いつのまにかふるいにかけられてきた
年賀状を書く時期だ。
もともと出すのは少ないほうだが、それでも一言を添えるのに何を書いていいのか悩む相手が何人かいた。機械的に出している人たちだ。
今年もさて何を書こうか…。
おや?
意外に楽だった。
というのもいつのまにかもうほとんどが本当に出したい人になっていた。
その年の様子をハガキいっぱいに文にして毎年送ってくれる後輩の年賀状はいつも楽しみだ。
大学の友達はだいぶ遅くにくるのがわかってる。一言を書いてる時からすでに謝る様子が予測できて笑ってしまう。
退職されるまでお世話になったご夫婦のことは元気にされてるのか気になる。去年は入院されていたと言っていたしなあ。
高校の英語の先生にはいまだに勉強していることを伝えたいし…。
今年はどの人にもその気持ちのまま書けばいいようになっていた。
少しずつお互いふるいにかけられてきたんだろうなあ。
この人たちに来年もたくさんいいことがありますように。