国のために命を燃やす人
東京パラリンピックまであと100日です、とそんなお知らせメールが本日届いた。え、そうすると東京オリンピックまであと何日?
数えてみた。
あと66日!?
いや、これ、やるかやらないか議論しているけど、その前に残り2か月だけど準備進めてます?
スタッフとかボランティアの調整とか、トレーニングとか、受入れの準備とか、宿泊先の調整とか、、他もっと沢山色々あるよね。そんな話全然聞かないけど、どうなっているのだろうか。
もしこれで開催することになったら、、え!大丈夫?間に合う??
会社でも、時々いいかげんな上司が何か大きな企画をぶち上げておいて、その後なーんにも調整も指示もしないで放置してて、「あれ、どうなってます?」と聞かれて慌てて部下に投げる、というのに出くわすことがある。しかもめちゃめちゃ短い期限で必達と指示をする。
どうがんばってもその期限までは無理!ってなると
「色々検討した結果、難しいと判断しましたので今回はやらないという結論に至りました」とする。
もしくは、その期限までだと満足したものはできない!とわかると
「一生懸命やりましたが、時間の関係でここまでしかできませんでした」とする。
東京オリンピック、まさかこれにならないよね...?
日本国や東京都という大きな政府という組織がやっていることなので、まさかまさかそんなチープなことにはならないでしょーと思いたい。願いたい。
でも、最近政府がやっていることが「え?どうしてそうなった?」と信頼できないことが多いので、、うーん、大丈夫だろうか。。準備不足をコロナのせいにするのは無しよ。
(ちなみに会社の場合は「いやいや、あなたが放置していたロスタイムが長すぎたんでしょ。その時間があれば出来たよ。上司なんだから計画性もってよ、期限から逆算する仕事の仕方知ってる?そもそもそんなやらなくてもいいようなことだったら部下に投げるな。やる方向で必死で仕事していた私の時間返せ」がほとんど。以上グチでした。ハイ)
何かに取り組む際には「計画性」「予測」「広い視野」が大切だと思う。
期限から逆算して計画する、完成の状態から逆算して計画する、これをするためにはここまでにこれをやっておかなくてはいけないから計画を立てる
これをこうやるとどうなるか予測する、進めていくとどういうリスクがあるか予測する
どこに影響するか、これも使えるかもしれない、ここにも声かけておこうと広い視野で周りを視まわす
こういうことができる人は、大きなこと、難しいこともやり遂げられている。そしてこういう人達がやり遂げたことは人々に感動を生じさせる。
今ワクチン接種が全国で開始されてきたことに関係して、民間企業がそこに力を尽くしていることをニュースで知った。
ソフトバンクが福岡ペイペイドームを接種会場として提供する、トヨタが自社の施設を接種会場として提供する。タクシーのUberが接種会場までのタクシー代の一部を補助する、などなど。
コロナが流行り始めた頃も、マスクが不足してSHARPがマスクを製造し始めた。
こういう風に「国のために」と動く民間企業がある。
国からの要請があったわけではない。自ら。
国のために自分達が今できることはなんだろう、ということを考え始めるところがまず凄い。広い視野、予測。そして計画性があるからやれると判断出来る。
貰うよりも与える。
今国や国民を守っているのはもはや政府ではない。政府に属している有識者とか呼ばれている偉い知識人でもない。
前述したような民間企業の知恵や知識、経験や資産が国や国民を守っていると感じる。
国が危機に貧している時に、本当に現場に必要なことをしてくれているのは、結局民間人だと思う。国民の生活をしている人。地に足つけて生きている人。
政府の人達みたいに雲の上の生活をしている人、地に足つけて生活してない人達は実際に本当に役に立つことがわからないのだろうな、と感じる。
私は歴史で幕末の時代が好きである。幕末に戦っていた人達はみんなが国をよくしようという気持ちがあった。そこに命を燃やしていた。
今も「国のために」というところは同じである。
権限持って事を成している人達が、ここにどういう風に命を燃やしてくれているか。
自らの命は燃やさず、他人の命を燃やしてくれませんように…
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