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マッキンゼーに転職!中途採用でオファーを獲得するには?

マッキンゼーに転職したい、中途採用の面接を突破してオファーを獲得したい!そんな方向けにぜひ読んでいただいたい記事です。

※この記事では中途採用でのプロセスを中心に記載しておりますが、中途採用の方だけでなく、新卒採用の方にもケース面接対策としては有効だと思うのでぜひ参考にしてみてください!

まずはじめにマッキンゼーと聞くと敷居が高い、自分に行けるのか、めっちゃ頭がいい人とか凄すぎるハイスペックな人しか入れないんじゃないか、そう思う人が多いかと思いますが、実はそんなことはありません(私自身そう思ってました)。

なぜなら私でもオファーをもらうことができたからです!

ちなみに私は帰国子女でもなく長期の海外留学経験もありません(TOEICはなんと600点代です、、(笑))。外銀のIBDにいたわけでもなく、メガバンクで普通の銀行員してました。いわゆる凡人ですね(笑)

そんな凡人な私でもマッキンゼーからオファーをもらえた経緯を共有したいと思い、この記事を書いています。マッキンゼーの面接対策は基本的なケース面接対策とマッキンゼー独特の試験対策をしっかりできていれば充分に太刀打ちできるんです。英語のケース面接も含めて、しっかり準備すれば十分勝機はあります。地頭の良さや英語がペラペラかではなく、いかにしっかり準備をしたかが勝敗を分けます。

記事の内容は大きく以下のように2構成に分けています。

① マッキンゼーの選考フロー

② 各選考フローでの対策方法


① マッキンゼーの選考フロー

マッキンゼーの選考フローは、書類選考→適性検査→一次面接(1-3人)→最終面接(2-3人、英語面接あり)と行程はシンプルですが、それぞれのプロセスがなかなかヘビーです。しっかり対策して臨みましょう!逆に言うと、しっかり対策したら十分突破できます。

(1) 書類選考

書類選考で提出が必要なのは以下の書類です。

・履歴書

・職務経歴書

・志望動機書

・英文レジュメ

マッキンゼーでは他のファームと違い、英文のレジュメが書類選考の段階で必要になります。英語が苦手な人や初めて英文でレジュメを作成する人(ほとんどがそうだと思いますが)は早めに作成しましょう。英文で書くといっても難しく考える必要はなく、ググるとテンプレが存在します。あとはうまくグーグル翻訳やDeepLなどの翻訳ツールを使ってサクッと英語に直しましょう。この辺は深く考えず、日本語で作ったものをベースに英訳するくらいで大丈夫です。最後はエージェントに見てもらい、文法的な誤りや単語チェックをしてもらいましょう。

英語のレジュメがハードル高いからマッキンゼーは諦めようというのはもったいない発想です!といっても忙しくて余裕がない方もいらっしゃるので無理ない範囲で作成してみて下さい!

(2) 適性検査

この適性検査ですが、ここは少々厄介です。この適性検査はここ数年でテスト形式が変わり、Imbellusというマッキンゼーが独自に採用したproblem Solvingスキルを測るテストとのことです。Imbellusの構成は大きく以下の2つに分かれています。

・生態系構築ゲーム

・植物防衛ゲーム

これら2種類のゲームを合計70分間で解いていくというものです。

この適性検査ついての対策は別の記事にて公開していますのでそちらをご覧いただけたらと思います。

(3) 一次面接

一次面接はマネージャークラスの社員との面接(基本2人)になります。彼らの評価で最終面接に進めるかが決まります。

面接の構成は前半がビヘイビアー、後半がケース面接になっています。

ビヘイビアーでは主に以下のような質問がされると想定されます。

・困難に直面しながらも何かを成し遂げた体験は何か

・リーダーシップを発揮して何かを成し遂げたことはあるか

・今までで最もチャレンジングだった経験は何か

上記のような感じですが、マッキンゼーの場合は一つのエピソードについて深掘りする形式です。質問の内容は違えど、聞かれている本質はどれも同じだということを頭の片隅に置いておいて下さい。詰まるところ、「チームとして、何か困難を伴いながらも、自分なりにチームでコラボレートしながらチャレンジングな難しいことを成し遂げたエピソードを詳しく教えてほしい」ということです。自分なりに話せるエピソードを4,5個用意して、深堀に耐えられるように準備しておくと良いでしょう。

