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ワクワクする妄想のためにフラグを探す

オカダ・カズチカが負けた。

6.7大阪城ホールでのIWGP世界ヘビー級選手権で鷹木信悟選手と闘い、勝利の女神は鷹木選手に微笑んだ。

オカダ選手はIWGPヘビー級の最多防衛記録を保持している。"チャンピオン"という言葉がとても似合う選手である。

そんな自他共に認められているオカダ選手であるので、試合前のインタビューでもなかなかのビックマウスであった。絶対的な自信に満ち溢れたコメントであった。

今回のタイトルマッチにおいても、ファンの間でも「またオカダの時代が来る!」と思っていた人は多かったであろう。
だから、オカダ選手のビックマウスは違和感なく受け入れられ、むしろそのビックマウスが似合う選手であった。

今回はその自信に満ち溢れたビックマウスなコメントについて触れるのではない。そのインタビューの中で出てきたとあるコメントについて触れたい。


そのインタビューの中で、オカダ選手は突然、過去のケニー・オメガ選手との闘いのことを言った。
(10分28秒ぐらいから)

「名勝負とは」という話題の中で

オカダ「でもオカダ、ケニーは良かったな(笑)」

と言ったのである。

そして、タイムリーなことに本日ケニー選手のインスタに3年前のオカダ選手との試合の写真があがった。

この試合はIWGPヘビーのタイトルマッチであっただけではなく、異例の時間無制限3本勝負であった。

この試合形式が取られたのは、その前の2人の闘いが引き分けだったからである。
その試合は2017.6.11大阪城ホール、IWGPヘビー級選手権試合、60分1本勝負。
時間いっぱい文字通りの死闘を繰り広げての引き分け。
この試合での引き分けを受けて「時間が足りない。じゃあ時間無制限でやろうゼ」となったのが2018.6.9同じく大阪城ホールでのIWGPヘビー級選手権試合である。

この試合、両者1本ずつ取った後、3本目をケニー選手がとりトータル64分50秒も闘ったという、まあそれはそれはすごい闘いであった。先の引き分けとなった死闘をはるかに上回る闘い。
観ている途中で「この人達は本当に人間なのか?」と疑ってしまった。

そしてケニー選手はこの闘いを制し、IWGPヘビーのベルトを初戴冠した。


これだけの凄まじい激闘を繰り広げた闘いであったので、両者の中では相当記憶に残っている闘いであろう。
また、ケニー選手にとってはIWGPヘビー初戴冠であったのでより一層思い入れが強い試合でもあろう。

だから、たまたま同じタイミングで両者がこの試合について言及しただけかもしれない。

でもこれは何かのにおわせ、フラグなのでは?と期待するのがプロレスファン。

冒頭に述べた様に、先日行われたIWGP世界ヘビー級選手権試合でオカダ選手は負けた。
ここで勝ってIWPG世界ヘビーのチャンピオンになっていたとすれば、この後防衛ロードを歩むことになり、ずっと試合に参戦することになる。

しかし、チャンピオンになれなかったことにより『自由な身』が維持された。

それであれば、海外に行ける余裕が出来たのでは?

最近ケニー選手が所属するAEWに新日本選手が参戦してるよね?

そろそろ、、

と、勝手に色々妄想してしまう。

更に6.7大阪城ホールで負けた後のバックステージで、オカダ選手が気になるコメントをしている。
(39分54秒ぐらいから)

https://njpwworld.com/p/s_series_00584_1_bs

「みんなが4番バッターっていうわけじゃないですから、ま、その色んな役割があると思いますし」
「ま、僕は、できる闘いで新日本プロレスを盛り上げていきたいと思います」

『色んな役割』『(自分が)できる闘いで』
新日本プロレスを盛り上げる。

過去の因縁があるケニー選手とオカダ選手が闘ったら、新日本プロレスが盛り上がるにとどまらず、世界中のプロレスファンが歓喜で叫ぶであろう。
もしそんな夢のようなことが実現したら、、

今回は妄想を膨らませるフラグが多すぎる。
根拠は全くないけど、ちょっとウキウキする。

こうやって妄想するのもプロレスの楽しみ方。プロレスはファンタジーの世界。ファンタジーの世界には妄想も夢もあっていいのだ。

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