今魅力のない、【教師】という職業
このnoteでの投稿を初めて約半年が経ち、
特に教育関係者を中心に多くの方の投稿を読ませて頂くことができました。
またX(旧Twitter)上では日々教育に関する様々な議論が巻き起こっています。
そうした中で僕が個人的に気になることがあって、
それは何かと言うと
「忙しい!」「辛い!」「辞めたい!」
と言っている先生が多すぎる!!!
ということです。
誤解を招かないために言うと
僕はまだ教員として現場に立った訳ではないし
先生方の忙しさや負担を本当の意味で理解しているとは思ってません。
ただここまでnoteやSNS上で教員が日々の愚痴を吐露している状況を見ると
やっぱり本当に先生は大変なんだな〜、と思う一方
そんな内面の感情は子どもたちにも伝わってしまっているんじゃないかな、と
心配になる気持ちもあります。
実際に昨年教育実習に行った際に高校2年生の進路相談をしていて
「先生にはなりたくないな、大変そうだし。」
と言っていた生徒もいました。
(教育実習に行っている立場としては悲しい。。。)
また最近、「教員を目指す学生が減っている。」
なんてニュースもテレビで取り上げられていますよね。
つまり、少なくとも今の多くの学生に
教員は忙しくて、辛くて、魅力のない職業だと思われているということは
事実と言わざるを得ない状況で、その原因の一つには、
直接学校の先生から子供へそのような「負の感情」が伝わってしまっているということも挙げられるんじゃないかなと、僕は感じました。
教師としての「矜持」
僕は国語の教員を目指しているので少しカッコつけた言葉を使わせてください笑
この「矜持」という言葉、辞書的な意味は
「自信、自負、自尊といった誇り、あるいはプライドの感情を意味する語。」
「おおむね、その道を歩んできた者としての確固たる信念に立脚し、相手によって恥じたり引け目を感じたりするような相対的なものではなく、自己の威厳に密接に関わる、というニュアンスを込めて用いられる。」 (weblio辞書)
とのことです。
つまり教師としての「矜持」とは
「教師の道を歩んできた者としての自負やプライド」とも言えると思います。
そして僕自身は、子どもたちに尊敬され、仕事の魅力を語り、
生き生きとした姿を見せることが、教師としての「矜持」だと思っています。
当然、先生方それぞれ教師になった背景や、子どもへの思いは違うと思いますし
何を「矜持」として持つのかに正解はないと思います。
それでもやっぱり、noteやSNS上で多くの先生方が学校や仕事の愚痴を言っている現状は喜ばしいこととは言えないし、
ましてや教師の仕事の魅力(きっとたくさんあると思います。)を子どもたちに伝えられていないというのは、教育界全体が考えていかなければいけない問題ではないでしょうか?
※誰にも言えない愚痴を吐き出すことでストレスを発散している方もいることは理解しているつもりです。だからそんな先生方個人を否定するつもりはありません。
ちなみに今、民間企業は少子化による売り手市場の状況を受けて
かなりのお金と労力を費やして優秀な人材を採用しようとするんですよ?
教育界は、そんな強大なライバルたちと戦っていく覚悟はありますか?
教師を魅力のある職業へ
僕は民間企業に勤めた後、教師を目指した人間なので
そりゃそう言うだろ、と思われると思いますが笑
教師は【魅力のある職業】だと思います!
これは断言できます。
自分の思いを直接子どもたちに伝えることができて
未来ある子どもたちからの若いエネルギーを貰えて
そんな子どもたちを一番近い場所で応援することができる。
これは唯一無二の職業だと言っていいでしょう。
ただそんな魅力が子どもたちには伝わっていなくて
マイナスなイメージばかりが先行しているように思います。
でも大丈夫!
そんなイメージを払拭することができるのも先生自身です。
一人一人の先生が明るく笑顔で子どもたちと触れ合うこと、
仕事だけじゃなくプライベートも充実させること、
そしてそんな姿を見せ、教師の魅力を語り伝えること、
これは民間企業が大金を出してもできないことです。
教師をそんな風に、【魅力のある職業】にしていきませんか?
現場の先生方へ
最後に、現場で働かれている先生方
本当に負担や責任が多く大変かと思います。
今の僕にはそれらを解決する力はありませんが
少しずつでも現状の課題が解決して、働きやすい環境になることを祈っています。
ここまで僕の勝手な意見を述べましたが
教師が【魅力のある職業】になるためには、現場の先生方の頑張りだけでなく
根本の制度や文化が変わる必要があることも事実です。
そんな未来はすぐ先には来ないかもしれないけれど
僕たちの力で、できることから変えていければと思います。
是非コメントでアドバイス頂けると嬉しいです。
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