元ケースワーカーが語る生活保護 その1
雑な自己紹介
どうも初めまして。バベルと申します。
とある地方都市の市役所で生活保護のケースワーカーとして働いていた経験を持つ私ですが、この度、noteを利用して、生活保護の制度や内部の実情を話せる範囲で語っていこうかなと考えております。
とは言え、もちろん現役の生活保護ケースワーカーからしたら触れられたくない話もあるでしょうし、そもそも私が現役の時からは時間が経過しているので、若干情報が古いこともあるかと思います。それを踏まえたうえでご覧頂ければと思います。
あと私の性格上、真面目で畏まった雰囲気は好きじゃないため、気軽に読めて、それでいてなるほどと思ってもらえるようなものを書いていきたいです。
何でnoteで生活保護の話をしようとしたか
昔から生活保護の話をしようとは考えていました。
ただ、そこまで必要性を感じていなかったこともあり、何もできなかったのが正直なところです。
ですが、情報化社会と叫ばれて久しい昨今、テレビやインターネットニュース上でも生活保護の話題が上がることも増えてきました。
特に現在はTwitter(つい先日名称がXに代わりましたね)やインスタグラムなどのSNSや、TikTokなどの動画配信により、容易に情報が手に入るようになった感はあります。
それらの情報を見るたび、私はこう思うようになりました。
「いや、そうじゃねーんだよなぁ」
『生活保護』のイメージだけで先走って感情的に先入観バリバリの論理を振りかざす人もいれば、必要以上に保護受給している人を擁護しようとしている人もいる。
総じて生活保護の正しい情報って、インターネット上にあまり上がっていないようが気がします。私の感想だと。
だから各々が持つイメージやテレビなどのある意味偏向した報道によって作られた、偏見と差別の目線で見ている人が多いような気がします。
私として、そういった誤った生活保護のイメージを払しょくするためにnoteを書き始めた・・・
という高尚な理由は全くございません。
個人個人がどう思おうが、どんな考えを持とうが自由です。それを私ごときの拙い文章で改めることができるとは1ミクロンも思ってないですし、そもそもそんな傲慢じゃないです。
ただ、生活保護制度の実情はこんな感じだよ、ケースワーカーってこんな仕事してるんだよ、実際に生活保護受給者はこれくらい毎月貰っているんだよという事実を淡々と伝えていければいいなと思っています。
次回予告
その1からぶっ飛ばしすぎると間違いなくガス欠を引き起こすことになるため、とりあえず今回はこれくらい。
その2からは早速ですが「そもそも生活保護って何ぞや」ということをチマチマと書いていきたいと思います。
ではまた。