間違って引いたら、
もう取り返しがつかないじゃないですか。
それが消せるのは便利ですよね。


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お疲れカツカレー
私はコーヒー星から来たコーヒー星人です。チップは私のコーヒー代に変換され、さらには、やがて、新しい記事を書く活力に変換されることでしょう。「それでもよい」という粋で酔狂な方、お待ちしております。