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ゲイライフ⑤〜推し活

密かに好きな芸能人、昭和アイドルは、新田純一だった。今で言う"推し"かな?
でも出演が少なくて、さほど見られない。ここにもジャニーズ(旧姓)帝国の弊害が!
彼がドッキリ番組でブリーフ一丁になったのは忘れられない。録画出来たらよかったのにと、後々ずっと悔やんだ(当時まだ録画機がなかった)。
竹本孝之、山本陽一、湯江健幸らも好きで、彼らのドラマを観てたなぁ。
ジャニーズ(旧姓)の子らはよくテレビで見かけるけど、逆にトキメかず(新田純一はマッチに似てたけど)、沢田研二や西城秀樹、郷ひろみらも何となく刺さらず。当時まだ子供の僕にはおじさんに見えてたのかも。既に若専だったのか⁈ 今となって思えば、歳の近いお兄さんだったんだが。

ちなみにジャニーズ(旧姓だよ)って美少年一辺倒でないよな。活躍してる子は見た目だけじゃないっぽい。あれって多分、女性ファンの母性によるのかなと考える。例えばグループだとメンバーに役割があって、ビジュアル担当、リーダー、お笑い、弟的存在とか。そういう役割に価値や育て甲斐を見出してるんやろな、知らんけど。

俳優にも特に推しはいなかった記憶。
大学受験の浪人中、吉川晃司のデビュー映画のポスターが貼られていた。街中になんと水着姿!今ならスマホで撮って保存しただろう。それが出来ない分、しっかり目に焼き付けたなあ。完全に身体目当て。キラキラの男性アイドル極める。

キラキラ男性アイドル
(拾い物)

オカマ、ホモ、ゲイ。次第に呼び方が移ろう中、僕はゲイとして好きの対象である男性をテレビの中に求めた。ドラマや映画の肌を露出するシーンを待つ。一方で、水泳大会やラグビーの試合を好んでこっそり観ていた。競技自体には興味なし。

ちなみに女性アイドルに関しては、あくまでもアーティストとして好きだった。キャンディーズ、山口百恵、松田聖子、中森明菜、小泉今日子。いずれも女性ファンが増えるタイミングでファンになり、歌を覚えて歌うパターン。ノンケ男子にとってのアイドルという疑似恋愛対象ではなく、かといって彼女らになりたいということもなかった。ただ、彼女らみたいに歌いたかった。

その後、ユーミンや中島みゆきなど、女性アーティストを追いかけ続けた。歌詞の女心に共感していたかも知れないけど、単に歌が好きだった。
歌い手、アーティストに関してはその後、バンドや男性含め広く多く聴くようになったので、そこにゲイ的な目線はなりをひそめていった。
今でも1番聴いたり歌うのは中森明菜。あら、ゲイバレしそうな選択やね!

学生の頃は、そんな推し活でした。

そういえば、新田純一の歌は全然覚えてないわ。

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