上記のような質問に加えて、コンサルを志望している理由やなぜマッキンゼーなのか、といった基本的な質問も飛んでくる可能性があるのでこちらについても準備はしておいて下さい。

後半のケース面接についてはマッキンゼーの公式ホームページに過去に面接で出題された問題が掲載しています。

ケース問題の解き方を一通り理解し、基本的なケース問題が解けるようになったらこの過去問を解いて対策することをおすすめします。マッキンゼーのケース問題はボスコンやベインと異なり、グラフ問題を出してきます。グラフの読み取りをさせて、そこから何かしらのインサイトを出せというお題が出されるのでその問題に慣れるためにも過去問を繰り返し解いておいた方がいいでしょう。

その他、計算問題も必須ですので簡単な計算はできるようにしておいて下さい。計算問題については他のケースでもフェルミ推定が出る場合があると思うのである程度慣れていれば対応できるかと思います。

基本的にマッキンゼーのケース面接は面接官との対話形式で進んでいきます。まず最初に資料を見せられ、例えば、

「売上が減少している要因ってなんだと思う?」

「他にはある?その他にも別の角度から考えるとない?」とか

「例えばこういう可能性は考えられないかな?」との投げ込みがあったりもします。

なので進め方としては面接官とうまくコミュニケーションを取りながら進める意識を持って下さい。面接官は敵ではありません、一緒のチームで働くマネージャーだと思って下さい。マッキンゼーはホームページにも掲載している通り、チームでのコラボレートをかなり重視する文化があります。面接官としては、この人と一緒にチームで働くことができそうか、という観点からも評価していますのでコミュニケーションを積極的に取ろうとする姿勢はむしろプラスに働きます。

(4) 二次面接(最終)

めでたく一次面接に通過することができたら次はいよいよ最終面接です。マッキンゼーでは面接は一次と二次だけですが、それぞれの段階で複数の面接官と面接するため会う人数で言えば他のファームとも変わらないと思います。各プロセスで複数の社員をリソースとして割いていることから、面接に進んでいる時点でかなり人数を絞っているかと思います。そして無事に一次面接を突破し、二次面接まで進めている人はごく僅かですので、自信を持って面接に臨みましょう。

二次面接ではマネージャークラスからさらにタイトルが上がり、パートナークラスの社員(基本的には3名)と面接をします。面接官がパートナークラスになるだけで、面接内容は基本的には一次面接と同様です。

前半がビヘイビアー、そして後半がケース面接です。前半のビヘイビアーについて聞かれることも基本的には一次面接と同様です。

そしてこの二次面接の鬼門はなんと言ってもやはり英語面接だと思います。

英語面接も他の面接と同様で日本語で聞かれたことを全て英語で聞いてくる、というものです。もちろんケース面接も英語で対応しなければなりません。

ケース面接も英語なんて!とお思いの方が多いかと思いますが、英語でも日本語と同様の形式で進められるということを考えると実は意外と対策しやすいとも考えられます。

なぜなら、面接官の英語が完璧にリスニングできなくてもある程度類推することが可能だからです。日本語のケースでは最初こういうことを聞いてきたなとか、その次は構造化するんだなとかそんなイメージです。そしてこの英語面接でももし聞き取れなかった場合や言っている内容が理解できなかった場合はそのまま何となくで返すのではなく、しっかり聞いて質問を確認しましょう。言語が英語に変わってもコミュニケーションは必須です。むしろ英語だからこそ積極的にコミュニケーションを取っていきましょう!

