私家版猫の行動学5粗相編(3)
これまで、我が家の兄猫が粗相をする原因についての仮定と、それを裏付ける事例をお伝えしました。
粗相編(1)では粗相の原因は何かを仮定して猫砂の変更との関連性についてお話し、(2)では消臭スプレーの臭いとの関連性についてお話しました。
今回は我が家では粗相後にどのような対応をしたのかの事例をお話します。
《布団編》
ウチは畳部屋に毎晩布団を敷いて寝ています。敷布団は三つ折りのマットレス型の物なので洗えません。よって、粗相が始まった当初は(兄猫が1歳を過ぎた頃から?)ぬれ雑巾で叩き拭きして乾かすしかありませんでした。家に義母が使っていた部分的に敷ける防水シートをつかってみましたが、見事に失敗。当たり前ですよね、人であれば敷布団の上に敷くところ、掛け布団の半分にも満たない大きさの物をちょこんと上に乗せただけですから寝相の悪いワタシが転がり回り、朝にはシートがくしゃくしゃ、役立つわけがない。
他に何か良いものはないか探していたら介護用品で敷布団用ではありますが布団全体を覆うタイプの物を見つけて購入しました。ただ、ワタシが欲していたのは掛け布団用の防水シートです。見つけた防水シーツは手間がかからず敷布団にフィットさせるたゴムが入っており、我が家の薄い掛け布団ではゴムの縮む力で四角い布団が丸くなってしまいます。苦肉の策でゴムを切ると今度は直ぐにはだけてしまい意味をなさない。仕方なく、防水シーツの4隅にある穴に布団の4隅を無理やり差し込んでいました。
もっと他の商品はないかと探したところ、ようやく掛け布団用の防水シーツを見つけました。もちろん介護用の商品なので内側(寝ている人と接する面)が防水になっていて外側は普通の?生地です。ワタシが困っているのは布団上での粗相なので商品意図とは真逆に防水生地部分を外側にして使っています。これまでは粗相されるとコインランドリーまで行き、布団が洗える大型の洗濯機に突っ込み、通常の乾燥時間では乾かないので追加料金を入れ、計1000円を注ぎ込む羽目に・・・。
やっと一安心と言いたいところですが、粗相に気づかず長時間放置すると若干布団にまて染み込んでしまうとか、寝相の悪いワタシが蹴散らし敷布団が、露わになった部分に粗相されるなど(なので敷布団用の防水シーツはそのまま併用中)完璧ではありませんが、少なくとも被害?の軽減にはなっています。
《ラグ編》(もう少しお付き合いを)
粗相の原因としてトイレの汚れにあるとの仮定で話をしてきました。もちろん最有力候補であることに違いありませんが、それとは別、いや、合わせ技?で気持ちの良さがあるような気がします。それは、ふわふわの布団の上で粗相をする時のあの満ち足りた表情?からも伺えます。よって、布団と同等のふわふわ感のあるラグも絶好の粗相スポット?となるのでした。冬になり新しく買った毛足の長いラグがそれでした。しかも裏生地に厚さ1センチくらいのスポンジが仕込まれていて昼寝には最適の逸品でした。人にとって最適ということは、兄猫にとっても当然最適だったに違いありません。やはり何度か粗相されました。分厚く大きいのでコインランドリーでも洗濯は難しく、その度に叩き拭きで対応していたのですが臭いはやはり残り、やむなく写真のように切り刻んで燃えるゴミとして廃棄しました。
買ったばかりなのに・・・。
今度は夏用に近い、薄手で洗濯機で何とか洗える物を購入したのですが、一部の粗相部分を洗いたいだけなのに毎回ラグ全体を洗わなければなりません。
《そこで考えたのがセパレート方式です》
ラグは人1人が横になれる分の大きさの物にし、座りたい時はやや大きめで洗濯可能なクッションに座るという方式に切り替えました。
そうすることで、粗相されても部分的に洗えば良い訳で全体を洗う必要はありません。人間は多少寒い思いをしなければなりませんが、それは致し方ないこと。粗相されても一部分であれば洗濯効率も上がるというもの。
《現在セパレート方式継続中》
粗相も頻度は低くなりましたが0(ゼロ)ではありません。先日、初めてクッションに粗相されましたから・・・
長文陳謝
あかしはらひとでした。
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