看護師国家試験の予備校とは
自己紹介でも書きましたが、
「あなたは看護学校の先生なの?」とよく聞かれます。
いいえ。
私は看護国家試験対策の予備校の講師です。
いわゆる塾の先生です。
看護学生さんが国家試験に受かるように、看護学校で国家試験対策をする講師です。
「え?塾の先生が学校で教えてるの?」
そう思うのは、当たり前だと思います。
実は多くの看護学校は国家試験合格のため、予備校講師など外部講師を招いて、国家試験対策の特別講義をするんです。
学校の授業も外部講師が入ったりするので、案外学生さん達にとっては日常茶飯事だったりします。
ただ、親御さんにとっては衝撃の事実です。
「学校の先生が国家試験対策をしてくれるものだと思ってた。」
「授業を真面目に受けてれば受かるものだと思ってた。」
そりゃそーだ。私も学生の時、そう思ってました。
しかしいざ受験生になると、「受験勉強は基本自分でやるものだ。」と言われるのです。
実は、看護学校のあり方が認識と違うことが多いのです。
看護学校、看護大学とは
もちろん看護師免許を取るためには、看護学校や看護大学に通わなければなりません。
(細かく言うと他にも学校はあるのですが、今日は割愛します。)
しかし、国家試験に受かるための学校ではないのです。
「は?どういうこと?」と思うでしょう。
看護学校や看護大学というのは、看護師として働くための技術・知識を身につけ、医療の発展のために研究をするための施設なのです。
そう、看護師として働くための学校なんです。
テスト対策をするための学校ではないのです。
過去問の解説はもちろん、試験に受かるためのスケジューリング、模擬試験の分析、参考書の選び方などの受験対策が必要なのです。
もちろん、学校の先生も国家試験に受かるようサポートはしてくれるのですが、予備校講師ほどのノウハウはないのが現実です。餅は餅屋なのです。
サポート役の予備校
学校の先生と打ち合わせをしていると、「大学の教員は研究のためにいるのであって、国家試験対策のノウハウは持ってない。そのせいで学生とトラブルになったこともある。」とお悩みの声が聞こえてくるのが現実です。
「学校に通っているんだから、予備校なんて不必要だ。」と思っている方も多いです。
たった1人の力で受かることに越したことはないですが、受験には躓きがつきものです。
そんな時のサポート役がいることを忘れないで欲しいと思うのです。
困った時の拠り所になれたら、私も嬉しいのです。