さて、一次面接と二次面接の選考概要をお読みになった方は既にお気づきかと思いますが、オファーをもらうまでに会う面接官は5人で聞かれる内容も同じ、、、つまり、語れるエピソードを5個用意しないといけないのか?ということになります。

ケース面接の対策はもちろん、前半のビヘイビアーで聞かれるエピソードの練り込みもしっかり対策するようにしましょう!意外とここでつまづいて後半のケース面接まで辿り着かない、というケースも結構あるそうです。エピソードを5個用意できないそうという人でも最低4個はあると良いですね。他の面接官に既に話したものでも良いと言われる場合もあるのですが、やはりエピソードは被らない方がグッドです。大きな成果をあげたものでなくても構いません。小さなエピソードでも良いので現職の経験を今一度思い出してみて下さい。

(5) おすすめの面接対策書

②の面接対策に入る前に、面接対策としておすすめの本をいくつかご紹介したいと思います。既に知ってる方も多い有名な本ばかりかと思いますが、やはりおすすめですので読んで損はないです(アフィリエイトリンクではないのでどのサイトから飛んでもらっても大丈夫です笑)。

コンサル業界全般に役に立つ王道の本ですが、「現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」と「東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」の2冊はケース面接の基本ですのでケース面接に慣れてない方向けにはおすすめです。これかよ〜知ってるよ〜と思っている優秀な方が多いとは思うのですが、ケース問題を解く場合のいろはが詰まっている良い本だと思いますので紹介させて下さい。

次はもう少し慣れきた方向けです。基本は一通り理解して、応用編にチャレンジしたい人におすすめなのが、大石哲之さんが書いた「過去問で鍛える地頭力」です。この本では過去に戦略コンサルの面接で出題された問題をベースに問題とその解答が掲載していますので、その解答方法も参考になるかと思います。ケース問題はある程度基礎が身に付いてきたらあとはたくさん問題を問くことで自分の引き出しをいかに増やしていくかの勝負になってきます。ぜひこの本でいろんな問題に触れてみて下さい。レベル的には基礎的なものから少しトリッキーなものまで幅広く掲載しています。

次は少しテイストが変わります。具体的なケース面接対策ではなく、面接官の頭の中を解説している本です。元マッキンゼーのビクターチェンという方が書いた本で、実際の面接時に面接官が考えていることやケース面接の進め方などが実際の面接時に起きる会話を交えて解説しています。面接の雰囲気がイメージしやすく、本番テンパって思考が停止した時にこの本に書いてあることを思い出せば、平常心が少し取り戻せるかもしれません。そんな感じの本です。こちらはぜひ一度読むことを強くおすすめしたい1冊です!

最後の1冊はこの本です。これはマッキンゼーを受ける人に是非読んでほしい1冊です。こちらも元マッキンゼーの伊賀泰代さんというマッキンゼーで採用に長く携わっていた方が書いたもので、マッキンゼーがどういう人材を欲しがっているのかを詳細に記載しています。ケース対策がバッチリで余裕がある方でもそうでない方でも、マッキンゼーを目指す方皆さんに読んで欲しい1冊です。

最後の1冊は面接対策のノウハウ本ではないですが、企業がどういう人材を欲しがっているのかを知ることは実はけっこう大事です。なぜなら、マッキンゼーなどのネームバリューがある会社だからといって特別な能力の人を欲しがっているわけではない、という当たり前の事実を知ることがとても大事だからです。

次は実際の面接で聞かれたことや私自身が実践していた面接対策を共有しようと思います。ここからさらに具体的な話に入っていきます。

※以降は有料記事にしましたが、あくまで私自身が実践していた主観的なものであることを理解した上でお読みいただけると幸いです。マッキンゼーの社員の方から正式に認められたものではありませんのでそこはご理解ください。

② 各選考フローでの対策方法

ここからは一次面接と二次面接を中心に、実際に私が聞かれた質問内容(ケース問題についてはConfidentialityの観点から一部ぼかしてます)と具体的な対策方法についてお話していきます。

(1) 一次面接:マネージャー×2名、各50分

1人目

前半:ビヘイビアー

「今までで最もチャレンジングだったことは何か、その時どうやって乗り越えて、何を工夫したか(2〜3分考える時間が与えられた後、面接官に対して説明)」

上記に対して適宜深掘り

・その経験の中で何が一番辛かったか

・誰を説得するのが最も大変だったか

後半:ケース

金融決済システムを展開する業者の売上減少要因の分析

ア:売上減少の要因について、極力MECEとなるように考えて分析

イ:グラフが与えられてそこから言えることを回答

ウ:計算問題

さらに問題があったかもしれませんが、時間が来たのでここで終了。

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